今回は、前回・前々回に続いて、海つながりで、日本全国はもちろん、静岡県内のテレビ放送でも注目されている港・沼津港を、訪れるであろう時間順にご紹介してまいります。首都圏からのアクセスは良好で、東名高速沼津ICから車で約25分、東京駅から新幹線・東海道線(バス利用も含む)で約2時間弱のところにあります。
静岡県東部における海のターミナルといっても過言ではありません。駿河湾は魚介の宝庫であり、水揚げされる魚は、鯵や鮪(まぐろ)・鯖(さば)・鰯(いわし)等、約300種類を誇ります。場内では、早朝からの威勢の良いセリが行われていて、沼津の活気が垣間見えます。
【巨大水門・びゅうお】沼津港周辺を360度見渡せる展望台があります。
天気が良い時は富士山を一望出来るので、地上約30メートルの高さから、沼津の街を独り占めする事が出来ます。水門の扉は高さ約10メートル、幅約40メートル、重さ約400トンの日本最大級を誇り、津波等の有事に備えた時に大活躍します。入場料は100円(中学生以下:50円)がかかりますが、料金以上の価値がある事は間違いありません。
【港八十三番地】新鮮な獲れたての魚が召し上がられる飲食街
港八十三番地のネーミングは、住所の一部をそのまま利用している事によります。地元の方だけではなく、県内や国内外からの観光客で賑わい、静岡の食材をふんだんに使った、お寿司やお魚料理・ハンバーガー・スイーツを頂く事が出来ます。ご当地ものとして、鯵の干物が入った「沼津バーガー」も絶品です。
生きた化石・シーラカンスも展示されていて、珍しい魚に出会う事も出来ます。週末や長期休暇には、魚に興味津々な子供達も行ってみたいような場所で、いわゆるテーマパークのような存在です。入場料が発生しますが、生物の生命の神秘さ・進化の過程を直に肌で感じ取る事が出来るので、大変有意義なスポットです。
【沼津みなと新鮮館】食事も、静岡ならではのお土産を手に入れる事も出来ます。
主にお土産ショップで軒を連ねていますが、魚をふんだんに使った食事処も3箇所あります。
お魚や蜜柑(みかん)・わさび等、静岡県ならではの食べ物土産も豊富に取り揃えていますので、思い出作りにはもってこいの場所です。外にはテラスもあるので、沼津港間近で一息つくのも良いでしょう。