静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#897 世代交代で引退する鉄道車両(新幹線・特急)

皆様こんばんは。静スソと申します。

今日(3月17日)は、(場所によるが)小中学校では卒業式となっている事がほとんどです。コロナ禍で卒業式を迎える方にとっては、大変な学校生活であった事を思いますと、(当方からすれば)リモート・給食時の黙食と、これまで当たり前であった光景とは異なっている事から、気の毒としか言いようがありません。

因みに、去る今月13日からとなりますが、マスク着用義務の緩和がなされていますが、(個人的には)流石に人が多く集まる施設・公共交通機関ではマスク着用はまだあっても良いように感じます。特にスーパーや医療機関においては、他人と接する機会が多く、その相手・もしくは本人が高齢の方は、まだまだ注意を要する事でしょう。

その話題はさておきまして、別れが付きまとう今月の事も乗じ、今回の記事は、世代交代で引退するJR路線の鉄道車両についてとなります。その中でも明日(3月18日)の同ダイヤ改正で、新たな車両に置き換わる対象のうち、新幹線・特急列車について取り上げて参ります。

 

~新幹線~

【東日本版700系・E2系】上:宇都宮駅にて(やまびこ号・17両時) 下:大宮駅にて(とき号・10両時)

見出しの通り、東海道新幹線で活躍していたJR東海700系の東日本バージョン・E2系です。上の写真は鉄道の日にやまびこ144号で乗車した時のもの、下の写真は今年1月末にとき326号で乗車した時のものです。

投稿日現在、E2系東北新幹線上越新幹線が活躍の場となっていますが、次のダイヤ改正で、E5系E7系以降の列車への置き換わりに伴い、定期運行から引退する事が決定しています。某Youtube動画にもありますが、同車両と類似した新幹線が台湾でも活躍していまして、新幹線が海外進出する礎となった事としても知られています。

しかしながら、E5系E7系の導入で、徐々にスピードアップの妨げになってきている事、また平成の時代からの車両で年季が入った編成もある事から、定期運用としては引退となり、今後は前記の車両に統一されます。

 

~特急列車~

【強靭なディーゼル列車も例外なし】上:美濃太田駅(CG07)にて 下:岐阜駅(CA74)にて

JR東海の非電化区間でないと目にする事が出来ない車両・キハ85系ですが、電車と異なり、自動車と同じエンジンで走行する、(当方としては)一目置かれた存在です。投稿日時点では、特急『ひだ』号及び特急『南紀』号として運行するキハ85系ですが、強力なエンジンを搭載していて、それゆえに東海道線の快速系統の列車と肩を並べるほどの高速走行が可能となっています。また多客時には独特な連結スタイル(俗に言う変態編成)が、鉄道愛好家には評判となるほどです。

しかしながら、車両の老朽化の事もあってか、とうとう後継のハイブリット車両であるHC85系に置き換わる事が決定していて、次のダイヤ改正で、ひだ号の全定期列車が、こちらに差し替わります。それと引き換えに、キハの時は先頭車両を予約すれば前面・背面の景色が楽しめましたが、HCとなりますと、それがなくなる分、N700S譲りの乗り心地向上・全席コンセント設置は、プラスと言えましょう。ただし一部編成については、京都丹後鉄道に譲渡・転属されますので、それを除きますと、もはや先は長くないでしょう。

 

【色々と酷使された特急電車】

タキシードボディーの愛称で、常磐線の特急『スーパーひたち』号でも活躍の場を持っていた事でも知られている651系ですが、見出しにもあるように、何かとこき使われてきた特急列車です。

先にもありましたが、始まりは常磐線の特急列車で、7両+4両で130km/h運転をするようになりましたが、それと引き換えに塩害・高速運転による老朽化で、現に廃車の編成が発生しています。一時期は一部編成(4両側)が観光列車『伊豆クレイル』号でも使用されていましたが、伊豆半島の潮風を受けた塩害で、結局のところ運行廃止・廃車となっています。また平成23(2011)年の東日本大震災でも、一部の編成が震災で行き場を失くし、普通電車として活用されていましたが、沿岸部を走行する環境柄、やはり廃車となっています。

投稿日時点では、7両側が高崎線の特急電車『草津』号・『スワローあかぎ』号が活躍の場となっています。国鉄時代に登場した185系より後で、バブル期に導入された列車ゆえ、車内外でLED表示がなされているものの、最初に最後で草津号に乗車した時は、ドア付近デッキは老朽が否めないものでありました。その651系ですが、次のダイヤ改正からは現在の踊り子号(E257系)と同じ車両に置き換えられ、前者は『草津・四万』号、後者は『あかぎ』号に変わり、全車指定席化されます。