皆様こんばんは。ようやく8月も終わりに近づき、それでも日中の暑さは今月いっぱい続きそうです。
深良用水は、県東部地方の干ばつにあえぐ農民を救う事を目的に、箱根・芦ノ湖の水を裾野市内に流す、田畑における灌漑(かんがい)用の水路として、およそ340年前に供用されました。大庭源之丞と江戸の商人 友野輿右衛門が中心となって、1666年に掘り始められ、4年近くで全長1.28キロを貫通させるにあたり、江戸幕府の抑圧や資金難・工事技術の未発達の壁が立ちはだかっていました。
同用水は農林水産省の疏水(そすい)百選に選ばれるほど大変有名で、約40年前、隧道完成から300年を記念する石碑が設置されました。
なおこの地域では、深良用水をテーマとした深良太鼓が、地元のお祭りでも演奏されています。迫力満点で、約4分間で深良用水の着工から完成後の村の活性化(特に水田で)が物語られています。また同地区のコミュニティー施設(小学校付近)の資料館(2階)では、深良用水の歴史がご覧になれます。