静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#802 185系 踊り子号としての運行に終止符

皆様こんばんは。静スソと申します。

3月11日は、2011年の東日本大震災から10年となる日で、昨年は新型コロナ感染防止で献花のみ、今年は感染拡大防止の為、規模を縮小して追悼式が開催となりました。福島県東京電力福島第一原発廃炉が進んでいますが、やはり先が見えなく、未だ帰宅困難区域が存在しているほどです。10年前、鉄道ではJR常磐線、道路では[E6]常磐自動車道が寸断され、富岡(常磐道常磐富岡IC)~浪江(常磐道:浪江IC)間が不通となっていましたが、前者は昨年、後者は2015年に全線復旧となりました。昨今からの新型コロナウイルスの蔓延、先月下旬の東北の大地震もあってか、復興への道筋が芳しいものとはかけ離れる事が懸念されます。

ところで震災から10年の昨日ですが、185系による運行の『おはようライナー新宿26号』で、撮り鉄と思われる人の線路内立ち入りで緊急停車、というニュースを目にしました。湘南ライナーと同様に、おはようライナーも今日で終わりとなるのですが、終了間際に撮影となりますと、武蔵野線205系インドネシア譲渡時のように、トラブルが付き物であるので、もっと前から撮影出来たはずなのではと、個人的には思います。

さておきまして、今回は今年のダイヤ改正で、東海道から引退となる185系について取り上げます。


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いずっぱこの踊り子号】→C4編成(3月7日撮影:韮山~原木間)

特急踊り子号が乗り入れる伊豆箱根鉄道線での一枚です。同路線では、3両編成の普通列車が主体となっていますが、日中時間帯は2往復(定期運用時)が踊り子号と、一目置く存在です。特に上記区間では直線続きで、

遮るものなく高速通過する光景が撮れ、天気が良いと富士山も拝められるので、特急車両が来るとポイントが高いです。

以前の記事にもありますように、踊り子号は昔ながらの緑の185系から、刷新された水色のE257系に変わり、修善寺側2両も指定席になりますので、もう特急としては見納めかと思うと、寂しさもどこか感じられます。


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JR東海でも違和感なし】→C6編成(昨年11月18日撮影:CA02三島駅にて・乗車列車は下の写真を参照の事)

皆様ご存じでしょうが、先ほどのいずっぱこと同様、JR東海区間(CA00熱海~CA02三島)にも踊り子号の乗り入れがあり、定期運用では上り(東京方面)は踊り子8・16号、下り(修善寺方面)は3・13号の2往復です。

185系は臨時快速ムーンライトながら号(全車指定席)でも使用されていて、こちらはCA03沼津から先、10両(6+4両)で乗り入れがありますので、決して違和感を感じないでしょう。先述のように、特急はなくなりますが、快速としては北関東(足利藤まつり関係)でまだあるとの事でした。来年で完全引退が決定しています。

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11月中旬ですが、ガソリンスタンドサイト(gogoGS)のスタンドラリーの店舗写真更新の為、湯河原に行った時に乗車しました。モーターがある14号車に乗車したわけですが、丹那トンネル内走行の音が凄まじく、国鉄時代からの車両ゆえ必死さが感じられました。

JR東日本へ跨がっての乗車となりますので、エリア越え禁止という事で、乗車券・特急券のセットになるのは仕方なしです。

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途中の熱海では、伊東線からの10両(A3編成)との連結があり、その光景を目撃・撮影する方で賑わっていました。付属5両乗車客と普通列車待ちの客でごった返しで、一般客も目にするほどで、密集寸前ながら、目に焼きつけられました。


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【踊り子のメイン=伊豆急】→A6編成(2月11日撮影:JT21熱海駅・JT26伊東駅にて・乗車列車は下の写真を参照の事)

特急踊り子号の大半を占めるのが、伊東線伊豆急行線(下田方面)乗り入れで、新幹線との乗継利用で、在来線側の特急料金割引での需要がありました。その制度はなくなってしまいますが、あずさ・かいじ号のように料金が割安になるのであれば致し方なしです。

修善寺乗り入れ時とは異なり、185系・E257系の混在運用があり、前者は窓開けで、後者は座席横コンセントで選んでの乗車となりましたが、今年のダイヤ改正で全て後者に統一され、窓開けは出来なくなりますが、コンセント利用は全特急列車で可能となりますので、総じてプラスになるはずです。f:id:suso3135:20210312225942j:image
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東日本大震災10年目になる丁度1ヶ月前ですが、ガソリンスタンドのスタンドラリー写真更新と伊東マリンタウンの足湯利用で、伊東線内で乗車しました。JR東日本で完結していますので、Suica等のICカード+特急券で乗車可能です。

伊東線内での特急列車乗車は、サフィール踊り子1号しかなく、東海道線以外での乗車はまだでしたので、この機会にという事で、ある意味、記念乗車となりました。f:id:suso3135:20210312231020j:imagef:id:suso3135:20210312231209j:image

 前半とは逆で、伊豆急下田行の10両と修善寺行の5両の切り離し光景となります。この時は、三島~湯河原間の踊り子8号乗車時とは異なり、完全密集状態で、身動きが取れなくなってもおかしくない状況でした。当方の乗車は、先に発車する前者で、切り離し後すぐの発車の為、じっくり撮影とは参りませんでした。

15両での到着はダイヤ改正で終了となり、残すは首都圏の普通列車のみとなります。踊り子号としては、民営化後のE257系にバトンタッチで、今度の最長は、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号と同じ14両と1両減車となります。新型コロナで生活様式の変化もあってか、鉄道の利用スタイルも変化していますので、無理はないでしょう。

#801 湘南ライナー専門の215系 ダイヤ改正で運行終了

皆様こんばんは。静スソと申します。

来る3月13日、JRグループダイヤ改正となり、JR東日本185系及び215系の定期列車終了、都市圏の終電時刻の繰り上げ・初電時刻の繰り下げ(一部路線)の正式実施と、新型コロナによる生活様式の変化に準じたものとなります。

そして1週間後(同15日)より、湘南ライナーは特急『湘南』となり、車両も全車指定席のE257系に変更されます。それに伴い、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号の東京発が22時丁度から21時50分に前倒し(湘南15号が22時発となる事による)で、これまでの寝台特急=22時発の概念が崩れる事になります。

今回の記事では、ダイヤ改正で引退となる、湘南ライナー専門の215系について取り上げます。2階建ての同車両は、平日朝晩の通勤・通学の足でお馴染みで、グリーン車除き相席にはなりますが、混雑時間帯の乗車定員確保で、注目の的とされていました。

 

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【異彩を放つオール2階建て車両】@JR品川駅(東海道線ホーム)→昨年12月14日撮影・乗車列車:湘南ライナー1号

乗車券とライナー券・グリーン券で乗車可能な、2階建て(両先頭除く)の車両215系ですが、その役目も、今年のダイヤ改正で終了となります。以前快速アクティーホリデー快速ビューやまなし(休日運行)での運用もありましたが、前者では乗降に時間がかかり、遅延に直結する事から、ライナー運用のみに縮小した経緯があります。

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2階建て車両の新幹線E4系(Maxとき等)、寝台特急285系(サンライズ)のように、階上席からの眺めが抜群で、人気ゆえに階下席より先に埋まりやすい事で知られています。ただ215系については、一般車は座席が回転出来ないボックスシートで、相席があり得るという事は、必然的にコロナ禍では感染リスクが高まるのが予想出来ますので、価格で大差なければ、同車両はグリーン車(リフライニングシート)が良さそうです。因みに湘南ライナーは、一般的にホームライナーに区分されますので、座席指定ではないので、窓側の座席は早い者勝ちです。

 

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【他の普通列車と異なる点】

215系ですが、2階建て列車ゆえ、他の普通列車と異なります。それはモーター等の機器が両先頭車にある集中動力方式で、特急列車と同様に、(一部の普通列車除き)トイレが中間車両にあり、グリーン車Suicaリーダー非設置である事は、特筆すべき点と言えます。前者では前述の定員確保の為に、先頭はJR東日本では珍しいクモハ(モーター付き制御車)、各先頭2両除きサハ(モーターなしの中間車)となっています。後者では製造時期もありますが、普通電車での運用ではなくライナーでの運用が前提となっていて、乗車時間が比較的長い事もあっての事でしょう。

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トイレ•洗面所は一般車両は3号車•8号車、グリーン車は5号車で、いずれも熱海寄りにあり、普通列車にはない男性用小用も設置されています。トイレは、寝台特急サンライズ号にもあるような雰囲気ですが、造りとしてはいかんせんコンパクトで、定員確保に支障が出ないよう最小限に抑えられています。

215系ダイヤ改正で定期運用が終了となり、冒頭にもあったように、車両変更•特急化されます。気になるのが今後ですが、ライナー以外の使い道が定まりませんので、用途廃車になる公算が大きいとの事です。ライナーは一部路線除き自由席で、窓側座席が必ず確保出来る保証がないので、時代の流れという事になれば致し方なしです。

#800 コロナ禍でなかなか行けない東京

皆様こんにちは。静スソと申します。

今日で、6年半程前から開設しているブログ(静スソとして)では800記事目(100記事前:一昨年7月下旬)となります。先月23日(富士山の日)で東京オリンピック(新型コロナの影響で今年に延期)の開催まで150日を切っています。

連日話題となっている緊急事態宣言ですが、関東を除く6府県(中京2県+関西3府県+福岡県)は先月末に先行解除されていまして、残る関東4都県は今日(日曜日)に解除となる予定でした。ところが新規感染者数は落ち着きつつあるものの、病床使用率が依然と高止まりで、期限が2週間延長となりました。感染再拡大防止と逼迫する病床の使用状況改善、医療崩壊阻止が目的です。

東京都においては、同2000人(1月7日)であったのが、現在は同200~300人で推移していまして、内訳では未だ20代等の若者が大半を占めています。3月は学校の卒業シーズンでして、中には後輩と会えずに卒業、進路が決まらず4月を迎えるといった気の毒な事態になるのも少なくありません。

パーティー・飲み会での会食は恰好の感染源という事で、『自分は大丈夫』と他人事のように考えるのではなく、自分が感染している・させているという意識を持った上で行動するべきではないかと思います。面倒に思えますが、一人一人の行動が、医療従事者の負担の大小にかかっていると言っても過言ではありません。

さておき今回は、緊急事態宣言で行く事がままならない東京にまつわる記事となります。宣言発令前(昨年末・1月上旬)に鉄道で訪れた時の風景を、ご覧下さい。

 

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鉄道唱歌でお馴染みの新橋】@JR新橋駅(京浜東北線北行・山手線内回りホームより)

→昨年12月14日撮影

汽車のシンボルとなる待ち合わせ場所であり、サラリーマンの聖地である新橋駅前です。テレビ番組のインタビュー・中継の場所にもなり得るところです。

新橋(正確には汐留付近)は日本の鉄道の始まりで、明治時代の初め(明治5年)に、鉄道ターミナルとして開業、当時は横浜(現在の桜木町)まで開通し、それを皮切りに、東海道線は徐々に西へと延びていきました。

 

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【江戸の街と大きな鈴】@JR東京駅(改札外:八重洲地下街)→昨年12月14日撮影

同駅の待ち合わせ場所として代表的なのは銀の鈴です。八重洲口は新幹線への主要アクセスとなり、(在来線も有りだが)その待ち合わせはこちらが定番です。同じ新幹線サイドであれば、名古屋駅の太閤口の銀時計と似た感じです。

 

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【リニアで機運高まる品川】@JR・京急 品川駅前(国道15号の歩道橋より)→昨年12月14日撮影

先ほどの2枚のような待ち合わせ場所にはなりませんが、駅目の前を通る国道15号とリニアモーターカー京急車両との、交通系トリプルコラボとなる風景です。見出しにもありますが、リニアの起点が品川となり、リニア新幹線開業でインフラがこれまで以上に発達する事は言うまでもありません。

ところで京急側の品川駅前ですが、京急の宣伝看板をご覧になりますと、くりぃむしちゅーのコンビのリアクションが『よっしゃー!』のような雰囲気が垣間見られます。

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一昨年、令和になったばかりに撮影した時は、同コンビは走るような動作で、コロナ前とコロナ禍では、2人の距離が異なっていまして、後者ではWithコロナという事で、ソーシャルディスタンスが取られている光景が見て取れました。

#799 今日はトリプルスリー

皆様こんばんは。静スソと申します。3月最初の投稿となります。

今日3月3日はひな祭り・耳の日で、令和3年という事で3が3並び(前は30年前[平成3年])となっています。後者に関係する事として、字幕が入らないテレビ番組(ヒルナンデス等)で、同日に限り時差で入ります。

早速ですが、同日に関する記事と参ります。


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【コロナ禍の雛飾り】@ウェルディ長泉(静岡県駿東郡長泉町)


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【桜の季節到来】@静岡県駿東郡長泉町

 

#798 コロナ禍ながら年度末を控えるひと月

皆様こんばんは。静スソと申します。あっという間のようですが、2月も3〜4日すれば終わりです。

月末で動きが見られました。緊急事態宣言が関西3府県•中京2県•福岡県においては、従来の期限(3月7日)を待たずに終了となります。新規感染者数は、日を追う毎に減っていますが、重症患者の病床使用率の減少が鈍化していまして、宣言解除後に数のリバウンドが起きないかが懸念されるところです。関東1都3県は、後者が高止まりである事から、期限満了までとなっています。そしてそれに関連し、コロナワクチンの接種時期が定まってきまして、高齢者の接種は4月中旬と、明るい道筋が表れています。

代わりまして、静岡県ですが、前者は大方10〜20人、後者は2割前半(西部:3割台)で推移しています。これまで大半は富士市沼津市等の東部地域でしたが、浜松市磐田市等の西部地域に変わっていて、中京地方に近いところでは注意が必要です。気になるGo to eatですが、現在は店内飲食が利用自粛(消費税8%となるテイクアウト•デリバリーは可能)で、首都圏の宣言解除を待って、イートインは再開となります。特に熱海市伊東市は、観光地で神奈川県に近く、往来が比較的容易な事もあり、早期再開は本末転倒と言えます。

2人以上での会食時の会話におけるマスク着用なしが散見され、当方も目撃していまして、飲食店の出入口のポスターでは、『会話時は必ずマスク着用』の文言があるところが少ないように感じられます。確かに、面倒に感じる方も少なくないですが、やはり基本に立ち返って、自己の対策を見直すのは今でしかありません。

さておきまして、今日の記事は今月にまつわるものとなります。


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ダイヤ改正前で賑わう私鉄沿線】@伊豆箱根鉄道 駿豆線(IS13 修善寺駅)→2月11日撮影(コロナ対策を徹底しつつ)

JR東日本185系特急踊り子号が、修善寺駅で並ぶ光景です。左は土日祝日のみ運行の踊り子12号(熱海より12両)、右は毎日運行の踊り子16号(熱海より15両)です。ダイヤ改正1ヶ月前の祝日という事と、3月で同列車の定期運用終了となる事が乗じて、私鉄路線ではありますが、引退前の撮影で賑わっていました。勿論の事、緊急事態宣言の最中ですが、東海道線からは姿を消す事になりますので、不要不急とは必ず言えない方もいようかと思います。

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因みに伊豆箱根鉄道線内は自由席2両は、改正前までは乗車券のみで済みますが、改正後となりますと、全車指定席でE257系に変わりますので、特急券¥200が必要となり、座席上の赤いランプのところを利用する事となります。

 

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【冬と春の狭間】上:富士山(静岡県裾野市)→2月23日[富士山の日・令和の天皇誕生日]撮影、下:伊東マリンタウンの河津桜(静岡県伊東市)→2月11日[建国記念の日]撮影

四字熟語の『三寒四温』とありますように、2月は寒さと暖かさが右往左往していまして、場所によっては、昼間は陽気が良く、4月下旬並みまで、気温上昇しています。県内の太平洋側沿岸部では桜や菜の花が見られるようになる一方、山間部では富士山の雪景色がまだ眺められます。 


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【コロナ禍でなんとか持ち直し】@ゆらっくす公園(静岡県伊豆の国市)

昨年の緊急事態宣言発令で利用が中止されていた足湯ですが、同市内では現在利用可能となっています。一方熱海駅前は未だに再開されず、商店街の手湯があるくらいです。

そうとは言っても、コロナ対策をしつつの提供ではあるので、3密回避ゆえに30分までの制限となっています。現に同市内は感染者が累計100人以上で、写真の場所は順天堂大学病院が近い事も有り、足湯利用の場合、クラスター感染には十分注意が必要です。