皆様いかがお過ごしでしょうか。静スソと申します。
前回記事でもありましたが、10月14日(月曜日)は、鉄道の日となっていまして、今年は丁度スポーツの日という祝日が重複する、貴重な一日でありました。両者ともイベントが各地で開催されていまして、スタンプやウォーク等のラリータイプとなったものも少なからずです。この日、太平洋側は秋晴れという事もあり、まさに鉄道日和・スポーツ日和となりました。
なお今年は、東海道新幹線開業60周年という節目の年でして、カルビーのかっぱえびせんも同じ60周年という事で、JR東海とカルビーのコラボ商品が発売されたほどです。因みに新幹線停車駅では、そのご当地グルメのイラストが改札内に掲出されていまして、(期間限定であるが)静岡駅では、静岡おでんが描かれています。
鉄道の日が月曜日という事で、テレビ番組のクイズプレゼンバラエティー Qさま‼︎(テレビ朝日系列)では、鉄道専門家選出のすごい新幹線ランキングで、東海道新幹線がベスト10入りとなっていて、のぞみ号がトップとの事でした。やはりのぞみ12本ダイヤ・繁忙期の全車指定席は、言うまでもなく技術の賜物といえるもので、高性能のN700系新幹線のおかげと言っても過言ではありません。また同番組では、東海道・山陽新幹線のドクターイエロー特集も放送されていまして、既報の通り来年(令和7[2025]年)1月に、2本のうち1本(T4編成)が引退との事でした。引退後ですが、(合理化の点で)最新鋭のN700Sが、営業列車として、検測機能を備え、活用される事が決定されています。
前置きが冗長となりましたので、今回の本題とまいります。鉄道の日に因んだ記事となります。
今年の夏、首都圏エリアの休日お出かけパスを活用し、埼玉県は大宮へ、鉄道利用で出掛けた時の出来事(出発地:土曜日[記事の写真を参照の事]につき裾野駅[CB14] )について振り返ります。目的としましては、さいたま市大宮区の鉄道博物館の再訪、静岡地区の211系(LL編成)の見納めの二本立てで、移動時はクロスシート(転換クロス含む)利用重視としています。
コロナ感染症は、既に5類移行していますが、当方の家族の職場が、まだ安泰な環境にないので、変異株等で不用意に巻き込んだら大変な事もあり、当方では(屋内含め、)人混みではマスク着用としています。無意味な対策と嘆く方もいますが、現状コロナはゼロにはなっておらず、夏でも感染者が存在していますので、あくまでも自衛の意味としてです。手指消毒については、(情報番組によると)皮膚のバリアが手薄なものとなりますので、頻度を落とす事としました。
なお、今日(10/14)にも、鉄道関連の場所(こちらは後日記述)に訪れていまして、そちらは別の回で採り挙げる予定でいますので、乞うご期待を。
※スマホのバッテリー切れ防止の為、デジカメで撮影した写真もあり
【快適になった御殿場線】第1乗車列車:313系1300番台(沼津方2両:静シスL8[旧:海シンB408]編成→普通列車三島行き)
先述の通り、土曜日という事で、御殿場線は裾野駅(CB14)からの出発です。とはいえ、土日は御殿場駅(CB10)から混み始める為、今回は運悪く立席利用となりました。
ところで、土日祝日のお出掛けの時は、休日お出かけパス(JR東日本)・休日乗り放題きっぷ(JR東海静岡地区)で交通費節約となりますので、そのようにさせて頂いています。なお平日は乗車距離分そのままかかりますので、三島駅(CA02)・沼津駅(CA03)からです。
最初に乗車した列車ですが、同駅9時14分発の三島行きで、オール転換クロス(ドア横固定・車端部ロング)シート車両の4両(2両×2編成)でした。乗車は、東海道線との乗り換え駅・沼津までとなります。なお富士岡駅(CB12)以南は、乗客数が増える事から、着席出来ない事も決して少なくありません。
この列車、今年のダイヤ改正直前に、中央線(名古屋〜中津川)の315系導入により、名古屋エリアの神領車両区から静岡車両区に引越した、後者の最新列車でして、御殿場線を中心に運行されています。昨年は中央西線(CF)・関西線(CJ)・武豊線(CE)の列車でしたが、今となっては、静岡地区のローカル線列車になりまして、鉄道移動が心理的に楽に感じられるようになっています。
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【ロシアンルーレット化の東海道線】第2乗車列車:313系8000番台+211系5000番台(東京方3両:静シスS1[旧:海シンB201]編成→普通列車熱海行き)
沼津駅(CA03)からは、東海道線で熱海方面に向かいますが、すぐの列車は、週末だけあってか混んでいましたので、次の列車(6両編成:9時45分発)で、終点の熱海へ向かう事となりました。この日は、旧セントラルライナー313系8000番台が連結された6両ですが、(今年のダイヤ改正からですが)日によって組み合わせが変わる事があります。情報サイトによれば、東京方がロングシートの315系4両、浜松方が転換クロスシートの313系2両のパターンの時もあり、毎回同じ列車組成とはいかなくなりました。
熱海駅(CA00・JT21)に着きますと、折り返し列車となっていまして、静岡方に来ますと、211系(LL20編成)が連結されていた事が明らかになりました。LL編成ですが、静岡地区の315系導入による置き換えで、現在は全て引退・廃車となっていまして、同編成がSS編成に差し替わっています。同編成については、この日で撮影・観察が最後でして、早くも今回の一つ目の目的を達成した事となります。SS編成についても、投稿日現在、5編成残留ですが、更なる315系の導入に伴い、だんだん見られなくなる可能性がありますので、乗り納め・撮り納め・見納め共にお早めに。
熱海からは、JR東日本区間(湯河原駅[JT20]より神奈川県)となりますが、件のお出かけパスは小田原駅(JT16)から対象でして、普通列車のグリーン車(2階建て車両:4・5号車)の利用は、フリーきっぷ区間からとさせて頂きました。小田原までは(直上の写真左の列車・第3乗車列車で)普通車、そこからは(第4乗車列車:詳細は後述)でグリーン車で向かいます。
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【長距離ほどお得】第4乗車列車:E231系及びE233系15両(高崎線直通[新宿経由] 特別快速 高崎行き)
小田原駅(JT16)からは、今回の鉄道利用の要となる、休日おでかけパスを活用し、東京方面へ早く快適に、あまりお金をかけず移動する事としました。今回は関東の鉄道博物館に訪れる為、大宮駅(JS24)まで、普通列車グリーンの利用(料金:¥1550)となります。
乗車する列車ですが、同駅11時4分発の、湘南新宿ライン 特別快速高崎行きで、(時間の都合上写真はないが)グリーン車がある10両側はE231系でした。
気になるグリーン料金ですが、今年春のダイヤ改正で値上げされていました。(休日のモバイル・ICカード乗車では)改正前は50キロまで¥580(51キロ以上:¥800)でしたが、改正後(通年料金)は50キロまで¥750(51~100キロ:¥1000、101キロ以上:¥1550)と区分が細分化・101キロ以上で値上がりとなっていまして、特急列車の普通車(踊り子・湘南号のチケットレスは50キロまで:¥660、51キロ以上:¥920)よりも高いという、逆転現象が発生しています。
東京駅(JT01)経由でも良いですが、高崎線・宇都宮線系統は、特急以外全て各駅停車で、急ぐ場合、特急を使う必要があり、結局割高・乗り換えありならば、素直に湘南新宿ラインの快速以上とした方が良い場合も少なからずです。
多摩川より先、東京都に入っていまして、大崎駅(JS17)手前では、東京総合車両センター(基地)の横を通ります。
車両基地内には、丁度中央線快速のE233系が停まっていまして、その時は中間車両が見られました。グリーン車内からは、(T40編成の)2号車・9号車が見えまして、(中央線の)グリーン車組み込み準備・普通車両(4号車[グリーン車2両連結後:6号車])のトイレ設置工事に伴い、変則的な組み方となっていました。通勤車両(オールロングシート)にグリーン車というのは、横須賀・総武快速線のE235系が前例で、車内は同車両に準じたものとなるとの事です。
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【譲れぬ黄金コンビ】
大宮駅(JS24)到着後は、昼食という事で、駅西口すぐのいきなりステーキ!!に寄りました。実のところ、大宮駅前のいきなりステーキ!!は、一昨年秋に、北陸新幹線のE7系(あさま613号)乗車時に訪れていまして、初というわけではありません。
当方がいきなりステーキを利用する時は、コスパ重視という事で、ステーキとハンバーグのコンボを注文していまして、ランチがない土日祝日は、アプリのクーポンを駆使し、可能な限り節約するようにしています。
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【往年車両に思い馳せ】
大宮駅西口のいきなりステーキでの食事が終わり、大宮の鉄道博物館へは、行きについては徒歩で向かいました。この日は熱中症シーズン真っ只中でして、歩くだけでも汗が吹き出て来るほどでした。
鉄道博物館への道中では、JR東日本 大宮車両センターの横を通りまして、往年に活躍していた蒸気機関車のD51(デゴイチ)・電気機関車のEF58(はくつる号のヘッドマーク付き)及びEF15を目にする事が出来ました。昔の車両は、大きいヘッドライトが付いていましたが、架線接触のリスクがあるので、技術進歩により、現代の車両では、フロント埋め込みですっきりとしています。
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【東の鉄博 レトロ車両満載】
鉄道博物館に着き、ニューシャトルの改札口側から入りますと、列車の足回り(台車)が展示されていました。どうやら国鉄からJRに跨がり、通勤車両として活躍していた103系のものとの事でした。入口前の展示列車では、運転台が見られまして、今では希少なツーハンドルで、盗難防止の事もあり、ブレーキハンドルは外されていました。
せっかく訪れるからには、館内に入るのがスジですが、2年前に訪れた、愛知県のあおなみ線・金城ふ頭駅前の、JR東海のリニア鉄道館よりも¥600高い事、15年以上前にも訪れている事もありますので、館内に立ち入るには断念としました。
館内入口前には、修学旅行列車で活用されていた、167系電車の先頭車両(クハ167-1)の一部が展示されていました。急行列車という事もあり、向かい合わせのボックスシートで、座席番号も書かれていて、展示車両については客室側から立ち入り可能でした。
デッキ部分に目をやりますと、運転台脇の乗降ドアは閉まっていますが、飲料水タンクが設置されていまして、自動販売機がまだ少なかった時代の遺構を伺う事が出来て、それだけでも十分といえるものでした。
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【近未来の鉄道車両】第5乗車列車:ニューシャトル2600形 6両(大宮駅方面行き)
時間にしておよそ30分ほどで、鉄道博物館を離れ、大宮駅へ戻るべく、戻りはニューシャトルを利用しました。普通の電車とは異なり、東京モノレールと同様のリニアモーター車両で、軌道にはコイルが張り巡らされていまして、まさに未来の列車といっても過言ではありません。
行きは、大宮駅前のいきなりステーキから鉄道博物館まで徒歩で20分程度ですが、帰りの鉄道利用では3分(片道運賃¥190)でした。
大宮駅(ニューシャトル)の改札外の床面イラストにもあるように、鉄道博物館へはニューシャトルで向かうのが正解である事を思い知らされました。
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【少しでも早く・快適に移動】
第6乗車列車:宇都宮・高崎線特急 E257系5000番台 5両(草津・四万[しま]34号 上野行き)
第7乗車列車:常磐線特急 E657系 10両(ひたち18号 品川行き)
大宮駅(JU07)からは、帰路となります。普通列車グリーン車で乗り通しても良いのですが、土日は東海道線方面(上野東京ライン列車)も混雑していて、少しでも時短で快適移動を両立するべく、特急で混雑回避も兼ねています。区間は短いですが、上野駅(JU02)までは、特急草津・四万号で、更に上野駅から品川駅(JT03)までは、特急ひたち号で先回りとしました。もちろんの事、特急券はチケットレスですが、乗車15分前に予約しても乗車可能でありました。
途中の尾久駅(JU03)では、その横に車両基地が併設されていまして、一瞬ですが、E233系と寝台列車であったカシオペア号(E26系)の並びを目撃しました。かつては電気機関車や客車で賑わっていたのですが、寝台特急需要が、東日本では薄れていて、カシオペア号が唯一となってしまいました。
草津・四万号は上野到着時に2〜3分遅れで、上野止まりの事もあり、地上ホームの到着で、ダッシュで高架ホームへ向かい、ひたち号に乗り換えています。
大宮〜上野の列車ですが、かつては草津号で653系が使用されていましたが、老朽化に伴い、E257系への置き換えと共に、列車愛称も草津・四万号に改められています。
一方上野~品川の列車ですが、ほとんど上野で乗客が降りる事もあり、がらがらでした。途中東京駅(JT01)のみ停まりますが、前の普通列車には追いつかないダイヤゆえ、上野から先は、特急とは思えない鈍足ぶりです。
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【帰りも快適を追求】
第8乗車列車:横須賀・総武快速線 E235系1000番台 15両(横須賀線 久里浜行き:東京方11両 F-12編成)
第9乗車列車:湘南新宿ライン E231系及びE233系 15両(東海道線直通 特別快速 小田原行き:熱海方10両 E-15編成→詳細後述)
品川駅(JO17)からは、普通列車での移動に戻ります。東海道線一本でも良いですが、ずっと同じ列車で下ってもつまらないので、戸塚駅(JO10)までは横須賀線(武蔵小杉[JO15]より神奈川県)、そこから東海道線で一旦小田原駅(JT16)まで向かいます。再び普通列車グリーン車の出番ですが、大宮〜品川で特急利用していますので、少しでも出費を抑えるべく、ポイ活として利用しているJRE POINTのポイント(600ポイント分)で乗車しています。因みにですが、乗り換え時は必ず、Suicaリーダにタッチしないと、二度支払う羽目になりますので、くれぐれもご注意を。
撮影時は、梅雨の時期で、また大気が不安定で雷が発生しやすい天気で、都心部では雷鳴で光も見えていて、帰路が危ぶまれていましたが、若干の遅れで済みました。なおグリーン車の乗車は、小田原までとしていますが、休日おでかけパスの西端は小田原までで、モバイルSuicaでは、区間外の熱海駅(JT21)までの乗り通しは可能であるものの、区間外の乗車運賃も精算する必要がありますので、面倒な事になりたくない方は、一度打ち切ってしまうのも手です。
戸塚からは東海道線(湘南新宿ライン経由)に乗り換え、終点の小田原まで向かいます。10両側はE233系でして、当方では当たりといえる車両でして…
なお乗り換え列車待ちの時、特急成田エクスプレス号のE259系6両(東京まで12両)が発着していました。そのE259系ですが、前までは先頭部分のロゴは『NEX』でしたが、房総特急の255系の引退に伴い、しおさい号がE259系での運行に変わった事もあり、それが『SERIES E259』に変わっていました。
小田原から先は、後続の熱海行き(第10乗車列車)に乗車しますが、末端区間は空いている事もあり、前寄りの普通車(セミクロスシート)でも十分でした。上記にもありますが、おでかけパスは小田原〜熱海(湯河原[JT20]より先は静岡県)は区間外なので、乗車券はICとしています。
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【定番となった転クロ】第11乗車列車:313系300番台+315系3000番台(浜松方2両:静シスK3[旧:海カキY33]編成→普通列車 静岡行き)
熱海駅(CA00)からは、JR東海エリアに戻りまして、10時間ぶりの転換クロスシート編成に乗車(同駅19時10分発)となりました。一先ず沼津駅(CA03)までです。
前半部分にもあるように、今年のダイヤ改正より、列車の組み合わせがランダムでして、この日は転クロが前2両でした。日によっては、後ろ3両転クロであったり、全車ロングシートであったりとまちまちです。ロングの315系が静岡地区の営業列車になってから、過半数の6両編成では、クロスシート2両が連結されるようになり、今の組み合わせは、もはや当たり前のように化しています。
沼津に到着しますと、反対側の上りホームには、4両編成の列車が停まっていました。どうやらロングシートと転換クロスシートの2両毎の混結で、同じ313系でも、前後で雰囲気がかなり異なります。後ろ2両の転クロ編成(211系GG編成の代走)では、ドア横が実質ボックスシートでして、あまり乗り慣れていない方が多いのか、ドア間の座席が進行方向逆向きのところが見受けられました。
沼津では、御殿場線に乗り換えまして、出発地の裾野駅(CB14)に戻りますが、最後の最後はロングシート車両で、さすがに快適移動にはなりませんが、15分ほどであれば、そこまで苦ではないのは確かです。その一つ後の列車は、オール転換クロスの4両編成でしたので、時間の都合上では、致し方ない事も少なくはありません。
※編集の都合上、2週間弱で写真追加・文章追記完了