皆様こんばんは。9月に入り、体に応えるような蒸し暑さが、日に日に収まっていて、朝晩は扇風機なしでも快適に過ごせるようになりつつあります。まだ少ないのですが、彼岸花もあちらこちらで咲き始めていて、もう秋が来たかと感じさせます。
今回は、静岡県東部(沼津・富士地区)に根付く、同地区で代表される3つの和菓子屋をご紹介してまいります。秋の到来を機に、和菓子を頂いてみてはいかがでしょうか。
田子の月は、富士市が発祥となっていて、同市内をはじめ沼津・三島・裾野・御殿場(・一部静岡市内)に19店舗を構えていて、(店の外観においては)古風な佇まいが感じられます。もちろんの事、静岡限定のCMでもお馴染みです。
こちらでは、当店のド定番である、田子の月もなか(小豆・白あん・黒ごまあんの3味)や富士山頂(カスタード味)は、静岡みやげとして、ご贈答品としても重宝されています。和菓子ショップではありますが、洋風のスイーツ(バウムクーヘンやパイ生地のもの)も売られていて、直接店で買い求めるのは勿論ですが、インターネットでの通信販売(オンラインショップ)でも手に入れられます。
写真:沼津地区を代表する和菓子ショップ・雅心苑[がしんえん] (県道51号線沿い:三島市内)
雅心苑は、沼津市が発祥となっていて、三島・御殿場を含め5店舗あります。先ほどより小規模ではありますが、一部店舗では、出来上がり(作りたて)の工程を間近で見ながらの買い物や、イートインスペースでケーキを頂く事が出来ます。
こちらでは、どら焼きやご覧の餡(あん)だんごは勿論、沼津市の名産・寿太郎みかんをふんだんに使ったゼリーが、目白押しの商品となっていて、1箱単位の引き出物として重宝されています。
石舟庵は、駿東郡長泉町から伊東市(発祥地)まで幅広く、8店舗を構えています。先ほどの雅心苑のように、お店限定の商品があり、函南町の店舗では丹那牛乳を使ったプリンが売られていて、当然ながら和菓子屋でありながらも洋風スイーツも提供しています。
こちらでは、伊豆のニューサマーオレンジをふんだんに使った、みかんの花咲く丘(タルトとマドレーヌ)や、富士山世界遺産にちなんだ、富士の大地(小豆餡を挟んだ、ふわふわの抹茶カステラ)が売られていて、富士山と伊豆のインパクトさが感じられます。地元みやげとして、冠婚葬祭(特に法事)のもてなしとしてもってこいで、大切な人の出会いや惜別の際にはピッタリです。
本日はこれにて失礼します。