静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#481 温泉街を通る険道 県道129号線(前編:国道414号交点まで)

皆様こんばんは。手始めに雑談から。梅雨の中休みである今日6月17日(土)より、Yahoo! JAPAN(PC版)のホーム画面内の天気予報箇所に熱中症指数(5段階)の表示がなされるようになりました。今年は観測史上の酷暑となる事が予想されていて、今まで以上に熱中症・紫外線対策を万全にしておく必要があります。この事から、微小ではありますが、年々地球温暖化が進行している事(他の関連もあり)が伺えようかと思います。
それはさておき、これまで静岡県東部の県道を紹介してきましたが、県中西部・伊豆に比べ、路線数が少なく、且つ需要のある路線は限定されるので、当ブログにおける路線全体(ドライブ時:全線)としての紹介は、一般県道では今回の県道129号線が最後(2020年以降ブログ運営が出来ない場合)となります。自転車で撮影した路線含む全線(県道365・394号線除く)を対象とし、通行の需要も考慮しているので、(県東部の一般県道[ヘキサあり・県内完結・車道部分]で)全線通っていないのは、現時点で12路線(一部走行:5路線)で、いずれも今後は再撮影・追加撮影は行いません。ただし未供用の県道406号 仁杉柴怒田線は国道138号(現道)の旧道化後に撮影する予定でいます。
前置きがとても長くなりましたので、これより県道129号線の路線紹介に入ります。車のみで走行した為、車載動画(未編集)から切り出してのご紹介です。某氏サイトでもこの県道を取り上げられていますが、こちらではより詳しい路線紹介となっています。なお切り出しの枚数が多い為、2回に分けて見てまいります。前編では石堂橋西詰T字路から国道414号 大門橋西交差点までのご紹介となります。

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【県道129号 韮山伊豆長岡修善寺線】→県道標識は国道414号交差後に設置
伊豆の国市原木の国道136号交点から伊豆市瓜生野(うりゅうの)の国道136号・同414号交点に至る、全長12.3kmの一般県道 韮山伊豆長岡修善寺線です。一部2車線区間があるものの、大半はそれ未満の狭路(険道)で、大型車両の通行が不適な道路で、一部区間では通行禁止がかかります。また一部区間では、毎年冬期の伊豆の国市内駅伝大会のコースとなり、通行規制がかかります。
ちなみに路線名の「韮山伊豆長岡修善寺」は、2004年度末まで田方郡の旧自治体(韮山町・伊豆長岡町・修善寺町)によりまして、韮山伊豆長岡伊豆の国市修善寺伊豆市編入となっています。
本県道では温泉街を経由している割に道幅が狭く、住宅が多い土地柄上、一部の区間は市町道のような雰囲気があります。全体ではありませんが、県東部最大の河川・狩野川に沿っている・近接している箇所があり、一定時間の雨量によっては通行止になる箇所もあるので、注意が必要です。起終点が国道と言う事もあり、国道の旧道と思われがちですが、実際はそうではなく、国道渋滞の抜け道というよりは地域間道路という要素が強い県道です。
険道ではありますが、2車線未満でも普通車同士の離合が可能な箇所が大半で、必ずしもそうとは限りません。

起点:伊豆の国市原木 国道136号 原木交差点
終点:伊豆市瓜生野(うりゅうの) 国道136号・同414号 無名交差点
重複:県道139号 原木沼津線(原木交差点~石堂橋西詰)
→上記区間については#302(http://blogs.yahoo.co.jp/taka27_goldeel5_e233/55378112.html :写真では4枚目以降)を参照のこと
なおYoutube(suso3135)では、順方向(石堂橋西詰~終点)の車載動画を、4月21日(木)より配信していますので、こちらも併せてご覧下さい。

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【単独区間開始】@田方郡函南町日守[ひもり](横:大嵐山=通称:日守山)
起点から石堂橋(現在は緑色)までは、県道139号線との重複区間となっていまして、左折後本県道は単独区間となり、修善寺方面に向かいます。左折し重複解消となりまして、そのすぐ後に標識が設置されている事が普通ですが、最初(起点)からありませんので、県道129号線を走っているかは、地図・カーナビでないと確実に分かり得ません。
ちなみに本県道はここから大型・特定中型貨物の通行が禁止となっていまして、すでに県道139号線の町道との交差点から規制されています。一部は2車線分ありますが、センターライン無しの1.5車線程度の道路であり、同車両同士の離合が不可能であるという事が伺えます。
ちなみにこの先でセンターラインは一時消失となり、右急カーブで伊豆の国市に変わります。

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【恒例の右折渋滞】@伊豆の国市北江間・南江間 無名交差点(横:介護施設)
センターラインが復活し、左屈折カーブ後、少し進むと、伊豆中央道入口の交差点となりまして、右折で江間交差点(伊豆の国市道 長岡1029号線経由)に直結しています。
現在伊豆中央道は、江間交差点手前に料金所があり、江間トンネルを含む有料区間回避の為、県道等の一般道で迂回する車両も後を絶たず、交差点手前から右折渋滞が始まっている事も決して少なくありません。7年後の秋に伊豆中央道は完全無料となるので、それまでは週末・連休の午後以降を中心に渋滞が慢性化して(=恒例となって)います。

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【先が不安な県道】@伊豆の国市北江間・南江間 無名交差点(右左折:県道134号線)
高い木・ローソン(コンビニ)が角にある交差点では、県道134号線と交差していて、左折で国道136号・伊豆スカイライン韮山反射炉方面、右折で沼津市(多比・静浦地区)・あわしまマリンパーク方面に出られます。なお本県道は引き続き直進です。
なお両県道共に交差点直前の青い案内標識がありませんので、曲がる時は予め目的地先の位置(場所)を地図・カーナビで確認した方が確実に迷わずに済みます。最後までいえる事ですが、路線方向を指し示すそとば・案内看板(一部除く)がありませんので要注意です。
これより先は、1.5車線程度の道路となり、暫くは住宅・商店を横目に進んでいく事となります。
→ただし途中からは、拡幅により2車線道路に(速度制限には注意)

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狩野川との顔合わせ】@伊豆の国市墹之上(ままのうえ) 菖蒲(あやめ)橋
暫く進むと、近くに狩野川が流れる菖蒲橋を渡りますが、狩野川と鉢合わせになるのもほんのわずかです。菖蒲橋の「菖蒲」ですが、5月・6月に見られる紫の花(ショウブ)と関係しているかは定かではないようで・・・
橋の南詰すぐに突き当たりますと、本県道はT字路の交差点を温泉街方面へ左折となります。その後はすぐに右カーブで暫くは道なりです。県道マーク付きの案内標識ではありませんが、伊豆長岡の温泉施設への案内がありますので、必然的に左折と言う事が分かります。

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【狭い温泉街】@伊豆の国市古奈(弘法の湯直後)
この辺りは所狭しに温泉や宿泊施設がひしめき合っていて、建物が道路にまで迫っているところも少なくありません。国道414号沿いにあるホテルサンバレーのように、老若男女知名度がある温泉・宿泊施設とは異なり、中高年世代でも通な方が足しげく訪れるような、まさに穴場中の穴場と言っても過言ではありません。
この付近に、古奈権現バス停があるようで、どうやら本県道経由で伊豆長岡駅~JR沼津駅間の路線バスが通っていますが、大半は南側の県道130号線経由なので、こちら側は1日上下2本(平日のみ)と設定されています。ほとんどの時間帯は通っていませんので、バスが迫って来る時は、軽自動車であっても離合するにも頭を抱えそうです。沼津市の県道22号 三島富士線(根方街道)よりも難易度が高そうではあります。

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【国道への脱出地点】@伊豆の国市古奈 古奈交差点(左折:県道131号線→当地起点)
案内標識等は皆無ですが、伊豆長岡駅に通ずる県道131号線はこちらで左折となり、狩野川を経て、国道136号に出る事が出来ますが、大仁(おおひと)地区(旧田方郡大仁町)へ最短・最速へ通り抜け可能な交差点はこちらとなるので、そちらへ向かう場合は左折が絶対条件です。この交差点を過ぎると、国道414号の交差点までは狩野川の対岸には出られませんので、要注意です。また韮山反射炉へ向かう場合もこの交差点が最終地点となりますので、見失う事が無いようご注意を。
この辺りは線形改良(拡幅)により、幾分見通しが良くなり、左折しやすくなっています。

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【やたらと長い信号待ち】@伊豆の国市長岡 長岡交差点(右折:県道130号線→当地起点)
ファミリーマート(コンビニ)が角にある交差点では、信号が歩車分離式で、通常の信号交差点よりも待ち時間が長くなっています。交通状況によりますが、青に変わっても県道130号線(三津・大瀬崎・戸田方面)へ曲がる車両が大半で、右折帯が無い為に後続がすぐ詰まりやすく、長岡の温泉まんじゅう土産店直前から交差点渋滞となり、本県道では伊豆中央道入口同様、ボトルネックとなっています。
右折しますと、すぐのところに県東部・伊豆では大規模にあたる順天堂大学病院、国道414号まで進むと伊豆の国パノラマパーク・伊豆の国市役所(旧:伊豆長岡町役場)に向かう事が出来ます。
この交差点を境に道幅が狭くなり、以後4t超の大型トラック等の車両は通行出来なくなります。また田園風景と住宅が点在するようになり、市町道並みのスペックと化します。その為、対向車との離合時は、ガードレールが無いので、田畑に転落しやすく、注意が必要です。

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【右折or直進】@伊豆の国市天野 狩野川付近
うねうねとした道を進むと、三方向に分かれる交差点(信号無し)となり、右折か直進の紛らわしい分かれ道ですが、本県道は右折でも直進でもなく右に道なりとなります。大仁方面を指し示す標識があるので、その通りに進めば良いと言う事になります。
写真には見えませんが、左方向にも道がありまして、そちらへ曲がると、狩野川リバーサイドパークに出られるようですが、案内標識が設置されていないので、やはり地図・カーナビで予め確認しないと辿り着く事が出来ませんので、くれぐれも気を付けて下さい。
なおこの先にはゲートらしき物体があるようで、どうやら洪水時に水を塞き止めるような役目を果たしているとの事です。その時はゲートから手前から通行止となるようです。

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【県道の中間地点】@伊豆の国市小坂 大門橋西交差点付近(正面頭上:伊豆中央道)
正面では伊豆中央道との立体交差があり、その前後からはセンターラインが復活しますが、すぐ先の国道414号の交差点先で元に戻ってしまいます。この辺りが本県道の中間地点で、後編(URL: http://blogs.yahoo.co.jp/taka27_goldeel5_e233/55953602.html )からは対向車との離合に難儀するところが出て来ますので、車幅によっては注意が必要となります。