静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#484 狭路満載の広域街道 県道22号線[①:三島市・長泉町区間]

皆様こんばんは。当ブログでは静岡県東部の県道の路線紹介していまして、通行の需要を考慮し、需要のある路線を展開しています。これまで主要地方道は自転車にて撮影してきましたが、自転車使用時の紹介は、今回の県道22号線で最後となります。なお主要地方道全体としては、富士宮の県道25号線(ドライブ時)が最後となります。(6/28 内容変更)
ちなみに、全線撮影していない路線(起点→終点:県内完結)、一部のみ撮影した路線は以下の通りです。(書庫の説明文にもある通り、全線が30km未満が対象)
・一部撮影の路線  :県道72号線・同88号線(こちらはYoutube向け)
・全線未撮影の路線:県道17号線・同24号線・同76号線(全線30km以上・大回り)
以上となりますが、県道25号線以外は再撮影・追加撮影(Youtube向け同様)は今後は行いませんので、予めご了承下さい。
前置きが長くなりましたので、本題の県道22号線の紹介に入らせて頂きます。車で走る前は(先述の通り)自転車で撮影していましたので、自転車利用時に撮影したものでのご紹介となります。
※今回より、路線紹介の回では、プライバシー保護の為、車のナンバープレートの一部を伏せさせて頂きます。これに伴い、これまで紹介済みの路線も、明らかに読み取れるものは全て編集し直してあります。

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【県道22号 三島富士線】
三島市谷田(やた)及び川原ヶ谷の国道1号バイパス交点から、富士市錦町の国道139号(大月線)交点に至る、全長26.8km(バイパス部分除く)の主要地方道 三島富士線で、当ブログで取り扱う県東部の県道では最長となります。2車線道路が確保されている箇所もありますが、大半はそれ未満の道路が多く、大型車両の通行は不適で、また禁止されている区間もあります。愛鷹(あしたか)山のふもとを通る事もあり、沼津・富士地区では「根方街道」と称されまして、実際沿線を経由する路線バスも通っています。沿線には工場や郵便局・銀行等の公共施設があり、昔から重要な路線とされています。
特に沼津市内は県道沿いに寺院や民家がひしめいていて、その中を通る事もあり、これ以上拡幅出来ないので、普通車(車幅:1695mm)同士・それ以上との離合が難儀になりやすく、その退避スペースが一部箇所にあります。その為、沼津バイパスを除き、30km/h制限となっています。
全ての区間で言える事ですが、歩行者・自転車以外進入禁止等の箇所があり、車両は一旦迂回して入り直す必要がありますのでご注意を。(詳細は各説明内にて)
なおYoutube(suso3135)では一部区間(約10km)ではありますが、東行の車載動画を配信していますので、是非ご覧頂ければと思います。
(URL: https://youtu.be/tY2LNAkufE8=県道164号線交点~県道21号線交点)

起点:三島市谷田・川原ヶ谷 国道1号 三島・塚原バイパス 谷田東小山交差点
終点:富士市錦町 国道139号(大月線) 錦町北交差点
重複:国道1号 沼津バイパス(江原公園~西熊堂間:100m)
接続(起点から順に:起終点以外)
~国道~
国道246号 (裾野バイパス)・国道1号 (沼津バイパス)
~県道~
県道21号 (三島裾野線)・県道143号 (三島田町停車場線)・県道145号 (沼津三島線)
県道144号 (下土狩徳倉沼津港線)・県道87号 (大岡元長窪線)及び県道394号 (沼津小山線)
県道167号 (須津東田子浦停車場線)・県道76号 (富士富士宮由比線)
県道169号 (吉永吉原停車場線)・県道24号 (富士裾野線)

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【一瞬、並走状態】@三島市谷田(やた)・川原ヶ谷 起点150m先
国道1号から入ると、数百mの間は国道との並走状態となりますが、それもあっという間で右カーブとなり、沼津バイパスの江原公園交差点までは顔合わせする事が無くなります。三島市街から見ると、この辺りは高い丘陵地となっているので、この先は下り坂となりますので、速度には注意が必要です。

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【無駄に広い橋】@三島市川原ヶ谷・日の出町 新町橋
下り坂が一段落しますと、平坦な道となりまして、少し進みますと、三島地区を代表する河川・大場川が流れている新町橋となります。設計としましては、歩道付の2車線道路で、その割には車道がかなり広く感じられます。歩行者の安全を考慮しますと、さすがに4車線とはいかないようで。
ちなみにこの先では4車線並みの設計ですが、それも三嶋大社直前までで、本県道の実運用は2車線となっています。

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【メインストリートへ】@三島市大社町 三嶋大社有料駐車場前
3枚目の橋を過ぎまして、大社前まで来ますと、途中で分かれ道がありまして、こちらは国道136号の旧道(旧136:三島市南二日町~)にあたる旧下田街道です。大社が近い事もあり、こちらの大社付近の通りは門前横町となりますが、歩行者・自転車等に限り進入可能となっていますので、車・バイクで通る場合は注意して下さい。
なおこの分かれ道の後では、案内標識にもある通り、大社町西交差点で県道21号線と交差しまして、左折で函南・下田方面、右折で裾野・御殿場方面に出る事が出来ます。

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【三島一の大通り】@三島市中央町 三島大通り(旧東海道)
この辺りは、市内で最も栄えている大通りで、またの名で旧東海道とも称されています。なお旧東海道は起点から続いています。この通りでは特にお盆の夏祭り(夜店屋台・お神輿[みこし])で相当盛り上がり、この時は歩行者天国と化すので、開催時車両(自転車含む)は通行禁止となります。
この大通りは三島広小路駅手前(伊豆箱根鉄道)まで続いていまして、この間に田町駅入口交差点で県道143号線(左折:三島田町駅)と、三島市本町の交差点では県道51号線(左折:三島バイパス方面/右折:三島駅楽寿園方面)との接続があり、いずれも案内標識(看板かそとば)が付いていますので、迷う事なく右左折可能です。

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【交通渋滞必須箇所】@三島市広小路町 三島広小路駅
三島広小路駅付近は、伊豆箱根鉄道との平面交差(踏切)、前後の横断歩道がボトルネックとなっている為、本県道では交通渋滞が最も起きやすくなっています。この辺りは改良予定が無さそうなので、この辺りを通る時は必ず渋滞に遭う事となるでしょう。
写真の箇所は踏切前で、踏切から先が県道145号線(当地終点)・新道となります。ただ本県道は右折といきたいところですが、踏切前と言う事もあり、歩行者・自転車等以外は右折禁止なので、車両は踏切を越えて145号線(旧道)・三島市道 川原ヶ谷八幡線(新道)で迂回し戻る必要があります。

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【ノスタルジックな光景】@三島市広小路町 笑栄(しょうえい)通り
踏切手前の路地に入りますと、昭和時代のノスタルジック漂う、笑栄通りに入ります。道路規模・県道標識有無からし三島市道ですが、実際これでも県道として指定されています。義理と人情が感じられる商店街で、昔からのお店も多く、途中では生活道路を介して、名水百選の源兵衛川に出る事が出来ます。
当然ながら一方通行ではないので、ご覧のように1.5車線程度の狭さでも、対向車はありますので、離合時は歩行者・自転車には要注意です。

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鉄道路線三連続】
三島~長泉間で鉄道路線を三度パスする路線は、この県道が唯一(三島~裾野間では県道21号線でJR3路線)となります。伊豆箱根鉄道JR東海道線東海道新幹線の順にパスしていくわけですが、その中でも東海道線は一番の鬼門となっています。
<8枚目>
伊豆箱根鉄道の土狩(とがり)踏切(三島~三島広小路間)で、踏切先からは長泉町となります。この辺りが市町境と言う事もあり、その先すぐでは境川が流れています。
<9枚目>
東海道線の土狩街道踏切(三島~沼津間)で、手前では県道144号線(当地起点・本県道:左折のみ)と接続していますが、反対側から進む場合は踏切すぐと言う事もあり、車両は右折が禁止されています。
踏切に掛かってしまう事も決して少なく無いようで、両方向で列車が通過している事もあるので、信号付の交差点以上に待つ事もザラではありません。また東海道線は遅れが発生しやすい事もあり、一度引っ掛かると立ち往生で大渋滞になる事もあるようで・・・
<10枚目>
東海道新幹線の高架(三島~新富士間)で、ガードとしては長い方に当たるので、この辺りには新幹線の車両基地(留置線)があるようで。ガード内は昼間でもかなり暗く、先の信号機が見えづらいので、信号に気づきにくい事があります。

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【モンスター級の交差点】@長泉町下土狩(しもとがり) 一番亭手前
新幹線のガードすぐの交差点は、かなり複雑となっていまして、東海道線の踏切の後でも渋滞・混雑が続く場合があります。四差路の交差点が三つと、合計十二差路(進行方向:車両は11通り)で、信号が全て連動しています。その為、通常の交差点よりも信号の待ち時間が長いので要注意です。

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【長泉の繁華街】@長泉町下土狩(正面:服飾雑貨の扇屋)
JR御殿場線下土狩駅周辺は、近年の土地開発により街並みが、一昔前とは大きく変わっています。左折で下土狩駅・コミュニティセンターに、右折で長泉わくわく祭りでお馴染みの大いちょう通り(長泉町道)に出られます。
この辺り、東海道線(国府津~沼津間:熱海経由)の開通前の事ですが、その時に三島駅があり、伊豆箱根鉄道が延びていました。ところが開通後、東レ工場付近に三島駅が移転となり、それに伴って伊豆箱根鉄道のターミナルが現在の三島駅に移った為、現在は下土狩駅に改められています。なお駅構内には三島駅へ通じていた線路一部が残っていて、今もなお廃線の跡形が残存しています。

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下土狩(しもとがり)の下町】@長泉町下土狩 下土狩駅前通り(土狩街道内)
一見町道のようにも見えますが、こちらも県道となっていて、9枚目以降から土狩街道が続いていて、更にこの辺りでは下土狩駅前通りと称される事もあります。
こちらには、コロッケが代名詞の精肉店「ごとう」があり、町内では大好評・名物となっています。当方の母方の実家に縁があり、小さい頃から良くお世話になっていて、実家に寄った帰りに立ち寄った事は今でも忘れられません。またこの辺りは、以前ローカルテレビの番組の取材があったところで、この通りが県道であると知るまでは、ただの生活道路としか思っていませんでした。

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【ややこしい踏切】@長泉町下土狩 鮎壺踏切手前
御殿場線の鮎壺踏切前後は、信号制御がアダとなっていて、手前から渋滞から日常的に発生しやすくなっています。通行した経験上、特に平日夕方が酷いようです。
旧国道246号の県道87・同394号線に出られますが、踏切作動による信号がネックなのか、右折車両が出ると、場合によっては後続が詰まりやすくなります。更に町道側が優先道路・県道側が一時停止なので、曲がるにも相当苦労します。
なお反対側から進む場合はT字路にポールが立っていて、右折禁止となる為、町道への迂回が必要です。

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【久々のセンターライン】@長泉町下土狩 牧堰(まきせき)橋手前
曲がるのに大変な交差点直後は道が広くなり、長泉町沼津市の境に当たる、黄瀬川の牧堰橋の先まで、このような状態です。この辺りには市町境を示す標識が無いので、気が付かない間に沼津に入っていたと言う事もしばしばです。写真には写っていませんが、ちなみに左側には軽自動車の検査・登録所があり、管轄は静岡県東部・伊豆で、こちらはギリギリ長泉町に位置しています。
牧堰橋から先は沼津市区間となり、県道の本性である本格的狭路の始まりです。
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