静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#213 青い稲妻 EH200形

皆様こんばんは。今回は、JR東日本(直流区間)所属で、『ブルーサンダー』の愛称でお馴染みの、EH200形について見てまいります。#174で紹介した、レッドサンダー(EF510形の事)とは対照的で、重装な設計となっています。レッドサンダーについては以下のURLを参照のこと。
※更に詳しい情報はWikipediaもご参照下さい。
 
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写真:大宮駅9番線と11番線の間を通過中
EH200形電気機関車(以下、ブルーサンダー)は、主に中央本線上越線高崎線等の勾配区間で活躍しています。2000年代から製造され、試作車両を含め25編成で構成されています。以前はEF64形機関車で貨物輸送がなされていましたが、車両故障等による老朽化に伴い、2008年にブルーサンダーへ置き換えられました。首都圏ではお馴染みの貨物車両で、現在では石油等の大型危険物(写真は後に掲載)の運搬がメインとなっていて、過去には新幹線E6系(秋田新幹線向け)の輸送にも使用された実績があります。
運用区間は、先の勾配区間の他に、南武線根岸線(川崎の貨物ターミナル経由)・武蔵野線にも出向くことがあります。
 
 
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写真:石油輸送は環境に配慮した鉄道で @中央線 立川駅6番線 (通過中)
山梨・長野方面への輸送なので、この時は、先で紹介したEH200形による牽引かと思われます。推測ですが、川崎港or横浜港から、八王子・松本のオイルターミナルに向かっている事と思われます。
寒冷地の長野地区は、石油の調達が不便な事から、このように鉄道で輸送する必要があり、内陸部のインフラを支える役割があるのです。
東海道線で見られる貨物とは異なり、お分かりの通り、1コンテナ(タキ1000形1基)当たりが長いので、このように撮影するのには一苦労でした。