静スソ備忘録

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#487 狭路満載の広域街道 県道22号線[③:富士市区間]

皆様こんばんは。早速ですが、昨日に引き続き、静岡県東部の県道22号線の路線紹介をしていきたいと思います。自転車使用時に撮影した路線紹介では、今回が本当の最終回となります。これ以降の路線(国道含む)は全てドライブ時撮影のものとなります。本県道最終回 その3(③)は富士市区間です。
なおその1(①)は http://blogs.yahoo.co.jp/taka27_goldeel5_e233/55961270.html で、その2(②)は http://blogs.yahoo.co.jp/taka27_goldeel5_e233/55968248.html でそれぞれ紹介しています。接続する県道について、リンクはその1にあります。面倒ではありますが、Youtube(suso3135)の車載動画のURLもその1に記載されていますので、そちらでご覧下さい。


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【静岡ならでは】@富士市船津 吉原船津簡易局付近
富士市に入っても狭路はありますが、沼津市のように離合困難箇所は少ないので、だいぶマシになってきています。このような狭さでありながらも、沼津駅発の路線バス(根方線系統)も通っていまして、対向車の離合もさぞ大変な事でしょう。
そんな中進んでいると、工場近くの右側には、茶葉の畑がありまして、県内の道沿いにある光景は、もはや当然のようになっています。実際、根方街道の北西を走る県道24号線沿いにも茶畑があり、気象条件が揃えば、本県道同様富士山も見られます。


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【最後の立体交差】@富士市江尾(えのお) 新幹線ガード
東海道新幹線の高架はこの辺りが最後となり、終点の国道139号までは高架の北側を進む事となります。本県道においては三島市沼津市(西側)は南側、長泉町沼津市(東側)は北側を通っていて、新幹線の高架と度々交差している事が伺えます。少し南側に沼津線(市道 吉原沼津線)が並行していますが、そちらは本県道よりも広い道路(一部:県道バイパス)で、同じく立体交差しています。
この辺りはセンターラインはないものの、2車線道路相当で、困ることはありません。ただしあっという間で元に戻りますのでご注意を。


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【県道らしからぬ光景】@富士市江尾 江尾公民館付近
県道沿いには、民家が道路に迫り出していて、それらが両サイドにある事から、沼津区間ほどではありませんが、圧迫感が感じられます。はたから見ると市道のような生活道路ですが、生活感むき出しでも県道指定されているという違和感が感じられる事でしょう。
それにしても県道沿いに民家があるという事で、県の道路沿いという事では、土地の価格が普通のところよりも高いという事でしょうか。


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【民家密集地獄から脱出】@富士市中里・神谷 須津(すど)橋交差点
民家の密集地帯を抜けると、須津川が流れている須津橋となり、そのすぐ交差点で、東田子の浦駅方面の県道167号線(当地起点:そとば付き)と接続します。この辺りからはお店や工場の光景となりまして、センターラインありの道路も増えてきます。
「須津」という字ですが、「すつ」と読んでしまいがちですが、「すど」が正しいので、富士市民以外はこの地名を読み違えるのも無理はないでしょう。
※口頭説明となりますが、1.5km先には湧水スポットで有名な湧水公園・医王寺があり、いずれも県道すぐのところにあります。


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【謎の物体】@富士市比奈 興亜工業付近
県道76号線から900m進んだところに、写真にもある巨大な謎の物体があり、道路を横切っています。どうやら工場が両サイドにあり、具体的な製品は不明ですが、南北の建物を繋ぐ配管のようで、
会社名の「KOA」と書かれていました。
道が広くなっているので、この辺りは大型のトラックの通行・出入りがあるのも、決して物珍しい事ではないようで。
※約200m先では吉原駅方面の県道169号線(起点)との接続あり


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【工場が至近の街】@富士市比奈 デイリーヤマザキ前(左側:西比奈バス停)
コンビニ等のお店・施設が増え始め、如何にも県道らしくなってきました。この辺りは多少アップダウンを伴いますが、工場がすぐのところにあるので、言うまでもなく製造・工業の街 富士市ならではの事で、どこにおいてもそのようではあります。


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【交通渋滞の要衝】@富士市宇東川東町 無名交差点(左横:岳南鉄道 岳南原田駅)
岳南鉄道岳南原田駅まで下ってきた時の光景ですが、撮影時はもうすぐで日没となっていた為、向かいのセブンイレブンのところでは混雑し始めていました。丁度この交差点は、駅にも近く、また踏切も左折すぐのところなので、(時間帯により)列車往来の時は渋滞する事も少なくありません。
ところで岳南鉄道は一部区間ではありますが、本県道の近くを並行していまして、地元の主な交通路線としてはこの県道と岳南鉄道が挙げられます。
この辺りからは徐々にお店が増え、いかにも街らしくなってきますが、狭路も混在しているのでご注意を。

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【もうすぐ街中】@富士市今泉(1丁目) 一方通行出口
ここまで進んできますと、あと少しで街中となりまして、一方通行の道路も出てきますので、標識を見落とさないように進む必要があります。こちらでは県道24号線に出られますが、案の定一方通行なので、歩行者・自転車以外は富士市道(沼津線含む)で迂回せざるを得なくなります。撮影時は対向車があるので分かりやすいので、標識を見ずとも必然的に左折する必要があるのだと分かります。思うに正面は1車線分しかないので、間違っても進入する事はないはずです。
ちなみに自転車・徒歩の場合は、正面をスルー可能なので、順当に県道トレースが出来ます。

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【軽車両だけの特権】@富士市今泉(1丁目) 和田町交差点(右奥:業務スーパー)
撮影時は自転車で巡っていたので、車両一方通行の道を逆から突っ切ってきています。間違っても車・バイクは後ろから来る事はありませんので、自転車が車道にいても何ら問題ありません。このような光景は歩行者・自転車のみでしか見られません。
この交差点では県道24号線と接続していて、徒歩・自転車の場合、左折で吉原商店街、右折で今宮・大渕経由で裾野方面となります。

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【近いけど遠い】@富士市今泉(1丁目)・吉原(3丁目) 和田川橋上
和田川が流れている橋(名称:不明)は、丁度今泉と吉原の境目で、路面に注目すると、道の裂け目で地区境となっています。前者は手前(現在地:県道標識があるところ)、後者は奥なので分かりやすいかと思います。
その先を進むと吉原商店街ですが、この辺りは高い建物だらけで見えませんが、横断歩道すぐ先に飲み屋があるので、そちらから商店街となっています。
案内標識が一切ありませんが、信号まで来ましたら本県道は右折となります。ちなみに目安は、商店街内のくぼた園茶舗で、左折で県道171号線(吉原本町駅方面:終点)、直進で県道172号線(国道139号方面:起点)に接続しています。それにしても終点まで近くなってはいますが、市役所寄りなので、実際のところではまだ遠いような気がします。

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【ここは不案内】@富士市吉原(2丁目側) 無名交差点
吉原商店街(吉原本町通り)を少し進んだところで、指定方向の交差点となりますが、どうやら本県道はスナックの角を左折のようです。直前に案内標識・交差点内にそとばが無いので、道を知らない方は絶対左折しませんので、県道トレースの場合は地図・カーナビで確認しておく事を推奨します。
実際のところ、この界わいは大昔からの道路構造上、右往左往するルートが本県道となってしまったようで、何故このようなルートになったのかは謎でしかありません。

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【路地裏の道】@富士市吉原(2丁目側)
左折後は、完全に路地裏に入ってしまったかのようで、普通車同士の離合は難しくありませんが、県道という趣が全く感じられません。最低限の標識があるのでまだ良いですが、それ抜きではただの市道に過ぎません。
何ともノスタルジックな感じがある事から、①で紹介済みの三島市の笑栄通りのような雰囲気がありますが、こちらは三島市のような義理・人情といった感じは何一つも感じられないような気がします。
プリウスが通っている凸凹の箇所:下水道あり(暗渠:あんきょ の事)

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【辛うじての案内】@富士市中央町(1丁目)
数百メートル進むと、変則的な四差路となりまして、そとばの通り本県道は右折となります。こちらでは横の道が優先道路となるので、ご覧の通り、一時停止の必要があります。
思うにそとばが無ければただの市道と勘違いしていまうので、その区別の為にも、最低限のそとばが取り付けられています。青い看板やそとばが無い箇所がありますが、「お金がかけられない」や『景観重視』等の理由で、案内標識が全く無いところがあるようで、実際のところ一般市民目線で設置されているようです。

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【終盤で狭路】@富士市中央町(3丁目) 西仲町バス停
もうすぐで本県道も終わりとなろうとしていまして、センターラインなしの狭路ではありますが、対向車との離合は難しくはないので、沼津市区間よりはだいぶマシになっている事は目に見えています。
この辺りは市のコミュニティーバスが通っていて、大きさとしては路線バスよりも小ぶりなので、離合に困る事はありません。
正面に高い白の建物がありますが、十中八九市役所である事が分かります。終点はその近くという事でしょう。

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【最後の最後は狭路】@富士市錦町(1丁目) 錦町北交差点
見出しの通り、最後の最後では手狭な交差点となっていまして、こちらが終点で、国道139号(大月線)の交点となります。先ほどまでは市役所が見えていましたが、写真の中には収まりませんでした。
ちなみに国道側から辿っていくと、いきなり県道標識・路線のそとばがあり、わかりやすいでしょう。進行方向では車両での市町道・他県道迂回の回数が東端(三島市)から三回、逆方向では東端まで一回のみとなります。

以上で、長丁場の県道22号線の路線紹介は終わりとなります。25km超の長距離県道で、自転車で撮影・休憩しながらで4時間弱かかりました。Youtubeの某ユーザー動画によると、所要時間は車・バイクで約1時間程度かかりますので、県道トレース時はご参照下さい。
今回をもって、自転車使用時の県道紹介は終わりで、これ以降はドライブ時に撮影した富士宮の県道25号線で、主要地方道は最後となります。(一般県道:現在未定)