静スソ備忘録

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#633 中央東線特急車両の世代交代 E351系→E353系

皆様こんばんは。明日はJR各社のダイヤ改正の日という事で、引退車両や新駅開業が何かと話題になっていようかと思います。特に注目するところは、JR東日本中央東線の特急列車の新旧入れ替わりでして、同路線でどれ程の影響を及ぼすか気になるところではあります。

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【平成の振り子車両ーE351系】@八王子駅4番線(特急スーパーあずさ号:全列車停車駅)
平成の時代を駆け抜ける『スーパーあずさ』号の顔であるE351系ですが、明日のダイヤ改正以降は、定期運用で完全離脱となり、波動運用になる事なく、近いうちに廃車される事が確定しています。
中央本線は急曲線が多い事から、[E20]中央自動車道との競合となり、スピードアップが求められる為、車体傾斜は自然ばね方式で傾斜角度は5度でありながらも、新宿〜松本間で2時間30分(最速:11号・18号)を誇っています。
25年以上経過している事から、車両の老朽化が目立ち、乗り物酔いする乗客が少なからず発生していた程でした。

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【イメージ刷新ーE353系】@新宿駅10番線(特急スーパーあずさ号:始発駅)
中央東線の新エースとなるE353系ですが、昨年12月下旬から限定運行を開始しています。見た感じでは外見は成田エクスプレスでお馴染みのE259系、車内は常磐線特急のE657系を足して2で割ったいいとこ取りの新たな特急電車です。明日のダイヤ改正以降は、全てのスーパーあずさ号がこの車両となります。
E353系はE351系とは全く正反対の要素を持っていまして、車体傾斜は空気ばね方式で、従来の傾斜角度5度から1.5度に緩和されていて、動揺防止のフルアクティブサスペンション搭載により、乗り心地を改善させています。また車内案内はフルカラーLEDとなり、設備としましては全席コンセント・大型荷物置き場・防犯カメラの設置がなされる等、充実感がまるで異なります。
現時点では、まずスーパーあずさ号向けに投入となり、しばらくは『あずさ』号・『かいじ』号を担うE257系と共存する事となります。いずれはE257系が東海道線の『踊り子』号に転用が確実視されている為、こちらも置き換えとなるようです。予想としまして、E353系統一完了後、常磐線特急にならって『あずさ』・『かいじ』となるものの、こちらは行き先で愛称が変わるものと見ます。
※この車両についての詳細(記事)は後日投稿させて頂きますのでご期待を。