静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#803 コロナ禍でのダイヤ改正(JR東日本編)

皆様こんばんは。静スソと申します。3月13日は(鉄道においては)、既に令和ですが、新時代の幕開けとなる、JRダイヤ改正初日となります。因みに改正は、3月第2週が定例で、丁度季節の変わり目であったりします。

今日は雨天ながらの改正初日です。JRで最も変化が大きいJR東日本ダイヤ改正は、コロナ禍ならではの大改革目白押しといったところです。水戸線東北線(E531系)及び内房線外房線(E131系)の各ワンマン列車運行開始で、後者車両は今日がデビューとなります。JR東日本の主要路線でのワンマン運行は、昨今からの働き方改革が影響しています。そして忘れてならないのが、終電時刻繰り上げです。こちらは新型コロナウイルスによる生活スタイルの変化が関係していまして、コロナが収束しても元通りの回復にはなりませんので、現在の情勢に見合うものとなっています。

このダイヤ改正を機に、駅の新設・廃止、車両変更がなされています。駅については100年以上前からあった秘境駅赤岩駅(福島県福島市)は廃止、自治体・住民・企業が要望する請願駅・泉外旭川(いずみそとあさひかわ)駅(秋田県秋田市)は新設となっています。車両変更ですが、東海道線特急は185系(最長15両:一部自由席)からE257系(最長14両:全車指定席)に、五能線普通列車はキハ40系からGV-E400系(電気式気動車)となります。

この他に、東北・上越等の各新幹線は、上野~大宮での最高速度130㎞/hへの引き上げ、上越新幹線E7系追加と、令和3年の改正は概ね上向きなものです。


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【房総ローカルの新顔】@幕張本郷駅幕張車両センター付近(昨年12月14日撮影)

ダイヤ改正前の撮影ですが、E235系の地方版であろうE131系が、総武本線内房線外房線鹿島線で運行開始しました。千葉県内の内房線外房線の相互直通、ワンマン運行は、今回の注目ポイントとなります。後者については、無人駅からの不正乗車防止・安全確認が目的という事で、列車内には防犯カメラが取り付けられています。

E131系は、209系とは異なり、ドアの横の半自動ボタン・案内表示器(LCD埼京線E233系と同じセサミクロタイプ)・山手線E235系のようなフリースペースがあり、地元住民にも利用しやすく、バリアフリーにも対応した列車となっています。


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【Welcome to いずっぱこ

上:熱海駅に到着する特急踊り子1号(NA-08編成:2月11日撮影) 

下:修善寺で一休み中のE257系(NC-31編成[試運転]:10月20日撮影)

E257系は、昨年ダイヤ改正から2往復(土日祝日は3往復)が先行充当していましたが、(特急では)12日の踊り子20号をもって185系の定期運用終了に伴い、踊り子号の全列車がE257系となります。これにより、自由席の廃止、全てのトイレの洋式化、同車両の修善寺乗り入れ(10号車~14号車として)がなされるようになりました。

この為、冒頭にもありますように、車両切り離しがある、踊り子3号・8号・13号・16号では、JT01東京~JT21熱海では最長14両で、9号車・10号車には貫通扉があるものの、乗客の通常時の通り抜けは出来ない事になっています。今回の車両統一で、踊り子号の最高速度が120㎞/hに引き上げられ、既にE257系の4号・15号はJT04川崎駅・JT07大船駅が停車駅に追加され、18号を除き増停車となります。f:id:suso3135:20210314094604j:image

同じ特急となりますが、15日(月曜日)からは、湘南ライナーから代わり、特急湘南号としての運行が開始されます。それに伴い特急料金は、ライナー券比で実質値上げとなりますが、座席指定で並ばずに乗車可能で、心に余裕が出来ようかと思います。

因みに踊り子号・湘南号は、えきねっとでの事前予約がお得で、特急料金が期間限定で¥300引きとなります。なお後者ですが、前の記事にもありますが、湘南15号の東京発22時の設定により、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号の発車時刻が21時50分に繰り上げとなっています。