皆様こんばんは。静スソと申します。
今日はJRダイヤ改正の前日でして、今日で最終運行となる列車も存在します。新幹線では700系(山陽新幹線ひかり441号)、特急列車ではJR東日本251系(スーパービュー踊り子10号)です。前者ですが、去る8日(日)に実施の東海道新幹線内ラストランが、コロナウィルス感染拡大の影響で取り止められ、(当方としては)3年半前に間近で目撃した(模型サイズの)ドクターイエローが最後でした。
さておき今回の記事は、後者(特急スーパービュー踊り子号)についてです。つい3日前(雨天時)ですが、民営化後車両としてはE261系(サフィール踊り子号)に置き換え前の最後に目撃・乗車した次第です。なお今回は普通車乗車の為、グリーン車内の写真はありませんので、予めご了承を。
【平成に活躍した観光特急】
熱海駅の改札口(在来線側)にもありますように、スーパービュー踊り子号は1990(平成2)年から運行開始した、伊豆方面の観光特急列車(定期列車)で、今年2020(令和2)年で30年目という節目となります。丁度平成の時代まるまる駆け抜いた列車と言っても遜色ない事でしょう。
ところで251系(定期列車として)は1日3往復(平日)で東京・池袋～伊豆急下田間のスーパービュー踊り子、新宿～小田原間のライナーで、湘南エリアの列車では、一際目立つ存在でありました。
【いつもよりリッチな移動】
熱海～横浜は、東海道線(JR東日本)で肝心の区間で、青春18切符のシーズンの中、(ようやくと言って良いほど)念願の東海道の特急(普通車指定席)に乗る事が実現しました。今回は18切符使用ですが、在来線でも特急(一部除く)は対象外の為、余計に￥3,100(乗車券+指定席特急券)追加となります。せっかく優等列車に乗るからには、座席は窓際(今回：7号車7番A席)が良いに決まっています。
ご覧のように、全車指定席のスーパービュー踊り子号は同路線の特急でも格上の存在という事もあり、特急料金はA特急扱い(踊り子号はB特急)です。とは言うものの、熱海～新横浜間の新幹線自由席利用でも同額(横浜線乗継で横浜迄でも同様)で、この区間では景色であれば在来線、時短であれば新幹線を選んだ方が良さそうです。
【まさにスーパービュー】
2階建ての10号車(普通車)ですが、東京行は運転台側(伊豆急下田行はデッキ側)の座席が広い事にお気付きでしょうか。経緯としましては、登場時、隣の9号車と合わせ一部ボックスシートでして、ライナー運用時に相席が予想されるリスキーな点が生じる事から、2002年のリニューアルでリフライニングシートに改められました。それにより、各階段前の座席は広くなっていて、グリーン車(1・2号車)に匹敵する快適さが得られます。
10号車は同年のリニューアルで、お得な座席が誕生していまして、東京行は荷物置場すぐの山側4番のC(通路側)D(窓側)・海側5番のA(窓側)B(通路側)、伊豆急下田行は山側の9番のCD・海側の10番のABです。丁度窓枠に収まる造りでして、他座席よりワイドな眺めを楽しめます。ネット上では記載があまりないようで、知っておいて損はないはずです。
【親子連れにはもってこい】
10号車の1階には、子供たちが楽しく過ごせるよう、キッズスペース(プレイルーム)が設けられています。スーパービュー踊り子号以外にもありますが、2階建て車両付の特急列車としては唯一で、2階の展望席とは螺旋階段で行き来出来ます。
番外編となりますが、次期ダイヤ改正より、冒頭で述べた通り、251系はE261系に置き換わり、愛称がスーパービュー踊り子からサフィール踊り子に変更されます。また一部の踊り子号がE257系に車両変更となります。その為、熱海駅のホーム乗車口にはE257系(踊り子号)・E261系(サフィール踊り子号)・651系(伊豆クレイル号)専用の表示がなされています。
冒頭から8枚目の写真は、熱海駅2番線に到着する特急踊り子107号(伊豆急下田行)です。同列車は改正後、付番方法が変更(定期：1～、臨時：51～)され踊り子7号で、185系10両からE257系9両に1両減車となります。
