静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#867 Withコロナ 乗り得きっぷで名古屋へ(令和4年4月)

皆様こんばんは。静スソと申します。

5月末ではありますが、気温上昇で熱中症・脱水症状で救急搬送が相次いでいるようです。急激に暑くなった事もあり、身体が暑さに順応していない事が要因でして、子供や高齢者においては一層の注意が必要です。山梨県甲州市でも日中の気温が34℃を記録する等、7月下旬に相当する、30℃以上の真夏日を観測したところもあるほどです。やはり年々暑くなっている事もあり、地球温暖化との因果関係も否めないもので、このような時期こそ、(お金がかかっても)省エネの家電に買い替えたり、(バイオマス以外の)レジ袋を貰わずマイバッグを持ったり、(自動車の)15秒以上の停車時のアイドリングストップを心掛ける等、些細な事ですが、塵も積もれば山となる事ばかりではあるので、今すぐからでも実践出来ようかと思います。

その話題は以上としまして、今回の記事と参りましょう。土日休みがあった1ヶ月前に、東海地方の鉄道路線(JR+16私鉄)対象の乗り鉄きっぷで、名古屋方面へ鉄道利用した時の事について振り返ります。お出掛けの時は、念には念をという事で、県外移動の事もあり、慎重な行動・基本的な感染対策(→マスク着用・手指消毒は当たり前)はぬかるなしといったところです。

今回の大一番ですが、名古屋市のリニア・鉄道館の訪問、間近での新型車両315系の撮影の2本立てとなります。因みに今回の出発地は、土日祝日ですが、出来るだけ早く西へリーズナブルに移動という事で、沼津駅(CA03・CB18)からとさせて頂きます。

なおこれより掲載する写真ですが、スマホの充電切れ防止の観点で、昨年末より導入したスチルカメラ(デジカメ)で撮影したものも含まれています。かなりの長丁場となる事が予想されますので、時間に余裕をもってご覧下さい。

 

【初めから乗り得車両】→乗車列車:普通 熱海行き(沼津~三島:313系+211系 6両)

沼津駅(CA03)からの出発でして、丁度土日休みとなりましたので、今回は新幹線も含め、こちらのお得きっぷで(もちろん日帰り)鉄道旅をしてまいります。

スタートの沼津駅から、転換クロスシート313系8000番台で快適に移動します。何と、最初に沼津運輸区 車両基地で目にしたS3(旧B203)編成でした。とは言っても1区間のみですが…

三島駅(CA02)で下車しますと、211系(普通 富士行き)が2番線に入線する光景を目にしました。下り側の先頭ですが、廃車編成(後述)が発生しているLL編成(写真:LL16編成)です。運用情報サイトによれば、乗車してきた列車は、ダイヤ改正前は全車両211系(前寄り:LL編成)であったのが、改正後は前寄りが313系(S編成)に差し替わっています。

どうやら令和6(2024)年度に、静岡地区に新型車両315系が導入されるとの事で、この光景もあと何年かすれば、もはや過去のものとなる事でしょう。

【快適な新幹線で一気にワープ】乗車列車:ひかり505号 岡山行き(三島~浜松:N700S J4編成)

三島駅(在来線:CA02)からは浜松駅(在来線:CA34)までは、東海道新幹線のひかり号で向かいます。名古屋まで向かった方が早いですが、途中下車の旅要素も今回は含めていまして、(gogo.gs向けのガソリンスタンド画像撮影もありで、)新幹線は浜松とさせて頂きます。青春18きっぷのような横長の乗り鉄きっぷ(有人改札にて提示)を使用していますが、こちらのきっぷ、実は新幹線にも乗車可能な有能なもので、新幹線乗車時は専用の券(下の写真内を参照のこと)と特急券が必要となります。

何と幸運な事に、今となっては話題のN700Sに当たりました。N700Sですが、ご存じの方もおられようですが、厳密にはN700系0番台でして、以前0番台(Z編成)がありましたが、こちらはN700A(1000番台)の導入・東海道区間最高285km/h化に伴い、2000番台(X編成:N700a)に更新されていますので、何ら違和感なしです。

今回は、ひかり号自由席の後ろ寄りとなる5号車に乗車していますが、やはり途中駅という事もあり、首都圏方面からの乗客が大半で、静岡駅(在来線:CA17)まで隣の乗客と相席する羽目となりました。それでありながら、軽くですが遅い朝ご飯を車内で済ませています。

以前の記事にもありますが、N700S車内の行先案内表示モニタ化、駅到着前の照明変化といった、最新技術がふんだんに盛り込まれていまして、令和の新幹線に相応しいものとなっています。

因みに新幹線特急券ですが、(某Youtube動画にもあるが、)自由席利用の場合、区間を分けた方がお得な事があり、三島~浜松は静岡で区切った方が、¥550安上がりとなります。この場合は指定席券売機で2回に分けて購入と、面倒が発生しますが、節約にこだわる方は必見といえるものです。なお改札では、全区間のきっぷの投入をお忘れなく。

【久しぶりの遠鉄電車】乗車列車:各駅停車 西鹿島行き(新浜松~美薗中央公園[往復] 2000形2両[北方向:2002編成])

寄り道のようなものですが、浜松駅(CA34)から少し歩いたところにある新浜松駅(ET01)からは、約3年ぶりの遠州鉄道で、ガソリンスタンド画像撮影も兼ねて、浜北辺りまで往復で列車乗車しています。今回使用のきっぷは、JRのみならず、東海地方の私鉄路線でも使えるもので、遠鉄も含まれていました。

コロナ前に浜松に来た時は、きっぷは現金で購入し乗車でしたが、今回はJR+私鉄タイプという事で、乗り鉄きっぷ提示で乗車と、このきっぷは敷居が低いものという事を実感しました。

浜松駅方面へ戻る列車ですが、とある駅での列車行き違い時に、最新編成・2008編成(前面の行先表示:LEDタイプ)が停車中でした。5月14日の、グランシップ静岡にて開催のトレインフェスタに行った時、同イベント内のふじのくに鉄道トーク(午後開催・鉄道会社の方同席)で、遠州鉄道トーク対象路線となっていまして、その中で先の最新車両について触れられていました。

【転換クロス天国】乗車列車:普通 豊橋行き(浜松~豊橋313系4両 Y15編成)

浜松駅(CA34)に戻りまして、そこからは東海道線での移動再開となります。概して言えば浜松から先は、(一部除き)転換クロスシート一択で、快適に着席移動出来ます。少し前には311系も目にする事が出来ましたが、ダイヤ改正313系に差し替えられたようです。

浜松発車前には、隣のホームに静岡行きの211系が停車中でして、何とそちらも、三島で見た時同様、LL編成(写真:LL8編成)でした。この光景も、数年もすれば見られなくなりますので、やはり記録・撮影については、可能なうちに済ませておいた方が良いでしょう。

乗車した時は、正午をまわっていました。お昼ご飯としたいところですが、平日のようにランチ営業の店舗が少ない事もあり、食べ物は駅売店で、リーズナブルに調達しています。駅弁と言い難しものですが、浜松という事で餃子いなり寿司(¥550)をチョイスしてみました。こちらですが、地元・浜松で言わずと知れた、食品会社(昭和の東京オリンピック年に創業)で製造されていて、まさか浜松のソウルフードが頂けるとは思ってもみずでした。

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浜松(CA34)~高塚(CA35)の浜松運輸区付近の車両基地には、これまで活躍していた211系が留置されています。神領車両区からは0番台2編成(K51・K52:8両分)及び5000番台3編成(K105・K115・K116:9両分)、静岡車両区からは5000番台4編成(LL2・LL3・LL5・LL10:12両分)で、名古屋地区の315系投入に伴う313系転籍という余波が、静岡地区にも影響しています。

※途中の新所原駅(CA40)のホーム西側より愛知県へ突入

【余裕がある新快速】乗車列車:新快速 大垣行き(豊橋~名古屋:313系8両 Z1[乗車側]+Y113編成)
豊橋駅(CA42)からは、名鉄ではなくJRで、名古屋方面へ向かいます。残念ながら名鉄は、今回の乗り鉄きっぷの対象外の為、別途課金となります。今回の列車は8両編成でして、始発という事もあり、余裕がありました。

時間帯によっては、快速以上の種別でも6両ですが、8両であっても、乗車区間によっては、混雑で着席移動出来ない場合が出てきます。

【全く新しい名古屋の電車】乗車列車:普通 高蔵寺(こうぞうじ)行き(名古屋~金山:315系8両 C6編成)
名古屋駅(CA68・以下、名駅)に着きますと、新幹線側のホームに、JR東海の最新車両・315系が停車中でした。今回の大一番である、リニア鉄道館の訪問の事もあり、時間がなくなってしまいますので、お試しのひと区間乗車となりました。

18きっぷで行き、目にした時は、まだ営業入りではなく、神領駅(CF08)付近に留置されていましたが、遂に名駅でも営業列車として見られるようになりました。JR東海では初のドア上部の液晶ディスプレイ及び(製造時からの)全車両防犯カメラ・自動放送の導入は特筆すべきところで、AI制御の空調設備導入、電動制御(運転台付き:クモハ)車両の廃止は、(特に後者は)衝撃的なものです。

名古屋地区の中央線(名駅~中津川)は、これまで普通列車は最大10両編成でしたが、315系導入に伴い、終日8両化・全列車トイレ有りとなっていて、313系の3両単位は、大半は東海道線(浜松~米原:青い座席[1500・1600番台]、豊橋~熱海:赤紫の座席[8000番台])に主戦場を移しました。

金山駅(CF01・CA66)で、すぐに名駅(CF00・CA68)に折り返しますが、東海道線側で戻ろうかと思いましたが、名駅への先着列車が中央線側でしたので、後者としました。

その時に来たのが、4両編成の211系(2編成8両:K10編成+K?編成)で、静岡にはないトイレ付きでした。撮影当初は、4両タイプは全編成生き残っていますが、3両タイプは先の3編成が廃車となっています。なお中央線では、315系以外の組み合わせが、211系オンリー(4両2本:トイレが和式)か転換クロスシート313系1300番台付き(211系3両2本+313系:トイレが洋式)のどちらかでして、こちらは共通運用の事もあり、当日にならないと分からないものとなっています。

【遊び心満載列車】乗車列車:各駅停車 金城ふ頭行き(名古屋~金城ふ頭:1000形4両 1108F)

名駅に戻って来まして、人生初で、JR東海の看板施設であるリニア鉄道館(最寄り駅:終点の金城ふ頭)に向かう為、あおなみ線に乗り換えます。あおなみ線の列車は、先のJR東海315系と同じタイプの自動放送ですが、導入についてはこちらが先との事です。同路線の乗車も初でして・・・

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今回の列車ですが、あおなみ線の異色列車である、レゴランドのフルラッピング編成(1000形08編成)で、名古屋にレゴブロッグのテーマパークが開業した記念で、同系の最終編成に施されています。その装飾は車外に留まらず、客室内にも至っており、子供連れの家族においてはもってこいの列車と言えるものです。

名駅からすぐのささしまライブ駅付近では、JRの車両基地に留置されているキハ85系・(7月より特急ひだ号として運行開始する)HC85系、更には近鉄のエース特急である、ひのとり号(80000系)が並ぶ珍事となりました。JR車両同士では新旧という事で、この光景が見られるのも、そう長くはないでしょう。

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【東海の鉄道博物館に潜入】

あおなみ線の終点・金城ふ頭駅を下車し、すぐのところにはリニア・鉄道館(2階建て)があり、付近には[E1A]伊勢湾岸自動車道が通っています。鉄道路線沿いに位置していますが、いかんせん名古屋市内からは郊外になりますので、そう気軽に行けるようなところではないのは確かです。

(見出し内2枚目の写真)にもありますが、歴代の新幹線(0系・100系は食堂車あり)・特急列車等を一気にご覧になれます。入口側の薄暗いコーナーでは、かつての新幹線の試験列車であった300X(955形)リニア中央新幹線L0系の共演がご覧になれ、吹き抜け下コーナーでは、300系以降の新幹線(JR東海車両)・383系(しなの号)の一世代前の381系・111系等の国鉄型電車もご覧になれます。

なお建物外には、N700系X0編成の3両(1号車[自由席]・8号車[グリーン車:直上の写真]・14号車[こだま号のみ自由席])が展示されていて、列車内では休憩・飲食が可能(コンセント・トイレ・自動販売機の使用は禁止)となっています。

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2階の展示コーナーでは、3月16日から翌年1月迄、東海道新幹線の進化について、300系の紹介を交えながらポスター・模型の展示がなされています。入って正面には300系のポスターがありまして、量産車両・量産先行車両との比較がなされていて、(見出し内写真4枚目の)左側は後者でJ1編成、右側は前者でJ21編成となっています。

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リニア鉄道館の醍醐味の一つと言えるのが、リニア中央新幹線にて運行予定のL0系車内の模擬乗車です。座席は2+2配列で、一見すると窮屈そうに見えますが、そこまで広くもなく狭くもなくといったところでしょう。実際に乗車時の動揺はなく、座席の目の前のモニタで、時速500キロで見る景色を楽しむといった、東海道新幹線とはひと味違う雰囲気があります。

時速約160キロを境に、走行スタイルが変わり、上回ると浮上走行、下回ると通常走行で、前者の場合は車両が地に付いていないように感じられるとの事です。因みにリニア新幹線は、未だ静岡県区間の水問題の事もあってかこう着状態で、現在では体験乗車は山梨県内のみとなっていますが、当選しないと可能ではないので、実際にこちらに訪れて体感してみるのもありではないでしょうか。
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車両展示の横のブースでは、ゲームセンター等の電車でGO!の擬似として、新幹線N700系313系・211系の体験運転(1人1回各¥100)が出来ます。当方が訪館した時は午後4時前でして、車両観察に明け暮れていたのもありますが、新幹線側はその時の利用者で受付が終わっていましたが、在来線側はギリギリでしたので、後者利用となりました。ワンハンドルかツーハンドルで選択可能でしたが、当方は前者(313系)の体験運転中級を選びました。乗り慣れていて、運転台を見る事もしばしばでして、奇跡的にその日の利用者のトップでした。

【またレゴ編成】乗車列車:各駅停車 名古屋行き(金城ふ頭~名古屋:1000形4両 1108F)

2時間弱の滞在を終え、名駅方面へ戻る事としました。その時の列車ですが、行きで乗車した時と同じ、レゴランド編成(08編成)でして、ホームドアがある名駅とは異なり、東京のゆりかもめのように、アクリル板に囲まれたホームから、列車の下部(床下機器)も写せます。

帰りのあおなみ線の列車内からの光景として、金城ふ頭駅発車すぐでは[E1A]伊勢湾岸道が通る港湾、ささしまライブ駅すぐでは、今では絶滅危惧ともいえる近鉄特急の12200系(スナックカー)を目にする事が出来ました。

前者ですが、港湾内にドッグしていた船ですが、何と海上保安庁所有のみずほで、まさか名古屋で見られるとは思ってもみずです。後者ですが、JRの前身・国鉄であった時から存在する近鉄特急でして、こちらは既に廃車済みの編成があるようで、辛うじて残っているといったところです。

【いつも以上に新幹線ワープ】乗車列車:ひかり518号 東京行き(名古屋~三島:N700A G33編成)

※反対側ホームにはのぞみ243号 新大阪行きが停車中

名古屋駅(在来線:CA68)から静岡に戻りますが、在来線乗り継ぎでは、確実に午後11時近くなりますので、新幹線でワープする事としました。土日という事で、静岡地区のホームライナーは平日のみとなった為、(普通車指定席では)¥900ほど高くなりますが、静岡駅(在来線:CA17)ではなく三島駅(在来線:CA02)までまいります。指定席特急券は直前購入という事で、5番縛りでは7号車(今年のダイヤ改正より同号車喫煙ルームは廃止)しかありませんでしたが、(200km以上の長距離移動もあり)自由席(後ろ寄り5両)よりはまだましです。

案の定、土日の事もあり、指定席であっても窓側座席はほとんど埋まっていました。ひかり518号ですが、浜松・静岡・三島の順に停車するひかり号では最後の便という事もあり、コロナ前ほどではありませんが、混雑しているように見て取れました。

因みに三島を出ますと、神奈川県の新横浜まで通過でして、乗り過ごすと大変な目に遭う事となりますので、三島で下車される方は、停車時間が僅かで、乗降終了後速やかに発車の為、特に注意が必要です。

名古屋駅発車から30分弱で、愛知県(豊橋市)から静岡県(湖西市)に脱出

 

写真にはありませんが、三島下車後は、上野東京ライン 東海道線直通 沼津行き(E231系)で、終点の沼津駅(CA03・CB18)へ向かい、この日の移動は沼津で終了となりました。

 

※諸事情あり、6月12日午後、写真追加・文章追記完了