静スソ備忘録

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#371 防災について良く分かるスポット[静岡県東部]

皆様こんばんは。大雨の今日・9月1日は防災の日という事で、1年の中でも、地震津波・噴火等の災害について、重要性を気づかせる1日であります。
今回は災害に関連して、静岡県東部は南側の、津波地震にまつわる立寄りスポットについて見てまいります。

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地震の根深さ】
伊豆の国市の江間公園内に、地震の爪痕が今なお残されている天然記念物「地震動の擦痕」(→伊豆ジオパーク指定)があります。昭和初期にあった北伊豆の大地震でもたらされたものです。
当時地震の計測技術が発達していない事もあり、針の代わりに、台石が地震の様子を捉える指標となっていました。
ブロック石の上に大きなオブジェが載っていますが、こちらは岩石に潜んでいた魚雷のようで、石と擦れあった時に生じたキズが地震の波形となっていました。
現在とは異なり、アナログで検知していたとの事が伺えようかと思います。

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【実は釣りスポット】
沼津市の多比の江浦湾の海岸(国道414号線沿い)に水門があります。同市内では沼津港の大型水門「びゅうお」が有名ですが、こちらは(位置的に)なかなか立ち寄り難いところで、知る人ぞ知る穴場とされているようです。
偶然にも撮影時、釣りをしている人がいましたが、普段は静かでも、津波の時はエラい事になりそうです。

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津波の鉄壁】
沼津港の「びゅうお」より小規模ですが、いかにも頑丈そうな門がそびえています。
何でもこの辺りは、東海地震由来の津波(震源駿河湾の場合)が発生した時、真っ先に高波が迫ってくるとの事で、その為に対策として講じられたものと思われます。
先ほどの写真にあったバルブは、その水門にリンクしています。恐らく津波接近前に、バルブ操作で水門が降り、接近時に警告回転灯が作動される仕組みとなっています。
海抜ほぼ0で、周辺に住宅地もある事から、いつ津波が起きても良いよう、とやかく言わず備えておく事が重要です。