静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#330 熱函道路から反射炉へのアクセス路 県道136号線

皆様こんばんは。明日で6月が終わりとなり、2015年の折り返し地点となります。年齢を重ねるにつれ1年の経過が徐々に速くなっているような気がします。
今回は、熱函道路(県道11号熱海函南線)回りで韮山反射炉(入口)へ至る、県道136号線を見てまいります。
県道141号清水函南停車場線同様、あまり需要がなさそうに思えますが、実は静岡県伊豆の観光地へアクセスする道路の役割があるので、反射炉のイコモス世界文化遺産への登録見通しもあってか、ある程度の交通量となっています。
【追記】
Youtube(suso3135)にて県道174号線・県道405号線の車載動画を、29日より配信していますので、是非ご覧下さい。

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【県道136号 函南停車場反射炉線】(5月撮影:自転車利用)
~概要~
田方郡函南町JR東海道線 函南駅から伊豆の国市の中(地名)を結ぶ、全長11.6kmの一般県道 函南停車場反射炉線です。標高差は60mで、ところどころで市道並みの狭路が出現し、住宅街・田畑の周りを通る事がほとんどです。県道141号線(清水函南停車場線)・県道144号(下土狩徳倉沼津港線)同様、地元の方しか走らないであろう道と云えましょう。
~経路(注意事項も付加)~
1.熱函道路の函南駅入口までは、県道135号(田原野函南停車場線)と重複し、一時的に県道141号線を見ながら進んでいきます。
2.函南町役場前の岐れ道という交差点までの約1.5kmは、熱函道路と重複し、長い下り坂が続き、同交差点で曲がります。(当ブログでも紹介した柏谷横穴群[公園]、国清寺はこちらより)
3.住宅街・田畑が広がる狭い道路が続き、対向車との行き違いには注意が必要です。道路沿いには、温泉・宿泊施設がひっそりとしたところにある為、穴場スポット巡りで通るには良さそうです。ただし途中で伊豆の国市道と接続していて、右左折があるので要注意です。
4.伊豆スカイラインに通ずる市道と交差し、暫く直進すると、県道132号(韮山反射炉線)とぶつかり左折し、300mほど重複後、反射炉の駐車場入口でこの県道は終わりです。
お待たせしました。この県道の車載動画Youtubeで2016年1月8日より配信となります。


起点:田方郡函南町 桑原  函南駅
終点:伊豆の国市 中(なか) 県道132号線交点
接続:県道11号線・県道135号線・県道133号(韮山韮山停車場線)・県道132号線

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【他県道か?】@函南町 平井
冒頭にあるように、初めのところでは、県道135号線と重複しています。最初から狭路という事で、対向車(普通車同士)との行き違いがやっとのところです。標識では135号線のみですが、本県道も含まれています。
途中で眼下に見える県道141号線がチラッと見え、この先の函南駅入口の交差点では、急な坂が現れる為、速度低下には注意が必要です。自転車で上るには少々きついかもしれません。

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【熱函道路へ】@函南町平井 函南町入口交差点
どちらに曲がっても熱函道路ですが、本県道は役場方面へ右折となります。
これより1.2km先までは、熱函道路と重複しますが、あっという間です。(この間:熱函道路の回で紹介済み)
交差点先は、2車線道路でも狭い上、歩道が無いに等しいので、走行時はご用心を。

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【交通分岐点】@函南町平井・仁田(地区境) 岐れ道交差点
伊豆縦貫道・国道136号 三島・沼津方面と本県道 韮山方面への分かれ道は、函南町役場が目印です。
4差路の交差点は、他箇所と変わりませんが、信号の周期が長く、右折車両は少し大変になります。
その代わり手動でのアイドリングストップ(機能非搭載で可能な車両)が出来るので、燃料節約にはなるかと思いますが、信号が青になって発進が遅れるという事にならないよう注意です。
以下の観光スポット(名所)は左折ですので、お間違いのないように。(左折後:交通量減少)
柏谷横穴群(左折後400m先で右折)・畑毛温泉(左折後2.3km先で右折)・国清寺(左折後3.4km先で左折)

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【一気に降下】@函南町 平井・柏谷(地区境)界わい
閑散とした住宅街の中を抜けていきますが、少しは上りますが、この辺りより標高を一気に下げる急坂が出現し、一時的にアップダウンを伴います。短い距離で20m近く標高が下がります。
またカーブも伴うので、スピードの出過ぎ・対向車との正面衝突には、十分注意して進んでいく必要があります。
小中学校の通学路でもあるので、歩行者・自転車にも注意です。

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【県道唯一の河川】@函南町柿沢 新畑毛大橋(柿沢川)
県道で唯一の一級河川・柿沢川の橋を渡ると、進路は南に変わります。函南町内では来光川に並ぶ大きな川です。
周辺には地元の公園があり、柿沢川の湧水・花は知る人ぞ知る穴場で、ぶらり散策にはもってこいです。

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函南の秘境】@函南町畑毛 畑毛温泉周辺
函南町の比較的奥地に温泉の名スポット・畑毛温泉があり、実は首都圏から来るという方も少なくありません。ひっそりとした所にあるのか、あたかも秘境に訪れたかのようで、温泉好きでも知る人ぞ知る穴場です。
道路沿いには、堂々と畑毛温泉の巨大看板が建っていて、地元民以外も是非立ち寄って欲しいという事が、しみじみと伝わってきます。

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【狭路の戦い】@伊豆の国市 奈古谷(なこや)界わい
依然と狭路続きで、通るにはかなりしんどい中、函南町から伊豆の国市のエリアに入ります。この辺りは伊豆の国市になる前は、韮山町でした。
普通車同士の行き違いが精一杯にも関わらず、トラックも通るとなれば尚更です。山近くとあってか、道路の拡幅すら出来ないのが現状です。
50m先には知る人ぞ知る宿泊施設があり、このようなところにある事に愕然するのも分かります。

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【右往左往する県道】@伊豆の国市 奈古谷界わい
相変わらず右折したり、左折したりの道が続いていて、伊豆の観光スポットが徐々に近くなってきています。
丁度この角で、国清寺(伊豆版お遍路巡りの15箇所目)は狭い市道へ左折、江川邸は道なりに90°右へ南下となります。反射炉方面は黒のエスティマが曲がる方向に進めば正解です。
本県道はほぼ直角に曲がる為、注意しないと対向車との出会い頭事故になりかねない為、オレンジの反射板に意識し、曲がる事の出来る速度まで落とす必要があります。
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この先は田畑が広がるのどかな光景で、快走出来る道に変わり、今度は進路を西に変えます。ただし、ところどころで横断歩道(信号なし)・周辺道路が頻発するので、くれぐれもご注意を。

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【ややこしい曲がり角】@伊豆の国市 韮山多田界わい
県道の方向を示す標識がなく不案内ですが、観光地の案内標識が見えるところで左折となります。
間違って直進して、市道へ抜けていくと、伊豆箱根鉄道 原木駅・国道136号へ出ますのでご注意を。
それにしてもこの県道、大回りで通っているのか、曲がる回数が多く、とんでもない所に来たという事も無きしもあらずなので、地元でない限りは、素直に国道等の大きい周辺道路を通った方が良さそうです。
本県道は、写真の軽自動車が曲がってきた方向へ進めば正解です。

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【県道は終盤へ】@伊豆の国市 韮山山木・四日町(地区境)の交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、「沼津 501」以外は伏せています。
この交差点で、伊豆スカイライン・いちご狩りセンター・江川邸方面は左折、国道136号方面は右折です。
長かった県道ももうすぐで終わりで、すぐ先で県道133号線と接続し、終点まではゆとりのある2車線道路となります。
撮影時は、交差点先で歩道の改良工事が行われていて、反対方向では少し車が通りづらい状況でした。

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反射炉への入口】@伊豆の国市 中 県道132号線交点
韮山反射炉の入口の曲がり角を左折し、県道132号線と300mほど重複後、反射炉の駐車場手前で終了となります。
長丁場の紹介となりましたが、伊豆縦貫道・函南駅方面から反射炉へのアクセス以外にも、伊豆の観光スポットへのアクセスの時にも、間違いなく通るので、少なからず需要があるのではないかと思います。