静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#815 Withコロナ 18きっぷで首都圏へ(令和2年12月)

皆様こんばんは。静スソと申します。

ゴールデンウィークが明けてはや1週間、感染者数の増加に歯止めがかかりません。先週に、緊急事態宣言が愛知県・福岡県にも発令されましたが、クラスターや変異株感染の発生、重症患者(若年層含む)の増加も少なからずで、北海道・岡山県広島県も宣言発令対象(当初はまん延防止措置の対象であったが、急遽変更)となりました。それと同時にまん延防止措置の対象も拡大していて、群馬県・石川県・熊本県が追加となり、宣言発令地域を除けば、中部3県(三重・岐阜・石川)、関東4県(神奈川・埼玉・千葉・群馬)、西日本3県(愛媛・熊本・沖縄)の10県(5月14日時点)となっています。これも、コロナ慣れや不要不急の県外移動が仇(あだ)となった結果です。現に政府の判断のブレ・遅さがつけとなり、新型コロナによる自粛疲れが追い打ちとなり、終息は程遠いものです。

静岡県でも他人事ではありません。1日あたりの感染者数が100人クラスになる日が出てもおかしくない状況で、昨日(13日)は122人と、年明けの1月10日以来で、感染のレベルがステージ3(国の基準:県ではステージ5)に引き上げされました。観光や飲食で打撃が及ぶのはもはや不可避で、3密のうち1つでも回避が必要になってきます。大阪・北海道においては、重症患者の病床が満床になる事もあとを絶たず、最悪外国のような命の選別になりかねませんので、医療従事者を苦しませない為には、私たち一人一人の所作(行動)が鍵となります。

さておきまして、今日の記事と参ります。宣言発令前の昨年末に行った首都圏の18きっぷでの鉄道利用(首都圏路線対象)について振り返ります。


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【今となっては貴重な光景】

18きっぷシーズンで、1日¥2410で移動出来るという事で、時間の関係上、沼津経由で首都圏へ向かいました。熱海駅(JT21・CA00)からはJR東日本区間で、11時台の上野東京ライン普通列車で北上しました。湘南地域で言えば東海道線根府川~早川間の海岸に近いカーブは、鉄道写真の醍醐味といえる場所です。その光景も、見出しにもあるように、不要不急の県境跨ぎが出来ない現在においては貴重なものです。

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小田原駅(JT16)からは湘南新宿ラインの列車(12時台•特別快速)で横浜駅(JT05)まで向かいます。横浜から京急で川崎に向かうのが目的(この模様は後述)です。またよりによって普通グリーン車E231系でした。

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【主要関東私鉄のフラッグシップ!?】

横浜からは京浜急行線で川崎に向かいます。実は当方は京急の列車に乗るのは初でして、YouTube動画にもありますが、横浜~品川間は東海道線との競合で、時間・運賃でしのぎを削っています。とりわけ横浜~川崎間は120㎞/h走行で、中京でいう名鉄のような集客合戦の様相となっています。

今回乗車の列車は、京急の最上位種別の快特で、横浜を出ると川崎迄ノンストップです。新しい2100形ではなく、最古参の600形ですが、小田急線の通勤列車同様、車内ドア上部には液晶ディスプレイが設置されています。客室内ではウイルス対策がとられていて、安心安全の乗車が保証されています。

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【令和の今も健在】

JR川崎駅に相当する京急川崎駅(KK20)では、昔懐かしのホーム案内表示が撮影時点も稼働しています。大多数の駅は電光表示ですが、こちらは反転フラップ式表示で、令和の時代とは逆行しますが、JRにはない独特感がどこかあります。

京急川崎では、支線の大師線と乗り換え可能で、正月三が日の参拝で賑わう川崎大師(最寄駅:川崎大師駅KK23)や川崎競馬場(最寄駅:港町駅KK21)へのアクセスに重宝しています。

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【外国の味を日本で】@ラゾーナ川崎プラザ(川崎市幸区)

京急川崎から徒歩で、JR川崎駅(JT04)と直結するラゾーナ川崎(三井ショッピングパーク系列)へ向かい、こちらでお昼とさせて頂きました。勿論の事当初は、(緊急事態宣言発令期間外につき)県外移動は慎重にとの事であったので、感染対策を万全にした上で行動しています。特に飲食で感染につながりやすいので、食事以外の会話(お喋り:対店員も含む)時のマスク着用、お店の出入り時の手指消毒は、むしろ基本中のキです。

今回は、同施設4階のアジア料理店を利用し、タイでお馴染みのトムヤムヌードルとグリーンカレー(共に日本仕様にアレンジ)を頂きました。ハーフ&ハーフで、あまり量は多くありませんが、¥1500以下とリーズナブルで済みました。現在はコロナで海外旅行が出来ないので、日本にいながらにして、外国の料理を堪能するのもありではないでしょうか。

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【滅多に行けない東京】

川崎駅からは京浜東北線・山手線の電車で、新橋駅(JY-29・JK-24)へ向かいました。区間・時間帯によっては座れますが、主要駅の乗降はそれなりに多く、東海道線との並行区間は空いていない事も少なくありません。ところでご存知でしょうが、日中時間帯は京浜東北線は浜松町(JY-28・JK-25)~田端(JY-09・JK-36)間で快速運転の為、同路線通過駅利用の場合、山手線の電車に乗車する事となります。

途中高輪ゲートウェイ駅では、山手線E235系のトウ05編成(全号車新製)に、山手線電車内では、常磐線特急のE657系に遭遇しました。

緊急事態宣言真っ最中の東京ですが、とりわけ23区は感染状況が大変厳しいもので、当時行けた事からすれば、見出しにもあるように、現在地方からは、なかなか行く事は許されていないといえます。

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新橋駅(JO-18)からは総武快速線で千葉方面へ向かいます。その目的は、房総半島の新型車両E131系を目にする事で、SNS上の情報を頼りに幕張車両センターに近い幕張本郷駅(JB-34:千葉市花見川区)で下車しました。

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駅下車しますと、ロータリーに連接バスが停まっていまして、2019年の東京モーターショーで見たバスが、路線バスとして現実のものとなっていました。まさかこのようなところで、長いバスを見る事が実現するとは思ってもみずです。

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【令和のローカル列車・E131系】

ダイヤ改正の時の記事でも取り挙げています、房総半島の新型ローカル列車・E131系です。今年のダイヤ改正より、内房線外房線の南側区間鹿島線成田線等の、日中時間帯のワンマン列車の運行が開始されました。

改正前は209系で網羅され、安房鴨川で系統分断されていましたが、内房外房線の君津・上総一ノ宮以南の無人駅増加に伴い、ワンマン運行の後押しとなりました。また働き方改革に乗じ、新型コロナの影響という追い打ちで、末端区間の車両置き換えが、決定的なものとなりました。


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東京駅方面に戻る時ですが、既に帰宅時間帯で、列車内もだんだん混んで来ました。当然コロナ禍故に、乗客は以前よりも少なくなっていまして、やはりコロナの影響が強いようでした。

快速線側にホームドアがある新小岩(JO-23)では、置き換え対象のE217系(千葉行き)の停車中シーン、錦糸町(JO-22)付近では、ギリギリですがライトアップされた東京スカイツリーを収める事が出来ました。

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【少しでも密を回避】

品川駅(JT03)からとなりますが、密を回避するべく、湘南ライナー1号(現在の特急湘南3号に相当)で首都圏をあとにしました。2階建て車両ですが、コロナ前に5号で普通車両に大船(JT07)から乗車していますので、今回は藤沢(JT08)までは普通グリーン車、終点・小田原(JT16)までは普通車とさせて頂きました。湘南ライナー乗り納めの記事にもありますように、グリーン車モバイルSuica非対応ですが、向かい合わせで相席になりませんので、ひと安心といったところです。

まさか今回の列車の乗車が、緊急事態宣言発令前・ダイヤ改正前で最後となるとは思っていませんでしたが、かなり貴重な経験となった事は間違いありません。

小田原からは僅かな接続時間ですが、熱海行普通列車に乗り継ぎ、関東を脱出しました。現在は関東はまん延防止措置・緊急事態宣言発令で、とても行けませんが、コロナが落ち着いて来ましたら、南は東海道線の湯河原(JT20)・御殿場線谷峨(CB07)も、(通過含め)気にせず移動出来るようになる事でしょう。

 

※編集の都合上、21日12時頃に写真掲載・文章更新完了