静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#826 Withコロナ 踊り子号で下田へ (令和3年6月)

皆様こんばんは。静スソと申します。本題と参りたいですが、まずはこちらから。

明日(7/31)で7月が終わりとなるわけですが、陰りが見え始めました。緊急事態宣言が東京都・沖縄県の2都県でしたが、来月の初め(8/2)から終わり迄、首都圏3県(神奈川・千葉・埼玉)・大阪府が追加となります。まん延防止は5道府県(北海道・石川・京都・兵庫・福岡)で、こちらも同期間適用になります。全国的にも感染拡大の歯止めがかからない事態で、首都圏に限れば、30代以下の感染が半分以上で、とうとう東京都では3000人/日・神奈川県では1000人/日と過去最多を更新しています。今月の4連休(オリンピックがらみ)の人流増加も影響している事もありますし、テレビのニュースでも目にしますが、品川駅(東京都港区)付近の平日朝の人流が、そもそも抑えられていないので、これほど酷くなるのも納得出来ます。思う事ですが、感染は10日前の行動が鍵となっていまして、現在の感染対策にも限界がある事から、一人一人の行動・所作に係っていますので、改めて自身の行動を、原点に返って考え直す事が重要です。中等症以上の患者で、医療現場は想像以上に凄まじいので、医療従事者に対しては負担となっていないか、やはり再確認する必要があろうかと思います。

静岡県においても例外ではありません。(感染の)第5波のピークと思われる半年前の水準(第3波に相当)に戻っていまして、県東部での感染者が頻発していて、今月下旬には120人/日(県全体)で過去2~3番目となる日があるほどです。これまでは静岡市浜松市等の中西部地域が主となっていましたが、沼津市三島市等の東部地域にシフトチェンジしていまして、感染警戒レベルが5(国区分:3)に引き上げられています。沼津市下田市では連日の新規感染者散発・クラスター発生に伴い、飲食店(ららぽーと沼津も含む)の時短営業に踏み切る事態となっています。東京五輪自転車競技コースにもなっている裾野市でも他人事ではなく、とうとう累計100人の大台を突破してしまっています。以前にも述べましたが、どの市町でも感染はあり得るという事を念頭に置き、日常の行動に繋げる事が要となります。

前置きが長くなりましたので、この辺りで今日の記事に移らせて頂きます。月末となり、(しばらくは)県境跨ぎの不要不急(買物・通勤・通院等の生活関係は除く)の移動自粛が全都道府県になりますので、来月からは県内完結での旅行・ドライブとなってきます。そこで今回は、県内完結でかつ特急踊り子号利用で、下田に行った時の出来事(6月9日水曜日分)を振り返ります。ところで踊り子号(サフィール踊り子号も含む)は、静岡県区間完結で乗車可能で、同県の方においては県境跨ぎをせず済みます。


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ニューノーマルの新幹線・N700S】@JR三島駅(撮影列車:ひかり640号東京行き)

今回の出発地点は、移動代をなるべく抑える為、三島駅(CA02)からとなります。平日で乗り放題切符ではないので、当方は全区間IC(モバイルSuica)利用としています。以前は函南(CA01)~熱海(CA00・JT21)ではICで乗り越しが出来ませんでしたが、今年3月のダイヤ改正でそれが可能となるものの、JR東日本エリアへは、熱海駅で一旦改札出場(改札は一番右側を利用)が必要です。

10時前に撮影しまして、何と幸運な事に、9時58分発のひかり640号がN700S(通常:N700A or N700a)で、幸先良いスタートとなったような気がします。そのN700Sですが、JR東海JR西日本の新幹線では最新型にあたるもので、東海編成車は量産が今もなお続いていまして、だんだんと標準なものとなっていく事でしょう。

 

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熱海駅到着時には、丁度2番線に踊り子3号(E257系14両)が入線していました。しかし前述の通り、当方はICで乗車でして、接続時間が短く、またJR東日本区間に入る為、(面倒で割高ですが)一旦改札出場しなければなりませんので、今回は30分後の踊り子5号で向かう事になります。


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【県内で快適な大移動】※乗車列車・座席位置:すぐ上2枚の写真に表示

熱海(JT21)~伊東(JT26)はJR伊東線、伊東からは伊豆急行線で下田へ向かいます。勿論の事、一つの密でも回避が必要となりますので、全列車1時間あたりの本数もあるが、特急列車一択といったところです。

 

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因みに片道運賃は乗車券¥1980(ICカードの場合:¥5値引)、特急券は¥1280(伊東線伊豆急行線区間合算)です。踊り子5号では、途中の伊豆高原(IZ06)で、熱海を5分前に発車の普通列車(伊豆高原止まり)に追いつき、伊東線伊豆急行線区間単線という事で、伊豆多賀(JT23)で踊り子4号、稲梓(いなずさ・IZ14)で踊り子8号との行き違いによる運転停車が見られます。


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伊豆多賀(JT23)~網代(JT24)では、東海道線根府川(JT18)~早川(JT17)のような湾曲カーブと相模湾が見られます。また(車内放送にもありますが、)片瀬白田(IZ10)~伊豆稲取(IZ11)では、東伊豆海岸沿いの際の部分を通るので、間近で絶景(天候が良ければ伊豆諸島も)を楽しめられます。


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伊豆稲取(IZ11)停車中に、山側に目をやりますと、伊豆アニマルキングダムの広告があり、こちらが最寄り駅となっているとの事です。今回の伊豆急の車掌は、停車駅到着時毎に最寄のスポット案内をなされていまして、伊豆高原(IZ06)では大室山・やまもプラザ、伊豆熱川(IZ09)では熱川温泉、河津(IZ13)では河津浜海水浴場へおいでのお客様は下車駅とのアナウンスがありました。


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熱海(JT21)から1時間18分で遅延なく、終点の伊豆急下田(IZ16)に到着しました。到着すると、やはり観光地の空気感満載で、静岡県内ではありますが、あたかも他県に足を踏み入れたかのようです。

 

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下田市ですが、冒頭にもありますが、沼津市と同様、感染拡大で飲食店の時短要請で、夏休みシーズンゆえ、まさに正念場に立たされていると言っても過言ではありません。浜松市のように県の端に位置しているので、同じ県内でも遠いところに来た事を実感します。因みにこの写真ですが、マックスバリュ(伊豆下田店)前の踏切から撮影したもので、時間帯によっては、踊り子・サフィール踊り子の発着が見られます。

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【駅前での腹ごしらえにピッタリ】

伊豆急下田駅の東側で、国道414号を挟んだところに、いかにも手頃な飲食店があります。下田市は沼津・御殿場とは異なり、大手のところがジョナサン・モスバーガーぐらいしかなく、クレジット非対応の地元の飲食店ばかりという事で、今回は駅前の東急ストア横の麺料理店としました。現金のみのところですが、丁度静岡県のGo toイート券が使える期間でしたので、同券消化も兼ねています。

今回注文したのは、カレーと冷やしうどんで、券不使用で¥1100ほどですが、意外とボリューム感があり、あまり高いというような感じはしませんでした。この時期は暑いという事で、カレーでスタミナ付け、うどんでさっぱりで、更にはコロナ禍の鬱憤(うっぷん)の吹き飛ばしにもってこいといったところです。


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【開国の街をぶらり】

訪れた時は6月でしたので、付近の下田公園では、(コロナで規模縮小となりますが)あじさい祭りが開催されていました。そちらへ向かう前に、開国の地を象徴する、下田港周辺を散策しました。年々地球温暖化が進んでいる事もあり、梅雨の中休みの割に暑く、早くもマスク着用による熱中症対策が必要となる事態となりました。静岡県道114号線の路地裏にあたる、枝垂れ柳のペリー通りは、観光地らしく風情があり、近くにはカフェもあり、散策にはうってつけです。同県道沿いには、開国に所縁ある了仙寺があり、入口すぐに黒船ミュージアムがあり、開館時間は黒船のシアター・展示物をご覧になれます。また反対側にはマックスバリュ(下田銀座店)があり、やはりマイカーでの下田来訪時は、需要となり得ます。

なお帰路で熱海駅までは、スマホのバッテリー切れ(モバイルSuicaでの伊豆急下田駅入場に問題なし)で充電していましたので、サブのタブレットの写真のみをお出しする事となります。現在の特急列車には座席(踊り子号は窓側のみ)にコンセントがありますが、普通列車にはそれが一切なく、改札入出場出来ないので、予め自宅で満充電にしておくか、モバイルバッテリーを持っておくのが無難でしょう。

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【活気ある下田の紫陽花】@下田公園(静岡県下田市)

今回のお出掛けの大一番となる、伊豆半島南端に位置する下田のあじさいです。あじさい祭りは(前述の通り)、新型コロナ感染対策(手指消毒・検温・マスク着用)の徹底を前提に開催となりました。昨年は県内緊急事態宣言で、開催中止となりましたので、2年ぶりとなります。このイベントは時期が決まっていて、時期をずらせるものに当たらない事から、移動自粛ムードですが、県外からの客も見られました。

下田のあじさいは、何と言っても高台から望む下田の街とのコラボで、紫色・青色のみならず、バラの赤色・白色のものもご覧になれます。この日は梅雨の中休み(束の間の晴れ)で、花が生き生きとしていて、まさに撮影日和と言っても過言ではありません。公園は海沿いですが、山頂へはあじさい坂となっていまして、2枚目の写真は、富士市の岩本山公園のように、画となるような光景となっています。

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【観光地らしい風格】@伊豆急下田駅(IZ16)

伊豆急下田駅に戻り、タクシーが発着する駅前ロータリー付近には、黒船のオブジェがあり、神奈川県の横須賀と並ぶ開国の街らしい風格が感じられました。踊り子18号池袋行きの時刻まで15分ほどありましたので、外の自販機でジュース(後ほどの写真に掲載)調達が出来ました。駅構内の売店でお土産・駅弁調達(当方は行わず)、外の足湯利用も出来ますが、コロナ禍で時間が遅いと閉まっている事がありますので、注意が必要です。

ところで伊豆急下田駅の改札口ですが、空港のように入場・出場する場所が異なっています。出入口の分散はコロナ前からそのようで、入口専用は高級ホテルのエントランスの如くで、お洒落なガラス扉となっていて、出口専用は関所を思わせるレトロな改札で、共に有人対応です。各列車発車時刻の10〜15分前に改札が始まりまして、誤乗防止の為、踊り子号・サフィール踊り子号乗車時は、特急券の提示も必要になります。

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【帰りも踊り子利用】※乗車列車:特急踊り子18号池袋行き(座席:8号車5番A)

帰路の踊り子18号は、下田を16時01分に出て、途中のJR伊東線網代(JT24)を通過する、上りの県内区間最速達列車です。特に帰りは東海道線ほどではありませんが、伊東線内帰宅ラッシュを回避の為の乗車となりました。長時間停車となる伊豆高原(IZ06)まで8号車はほぼ貸し切り状態で、同駅からは乗車率が若干上がっていましたが、混雑するようなほどではありませんでした。それでも熱海(JT21・CA00)までは乗車時間は1時間を超えますので、水分と軽く摘まめるものでしのいでいます。

ご存じですが、今年のダイヤ改正から、特急踊り子号はE257系となっていて、各車両の窓側にコンセントがあり、スマートフォンタブレット等の充電が出来ますので、旅行・出張先で充電切れになりそうな時も安心出来ます。

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途中、停車駅の伊豆高原では北海道のリゾート列車としても用いられているロイヤルエクスプレス(2100系・ロイヤルボックス非連結)を、運転停車駅の宇佐美(JT25)では東海道線からの直通列車(E231系)とのすれ違いを目にする事が出来ました。

伊豆急行線区間が終わる、伊東(JT26)到着前の車内放送では、夕方の時間帯の事もあり、車掌からは「お気をつけてお帰り下さい」という粋な計らいとも言えるメッセージがあり、伊豆急行の方は、やはりおもてなし精神があるように思えました。

熱海到着後は、東海道線(静岡方面)に乗り換えとなります。(今年のダイヤ改正からですが)定期券以外のICカード乗車では、JR東日本区間JR東海区間は乗り通しが出来ない為、一旦改札を出て、再度入り直しています。その後はすぐの下り列車で熱海を後にし、出発地点の三島に戻りました。

※8/8 11時30分頃:文章追記・写真追載完了