静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#796 Withコロナ 鉄道版ホリデーパスで埼玉へ(令和2年10月)

皆様こんばんは。静スソと申します。

11都府県(関東1都4県+中京2県+関西3府県+福岡県)で対象となっていた緊急事態宣言ですが、病床使用率が改善された栃木県を除き、3月7日(日)まで延長となっています。ただ国会で採択された新型コロナ対応の特別特措法(今月13日施行)により、緊急事態宣言がない地域においても、時短要請可能となる『蔓延防止等重点措置』が適用され、昨年4月〜同6月と同様、店舗•施設の営業時間が前倒しとなります。感染状況が更に落ち着くまでは、同措置でも実質的には延長扱いです。

気になるGO TOですが、トラベルは引き続き運用停止、イートは都道府県により異なります。静岡県においては、テイクアウト•宅配を除き利用自粛が続いていまして、政府の感染状況がステージ2(漸増)にならないと再開出来ないとの事です。自粛となっていますが、意味合いとしては、禁止ではなく停止と解釈出来ようかと思います。自粛延長を受け、同県のイート食事券は6月末迄に期限延長となっていますが、運用再開時期が決まっていないのでは、本末転倒と言えます。

さておきまして、今日の本題ですが、宣言解除となった栃木県のお隣•埼玉県へ、昨年10月末ですが、鉄道で日帰り旅行して来た時の出来事です。前月の千葉方面と同様、JR東日本の休日乗り放題切符(小田原以南:通常の切符)使用です。今回の目的は特急踊り子2号のグリーン車乗車、川越の市街地観光です。当然ながら県外移動となりますので、手指消毒は場所関わらず、出来るところがあればその都度行っています。

なお今回の移動については、JR東日本区間のみ綴っています。


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【なかなか当たらないE233系グリーン】→乗車(JR東日本区間第1列車):快速アクティー宇都宮行(上野東京ライン)

今回はグリーン車メインで、熱海駅(JT21)から(出発駅:裾野駅)は普通列車グリーンで、¥580課金で小田原駅(JT16)まで向かいました。この時に当たったのがE233系(10両側)で、当方においては、首都圏へ向かう時は大体E231系なので、滅多にない機会と言えます。E233系E231系では、編成数が後者の方が多いので、共通運用となると致し方ない(前者に当たればラッキー)事でしょう。

普通グリーンですが、両車両の差異はそこまで大差なく、ドアのカラー帯の有無、行先の案内表示、座席番号の字体で異なるぐらいで、一般客では気付きにくいほどです。

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隣駅・湯河原(JT20)付近では、特急踊り子3号(185系15両)とすれ違いました。踊り子3号は、同13号と同様、後ろ5両が修善寺行(自由席:11・12号車)で、熱海で切り離しとなる定期列車です。その列車も2021年3月ダイヤ改正で、E257系に変更・統一され、全車指定席(自由席は消滅)となります。

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【贅沢とコスパの両立】→乗車(JR東日本区間第2列車):特急踊り子2号 東京行(185系12両)

小田原からは、2度目のJR東日本の休日おでかけパス使用で、土日祝日限定の踊り子2号(湯河原[JT20]・大船[JT07]・川崎[JT04]停車)に、品川駅(JT03)まで乗車しました。臨時列車のように思えますが、平日運休の定期列車です。

先ほどの普通列車に続き、グリーン車に乗車でして、普通車でも良かったのですが、何故グリーンなのかは、後述とさせて頂きます。

特急券にもありますように、お代は¥2000(通常期)で、グリーン代だけで見ると、普通列車グリーンの車内料金(+¥260)と変わらなくなります。

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熱海側は、日曜日は7両(OM編成)の為、グリーン車は4号車の1車両のみで、最古と言える座席(R27型)が特徴です。国鉄時代の雰囲気ある座席は、同7両編成3本(OM04・OM08・OM09)と、かなり貴重な存在です。

この列車ですが、踊り子号とはあまり馴染みなく、かつては高崎線特急の草津・あかぎ号メイン(現在は651系)でして、客室内は寒冷地仕様の為、振番は200番台となっています。その座席はふかふかで、N700Sのように倒すと同時に座面が上がる仕組みという事で、リフライニングシートでは最高傑作と言えるレベルです。

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グリーン車という事は、フットレストが備わっていまして、カーペット素材ゆえに、靴を脱いで寛げられます。小田原~品川までは普通車の約2倍の価格という事で、ペットボトルのコーヒーもプレミアム仕様をチョイスしてみました。

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【まさかのトップナンバー】→乗車(JR東日本区間第3列車):常磐線直通 特別快速 土浦行(上野東京ライン)

品川からは、常磐線普通列車(始発)で上野駅(JJ01)まで向かいました。グリーン車でも良かったのですが、松戸(JJ06)・取手(JJ10)方面は、上野までガラガラでしたので、一般車両(セミクロスシート側)でも十分でした。

今回のE531系は、前5両がトップナンバー(K451編成)で、乗務員室の扉上には、カメラと思われる物体があります。今後ですが、無人駅が存在する水戸線でのワンマン運行が、同車両で行われる為、その準備工事がなされています。

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【東北方面の玄関口】→乗車(JR東日本区間第4列車):高崎線直通 籠原

上野からは、高崎線宇都宮線普通列車で大宮(JU07)へ向かいました。始発ではない為に混雑が予想されますので、グリーン車に避難しました。よりによって、今回のグリーン車E231系で、4号車でも後ろ寄りに着席しています。

日暮里(JJ02)付近では、線路は複々線で、2枚目の写真左側は常磐線です。奇遇にも、上野方面の京成線のスカイライナー(AE)とすれ違いしまして、この辺りの乗り入れ路線は多いです。

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【大宮駅付近の光景】→乗車(JR東日本区間第5列車):川越線 川越行

大宮(JA26)からは、クロスシート車両から離れ、埼京線からの直通電車で、川越へ向かいました。観光込みで日帰り(夜10時まで帰宅)としたいので、高崎線宇都宮線で行くのは止めにしました。

大宮〜日進(埼玉県)間では、車窓から鉄道博物館がご覧になれます。同博物館付近には大宮総合車両センターがあり、東海道線の特急列車の拠点であり、当然ながら、新型車両の配給時はこの付近を通過しています。そう言えばですが、当方はコロナ前の5〜6年前の春に、山手線E235系のトウ01編成の配給輸送を、大宮駅7番線(宇都宮線高崎線ホーム)で撮影していたのを、未だに記憶しています。

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川越駅に着き、改札を出る前に、川越線80周年のポスターを目にしました。第二次世界大戦前に開業で、平成になる少し前に電化されたとの事で、ローカル路線車両が電車化したのが遅いとは、知る由もありませんでした。言うまでもありませんが、川越は関東の小京都で、蔵の街という事で、2枚目の右側写真ポスターからも、歴史が感じられます。

それよりも何故川越に来たのかと言いますと、埼玉県内の主要都市で、コロナ感染状況(訪問時点)が、大宮・所沢と比較して落ち着いていた事、前述の市内観光の為です。

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【アットホームな喫茶】@ハッピーブレッド トースト&コーヒー 小江戸川越店(埼玉県川越市)

お昼時でしたので、腹ごしらえとしたいところですが、観光地ゆえに、手頃な値段の飲食店があまりなかったので、パン専門店のカフェに立ち寄りました。こちらのお店は、JR川越駅から(バスと徒歩で)約10分ほどで、高級食パンを売りとしたパン屋兼喫茶店です。

この日はホットペッパーのGO TOイートキャンペーン期間でしたので、予約すればポイント加算となっていました。来店した日曜日で混雑するのかと思いきや、案外空いていました。当方はあんバタートースト(4分の1斤・ホイップ付)とミルクティーを頂き、それでも¥1000かからず済みました。

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【観光地は密寸前】

古くからの建物が建ち並ぶ、蔵の街という事で、鉄道駅から離れますが、日曜日ゆえ観光客で賑わっていました。神奈川県は鎌倉と同様に、飲食店のみならず、出店(でみせ)が点在していて、食べ歩きにピッタリのところです。関東の主要観光地ゆえに密集しやすい事から、感染リスクが高くなりがちです。食事以外は常にマスク着用でないとかなり困難に感じられる状況下でした。

先ほどのカフェに近いところに神社がありましたので、行ってみました。そちらの参道両端は足つぼとなっていて、参拝も出来ますが、歩き疲れた時のマッサージとしても重宝しそうです。

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先ほどのカフェでは物足らずという事で、蔵街沿いのコンビニで購入し、少し外れた川沿いで食事としました。お店が建ち並ぶところで食べ歩きするのでは、いつ感染となってもおかしくありませんので、三密回避としてこのように行動しています。

現に鎌倉では、感染リスクの観点から、観光地でのマスクなしでの飲食が、外であっても感染拡大になり得るという事で、食べ歩きを禁止とする事態に繋がりかねませんので、川越においても、いかにそれが危ない事なのかという事を思わせます。

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【意外なスポーツの開催地】

川越市では、2021年夏開催(コロナの影響で延期)の東京オリンピックのゴルフ競技が行われる地で、公共施設のみならず、道沿いにもそのポスターが掲示されています。ゴルフ競技は、蔵の街からしては想像付きにくく、実際は街の外れにある、霞ヶ関CC(2枚目は電車内[JR東日本区間第6列車(大宮まで乗車):りんかい線直通新木場行]から撮影)での開催が決定しています。

 

これ以降は写真にはありませんが、大宮からは熱海まで全区間普通列車グリーン利用でして、距離にして100キロ以上ですが、グリーン料金は¥800(土日祝日)でした。小田原まで湘南新宿ライン経由の特別快速(JR東日本区間第7列車)で、小田原〜熱海間は上野東京ラインの普通電車(JR東日本区間第8列車)で南下し、一気に快適に首都圏を脱出しました。

※2月13日12時頃更新・追記完了