静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#272 旧東海道巡り(沼津→富士) 県道163号線

皆様こんにちは。今日はかなり久しぶりの晴れですが、週明けに雨の連続で、いまいち心が晴れないように思えます。6月までは昨年以上に雨が多いようで、少なからず地球温暖化の影響はあるのではないでしょうか。
今回は、旧東海道で旧 旧国1とされている静岡県道・県道163号線について見てまいります。旧国1の県道380号線よりは長くないので、全区間でのご紹介です。

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【県道163号 東柏原沼津線】
富士市の東柏原新田(県道380号富士清水交点)と沼津市浅間町(県道160号千本城内線交点)を結ぶ、全長約10.7kmの一般県道 東柏原沼津線です。今回撮影時は、沼津市側から西に進んでまいります。県道の車載動画は、4月15日より配信しています。こちらも是非ご覧下さい。
URL:https://youtu.be/17QIdnAP2Bw (suso3135にて:西行)
また、西間門以西の道路状況についての車載動画については、2016年8月21日より配信しています。併せてご覧下さい。
津市側は、浅間神社が起点(正式には終点)で、静岡県立沼津西高校の近くを通り、西間門(まかど)の交差点で、以前取り上げた県道380号線(以下、旧国1)とクロスし、本県道(163号線)は住宅街を分け行って、JR東海道線(踏切あり)に沿って進みます。国1の沼津バイパスとの接続箇所が幾つかあり、途中で県道3本(原駅付近:重複あり)と繋がっています。
道路は、路肩が皆無に近い住宅街の中を通る事から、周辺道路からの車両の出入り・自転車の通行で減速、場合によっては停止しなければならないので、交通量は多く、平日朝晩には大渋滞になるほどです。場所によっては、普通車同士のすれ違いがやっとの箇所があり、スピードがなかなか出ず、路面が凸凹で、舗装が中途半端のところも見られます。
沼津市富士市を結ぶ県道ではありますが、富士市区間は500mもなく、あっという間で旧国1に吸収されるように、本県道が終了(正式には起点)となります。

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【文句なしの交通量】@沼津市浅間町 浅間町交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、プレート下部は伏せています。
沼津市側はこちらが起点に相当し、県道160号線と反対側で直結しています。県道163号線は、最初に国道1号に指定された路線で、旧国1開通時はこちらが2番目で、沼津バイパスが現在の国1となっています。
それにしても交通量は安定して多く、沼津市内でも需要がある道路である事は間違いありません。

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【生活の足】
本県道では、この周辺住民の生活の足となる、蛇松(じゃまつ)緑道という歩道と交差しています。沼津駅南口から、沼津港方面に伸びていて、調べたところでは、沼津港から東海道線の建設資材の輸送に用いられていたとの事でした。もちろんの事、地元の方がウォーキングする姿も目にする事も出来ます。

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【複雑な交差点】@沼津市 市道(いちみち)町 西高入口交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、プレート下部は伏せています。
交差点は五差路(三島市国道136号 青木交差点:実質・沼津市国道414号 玉江町の交差点同様)で、必ずと言って良いほど信号待ちが比較的長く、場合によっては渋滞もあり得ます。大体車は直進か右折で、沼津駅方面に引き返す為に、斜め右折も可能となっていますが、120度近く折れ曲がるので、普通車までならば大丈夫です。(但し、お勧めは出来ない)
朝晩は沼津西高校の通学路にもなっている事か、横断歩道を自転車・歩行者が良く通り、原地区方面から通学する人は、この県道一本で利用している事もあるようです。
この先では少しの間、片側2車線となりますが、西間門の交差点までと短い距離です。また、旧国1(千本街道)と本線が交差する為、方向別の車線(前者は左・後者は右)となり、この交差点を過ぎてから左車線もしくは右車線に寄っておくとベターです。

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【指定方向にご用心】@沼津市 西間門交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、「沼津 580」以外は伏せています。
(拡大するとお分かりだが)
丁度同地区の交番が交差点で、旧国1と本県道が、「X」の字の如く交差するところです。
こちらからは、右折が出来ない為、旧国1(沼津駅・三島方面)に出る際は、手前(交番前)の曲がり角を右折する必要があります。指定方向の標識があるので、誤って右折していると、違反切符を切られ、¥7000の罰金を払う事となりますので、ご注意を。交番とはいえ、油断は禁物です。

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【まさに旧道】@沼津市 間門八幡神社
県道163号線は、別名「旧東海道」で、かつて東海道五十三次の宿場の通りであった事が伺えます。それが裏付けられているのが原駅周辺で、旧東海道巡り(散策も含む)についてのページでも、写真付きで具体的に紹介されています。
路面状況は決して良くなく、所々凸凹になっていて、やっつけで中途半端に修繕されています。また路肩が皆無に等しく、歩道も段差があるので、自転車が通る際は、車は徐行・黄色線をはみ出して回避せざるを得ません。

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【案内が乏しい】@沼津市松長
こちらからは県道164号(西椎路松長線)と接続していて、右折(逆からは左折)時はコンコルドの看板が手前となり、親切にも赤いラインが入っています。ただ、本県道側からは一方通行(国1からの車は片浜駅前経由で西友前に出る必要あり)です。
どうやら昨年4月に、横断する歩行者を巻き込んだ、軽自動車の甚大な事故が起こっていた事から、ラインのところにあった横断歩道が消滅しています。県道の案内がない事・右折困難という事では、致し方ない事ではありますが、せめて青い標識こそはあって欲しいですね。因みにカインズホーム手前でも、県道166号(石川一本松線)[=一本松バス停すぐ:アクセサリーショップ角右折]が接続していますが、こちらは更に分かりづらく、沼津市の道路と勘違いしやすいので、通行時は注意が必要です。

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【信号化された交差点】@西友楽市・JR東海道線 片浜駅 手前交差点
この交差点では、以前押しボタン式で、歩行者横断・片浜駅前の車両の通行が不便でしたが、信号が感応式タイプになった事により、安心して片浜駅からの出入り・歩行者や自転車の横断が出来るようになっています。
左折先は西友楽市(西友・100円ショップ「DAISO」・バーミヤン等)利用のみの専用道路で、旧国1への通り抜けは出来ませんので、ご注意を。

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【まさかの踏切越え】@JR東海道線(片浜~原間)の踏切
冒頭にもあったように、本県道は東海道線沿いに通っていて、踏切越えをする際タイミングによっては、列車通過待ちに出くわし、貨物列車の通過があると、長い時間を要することになります。なお踏切は後半にもう1回出現しますので、覚悟して通った方が良いです。

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【交通アクセスも整備】@沼津市 原交番東交差点・原駅入口交差点
この間の約400mでは、県道165号(原停車場線)と重複していて、各交差点からは県道もしくは沼津市道で、国1 沼津バイパスに出る事が出来ます。
但し、路肩が無いに等しい、手狭な道路が続くので、交差点を左折するにしても、歩行者・自転車には用心する必要があります。件の東海道五十三次の旧宿場は、原駅周辺にあります。
この先数100mは普通車同士の行き違いがやっとな幅となっている、狭路が待ち受けていますので、引き続き周りにも配慮する必要があります。

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【生活感満載の県道】@沼津市 原
原駅周辺の旧宿場を過ぎしばらくすると、幅の広い道路に変わり、交通の流れもこの辺りを境に変化します。
住宅地周辺には、コンビニがほぼ隣り合わせのように2箇所あり、走行中でも立寄りやすいところに位置しています。

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【ようやく大きな店へ】@沼津市 桃里
こちらからは、大型ホームセンターのカインズホーム・規模が比較的大きいオートバックスに繋がっていて、国1バイパスにも出る事が出来ます。
親切にも、カインズの入口を示す案内がデカデカで、県道走行中でも、目立って見えます。なおオートバックスへは、約100m直進しても、右折で入る事が可能です。

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【90°の曲がり角】@JR東海道線(原~東田子の浦間)の踏切
本県道は、この踏切を90°に左折し、渡り終えたらすぐ右折となります。当然ではありますが、大型車両も通行可能ですが、90°に曲がるのは相当困難ではないかと察します。見通しは良くても、踏切事故が起きやすいので、列車が往来していないとはいえ、油断は出来ませんので、くれぐれも注意です。
渡り終えるとすぐ富士市に入りますが、本県道の富士市区間はあっという間で終わってしまいます。

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【分かりやすい終点(起点)】@富士市東柏原新田 東柏原交差点
県道163号線は、旧国1(県道380号線)に吸収されるように終了となります。県道合流点は、大変分かりやすく、写真のラーメン屋(写っていないが)が目印となり、あまり需要はありませんが、左折で沼津方面に戻る事も出来ます。
交差点の名称に注目すると、日本語のみの旧式タイプで、少し見にくいようですが、富士市内でも旧国1のような県道(道路)の交差点には、このような名称プレートが取り付けられています。