静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#214 JR発足初の特急列車 651系

皆様こんばんは。今日1月25日は、北海道の旭川で日本最低気温(-41℃:113年前)を記録した日で、それにちなみ、中華まんやホットケーキを頂いて、心も体も温めるような日でもあります。
今回は、国鉄の分割民営化(JR発足後)で最初に登場した特急電車、651系について見てまいります。651系は、JR東日本の車両ですが、まだ「E」が入っていなかった、交直流の特急電車では最後となります。
E217系:製造時に、車両系統に「E」が初めて付加
 
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写真;上野駅15番線に停車中 (大宮支社所属・OM206編成) 
→特急 スワローあかぎ3号 本庄行
【概要】
かつて存在していた「ひたち」号の運用に充当していた485系の置き換えとして、鉄道の民営化(JR発足)をきっかけに、7両編成と4両編成の各9編成が導入されました。しかし現在は、E657系の導入により、波動用として、高崎線の特急で活躍しています。
【運用区間
特急 草津:上野~万座・鹿沢口(高崎線吾妻線経由:全て7両)
特急 スワローあかぎ:上野~本庄(高崎線経由:一部11両、それ以外7両)
 
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 写真;赤羽駅3番線に停車中 (大宮支社所属・編成不定) 
→特急 草津4号 上野行
これまでは、185系200番台による運用でしたが、常磐線の特急電車の置き換えに伴い、651系に変わっています。国鉄時代から民営化以降の車両となった事から、車内設備(座席等)・車両性能が向上しているとの事です。(後述で詳しく)
外見は中央本線の351系に似ていますが、残念ながら振り子式ではないので悪しからず。
 
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写真:特急列車のあらわれ
先頭車両ですが、運転台が高いところにある為か、こちらからは伺いにくい設計となっています。この設計はE259系(成田エクスプレス)やE657系(常磐線特急)にも引き継がれていて、JR発足以降の最新の特急電車では、このように若干ゆとりを持たせています。
【件の車両性能について】
つくばエクスプレスと対抗すべく、最高速度130キロを達成するため、加速はまずまずですが、減速力は最新の特急電車に近くなっています。(非常ブレーキ使用時:600メートル程で停車可能)
 
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写真:185系よりもグレードアップ(!?) (普通車)
185系の座席はシンプルなグレーでしたが、本車両は373系と同じ暖色系のものとなっていて、若干硬めではありますが、くつろぎやすくなっている事は確かです。電車内の居住性が上がっているという事でしょうかと。