皆様こんばんは。静スソと申します。
1月の後半ですが、1日あたりの感染者数が過去最多の日が、毎日のように続いています。やはりオミクロン株はデルタ株と比較し、重症化しにくいものの、感染スピードが尋常ではなく、後者の時は20代・30代、前者の時は10代以下が大半を占めていまして、全国的に保育施設や学校のみならず、高齢者施設・福祉施設・病院でもクラスターが頻繁に発生するほどです。
その事もあり、既に(中国地方2県・沖縄県は9日より)16都県でまん延防止措置が適用されていますが、とうとう北海道・静岡県・大阪府含む18道府県が27日より追加で、過半数の34都道府県(東海道新幹線区間は滋賀県以外・山陽新幹線と九州新幹線区間は全地域)が対象となります。26日時点の新規感染者ですが、全国で7万人ほどで、東京都は14086人、大阪府は9813人、神奈川県は4794人、北海道は2091人で、やはり過去最多ですが、病床使用率が一部除き2割~3割で、まん延にとどまっています。今回のまん延は、地域によって期間が異なりまして、また認証の飲食店か否かで営業時間・協力金も異なっています。
ところで静岡県の話となりますが、26日時点の感染者1461人(水曜日では過去最多)・病床使用率15%と大都市圏の方からすると驚く数値ではありません。しかしながら、隣県に接する神奈川・愛知は5000人に迫る勢いで、他県からの移動が容易な事、25日に静岡県全35市町で感染者(1336人)が発生した事もあり、まん延にせざるを得ない状況ではあります。時短については、26日の感染者82人である、沼津市の万葉の湯を例にとると、食事処は夜9時(酒類提供:夜8時)迄だが、施設自体は24時間営業となっていて、縛りは飲食店のみとなっています。確かに感染者数で一喜一憂しても仕方ありませんが、事実ではありますので、感染者数が減らない事には、(経済状態含め)状況の改善がいつまで経っても変わりはないでしょう。
とにもかくにも、若い人間が感染対策をしっかりしないと、子供や高齢者にもうつってしまうという事が言えますね。上記の職種はエッセンシャルワーカーに属していますが、交通や光熱関係の職業の方も例外ではなく、インフラ絡みの方で感染し、人手が不足するのでは、社会活動も最悪回らなくなる可能性は、決してゼロではありません。
その話題は以上としまして、今日の記事と参りましょう。今回は(今更ながら)昨年末に県外移動した時の出来事を振り返ります。この記事は、同平日(クリスマスイブ前)に名古屋方面(出発地:CA02 三島駅)に、青春18きっぷ等で出掛けた時の事についてです。今回の大一番は、JR東海の在来線新型車両315系を観察する事、サブの目的として、金山駅(CA66)のホームドア観察・名古屋地区の211系乗り納めです。
なお県外移動の事もあり、手指消毒(可能であれば鉄道駅でも励行)・3密回避の実施は勿論、ソーシャルディスタンス確保を怠らないよう心掛けています。また今回記事より、昨年暮れより導入したデジカメ(スチルカメラ:新年最初の記事でアップ済み)で撮影したものも含まれます。
【静岡以西は新幹線ワープ】→乗車列車区間:こだま717号 名古屋行き(静岡~浜松)
この日は、18きっぷを活用しながら、リーズナブル且つ早く移動するべく、静岡駅(CA17)より西の区間で新幹線ワープを駆使しています。
ホームで乗車待ちの時、反対側でN700S(J20編成)を見かけました。何と11時台のひかり号で、三島停車の列車でありました。
時間の都合上、静岡駅から浜松駅(CA34)までは、ひかり号ではなく(掛川停車の)こだま号での移動です。なお三島~静岡の区間は在来線(313系等)で18きっぷ使用で、静岡~浜松は別途乗車券(自由席特急料金込みで)購入で対処しています。
乗車した時は年末の事もあり、コロナが落ち着いていた事もあり、時差通勤・テレワークという風潮はあまり感じられていませんでした。こだま号でも窓側座席がほぼ満席といった恰好で、5の倍数の座席がなかなか空いていませんでしたが、ソーシャルディスタンスの確保の為、4号車の前寄り(5番E席)となりました。冒頭にもありますが、新型の315系車両のカメラでの撮影が大半となる事から、(念の為に)カメラの充電もしておきました。
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【ゆくゆくは置き換え】→乗車列車:普通列車 豊橋行き(311系:浜松12時32分発)
浜松からは、18きっぷの使用を再開し、在来線で名古屋方面へ向かいます。一先ずは豊橋駅(CA42)まで乗車です。今回は18きっぷの利用を重きに置いていますので、往路の新幹線は浜松までとしています。
乗り継ぎの普通列車(各駅停車)ですが、211系・213系と共に置き換え対象となる311系(今回:G5編成)で、同車は転換クロスシートとして、日中時間帯は掛川駅(CA27)まで乗り入れています。30年ほどの活躍もあり、(窓は開けられますが)老朽化が目立っていまして、某Youtube動画でもありますが、このまま廃車になるか、地方私鉄へ譲渡となるかが取りざたされています。
中央西線の211系のように、早急に車両置き換えとはなりませんが、いずれは、313系か315系に代わるようで、どのみち撮影・乗り納めはお早めに。
因みに、途中の湖西市の新所原駅(CA40)では天竜浜名湖鉄道線(=天浜線)のラッピング仕様の列車に遭遇しました。どうやら浜松に馴染み深そうな『音街ウナ』という文字が見えましたが、後々分かった事として、それはバーチャルボーカリストのキャラクターで、音声合成ソフトとの関連があるようで。同駅は静岡県・愛知県との県境があり、ホーム西端から先が豊橋市となります。
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【路面電車タウン】
豊橋駅(CA42)で途中下車し、駅の北口の遊歩道から撮影した、駅前の光景です。大通りには、基本的に中央分離帯が設けられていますが、こちらでは路面電車の軌道が、そちらに敷設されていまして、どうやら豊橋鉄道線である事が分かります。
丁度、豊橋から先の列車(快速系統)に乗り継ぎする合間でしたので、路面電車を生で見る事が出来、その列車は何と(お菓子の)ブラックサンダーのラッピングがされていました。有楽製菓のブラックサンダーですが、メーカーの工場が豊橋市(場所:駅から車で東に30分)にあり、駅構内の売店でも、名古屋市のういろうと同じく、銘菓として販売されています。
2枚目の写真ですが、駅前の大通りに、スペースシャトルのオブジェとUSAのロゴがある建物があります。どうやらパチンコ店との事で、豊橋とロケットの因果関係が気になるところです。
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【東海道線の旗艦列車】→乗車列車:新快速 大垣行き(313系8両:豊橋13時20分発)
豊橋駅からは、名鉄ではなくJRで名古屋市内へ向かいます。JR東海の新快速は6両が基本となっていますが、今回列車は8両(当方は前2両[Z2編成]に乗車)でした。前の列車で、どちらで向かうか考えていましたが、名鉄は特別車がある快速特急(豊橋は毎時2分発・32分発)で移動した方が早く着くのですが、時間がどうも合わなかったのと、18きっぷシーズンの事もあり、同時期に安くでも早く移動する事を踏まえ、新快速にせざるを得ませんでした。名鉄では同シーズンも別途乗車券等購入になるので、致しかねなしです。
その新快速ですが、名古屋地区の東海道線のフラッグシップといえる優等列車であり、東海道本線(東京[JT01]~神戸[A63])においては、転換クロスシートを大いに好む18きっぱーの強力な味方的存在です。
今回は同地区の新型車両315系撮影の為、ツイッター等のSNSで確認したところ、中央西線の車両区に留置されている事を知り、途中の金山駅(CA66)まで乗車しました。
金山で下車しますと、JR東日本の通勤路線でも見られるホームドアが設置されていました。同駅では線路への転落防止等の安全策として、上り(豊橋方面)は昨年3月1日に、下り(岐阜方面)は昨年12月1日に供用が開始されました。JR東海の在来線では初との事で。
車両は統一されていますが、両数が4両・6両・8両とバラバラの為、4両の列車がある場合は、ホームドアがホーム中ほど以外は開かないので、注意が必要です。
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【金山でカレーを食す】
名古屋市内に入りまして、気が付いたら14時(午後2時)をまわってましたので、お昼ご飯としました。県外移動ではあるので、コロナ対策が万全なところで食事したく思い、尚且つリーズナブルでという事で、駅から徒歩10分圏のカレー屋としました。入店時の手指消毒・検温は勿論ですが、紙のマスクケース(あいスタ認証[→愛知県お墨付きの事])の配布もあり、人が多く集まりやすい駅前の飲食店ではなく、少し離れたところのチョイスは、むしろ正解のように思えました。
新快速に乗車中、飲食店の口コミサイトを確認したところ、ビンディカというインドカレーの専門料理店が掲載されていまして、名古屋ではありますが、きしめんや味噌カツといった、じものばかりでなく、外国のものもありという事で、そう至りました。
クリスマスイブ前の訪店でしたので、クリスマスデーで掲載した写真とはほぼ同じになります。今回頂いたのは、タンドリーチキン・ケバブ・サラダ・スープのサイドメニュー付のランチセット(カレー2種)で、アジアンチックという事もあり、マンゴージュースも付け合わせています。黄色のサフラン米ですが、長細のタイ米かと思いきや、普通のジャポニカ米で、ここは日本仕様になっていました。
飲み物込みでも¥1500を切っていますので、周囲のマスク飲食の出来不出来を気にせず食事出来、外国の雰囲気を感じる事が出来、値段以上の価値があるように感じられる、大変良い機会でありました。
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【金山駅前の謎のモール】
JR線・名鉄線・地下鉄線が一堂に介する金山総合駅(JR:CA66・CF01、名鉄:NH34、地下鉄:M01[名城線]・E01[名港線])の改札外には、『明日なる(Asunal)』という商業施設がありまして、(1階のスーパー除き)全フロアに飲食店・物販店が入っています。こちらは地域に密着した、新たな社会活動の形成の場といったコンセプトを有しています。
1階の広場ではイベント(主にライブ)が開催されますが、感染対策を万全とする等、屋外とはいえ、催し物であれ小規模のようです。撮影時はイルミネーションの時期ゆえ、ドーム型のカプセル(造形美の作品が展示)で、そちらに入る事が出来るとの事(今年2月20日まで開催)ですが、ライトアップの時間が夕方と遅い時間で、午後8時頃まで帰宅出来なくなりますので、それまでやり過ごすのは断念としました。
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【実は最初で最後】→乗車列車:普通列車 高蔵寺行き(211系8両:名古屋15時16分発)
金山駅(CF01)からは中央西線で、高蔵寺・多治見方面へ向かいますが、その時に充当したのが、来る3月5日(土曜日)にデビューする315系との置き換えとなる211系(当方:K15編成乗車)です。それもトイレ付の4両の2編成(8両)で、静岡地区ではまず見ない長編成で、中間車両には運転台もモーターもない『サハ』(下り方向で、4両では前から2両目)という区分の車両が付いています。
実のところ、当方においては、4両単位の211系に乗車するのはまだ一回もなく、まさか一度きりであるとは思っていませんでした。新幹線E4系の乗り納めで高崎まで行った時に見た211系も、5両から減車した4両でして、同両数の目撃自体は2度目ですが、JR東日本とJR東海では(当然ながら)雰囲気が全く異なります。
運転台のみある『クハ』区分の車両には、トイレがあります。快速みえ号のキハ75系・383系グリーン車のそれとは異なり和式(昔ながら)でして、1990年代からの在籍という事を鑑みると、311系とはほぼ同一であるものの、213系のような改造がないのも無理はありません。改造スペースが限られている事から、仕方のない事ではありますが・・・
しなの号が通過する鶴舞駅(CF02)付近ではマックスバリュグランド(千種若宮大通店)が入るイオンタウン千種(ショッピングセンター:名古屋高速2号東山線沿い)が、春日井市の勝川駅(CF06)手前では[C2]名古屋第二環状自動車道(名二環:写真は勝川IC付近)がそれぞれ見られます。今回乗車の列車は高蔵寺駅(CF09)までですが、新型315系が留置されている車両基地の最寄の神領駅(CF08)で下車します。
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【最新鋭の要素満載の新型列車】
今回の大一番となる、JR東海の在来線新型車両・315系の観察という事で、普通列車(各駅)しか停まらない神領駅(CF08)に参りました。駅ホーム北端からはC3編成、周辺道路からはC1編成が見えました。
神領駅の南側にはJR東海の車両基地である、神領車両区があり、315系以外にも、現行の313系・211系・383系が留置されていて、場所によっては複数系列(元セントラルライナーの313系と383系のような)の並びが見られます。写真のようなオレンジ1色の電車の並び(右から、313系8000番台、315系、313系1000番台)も、そのうち日常のものになるでしょう。
件の315系ですが、先述の通り、ダイヤ改正の前週にあたる、令和4(2022)年3月5日(土曜日)にデビューとなります。JR東日本のE235系とJR西日本の323系の良いとこ取りの車両ですが、AI学習機能付冷暖房装置(E235系:通常タイプ)・車内防犯カメラ(323系:後付け)・ドア上液晶案内装置(LCD:315系は各ドア1機)と、令和製造の車両ならではの設備が完備されているとの事です。また車外ですが、号車表示がなされていまして、名古屋側先頭が1号車(中津川側:8号車)で、フォントは東海道・山陽新幹線N700系並みに大きくなっています。ラインカラーは313系を踏襲し、JR東海のコーポレートカラー・オレンジで、将来のホームドア設置を考慮し、側面はドア上・中央に配色されています。
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【混結運用も今のうち】→乗車列車:普通列車 名古屋行き(211系及び313系10両:高蔵寺16時33分発)
1時間弱の撮影を終え、帰路につく事になりますが、その時に充当したのが、211系(ロング:4両編成側はトイレ付き)・313系(トイレ付き転換クロスシート:今回はB107編成)の混結10両(211系4両+313系3両+211系3両)でした。撮影での疲れ・寒さもあり、313系側(後ろから4両目:クモハ313ー1604)に着席し、終点の名古屋駅(CF00・CA68)へ向かいます。列車により、トイレの有無にばらつきがあり、211系でも3両編成(K100番台編成)が2つの場合、トイレが非設置ではあるものの、静岡地区ほど酷い事にはならないでしょう。
現状、時間帯により車両数が異なっていて、朝晩は最少6両、日中は最少4両となっています。10両編成の列車は、JR東海の在来線では、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号(14両)に次ぐ長大編成で、2022年ダイヤ改正をもって見納め(中津川以南:終日8両化)となります。日中時間帯は増車、ラッシュ時間帯(特に平日)は減車となる為、朝晩はサービス低下になる代わりに、増発に舵を切るとの事です。
名古屋駅を下車しまして、コンコースの外(デッキ)に出た時の光景として、桜通口のフラワーゲートと大名古屋ビルヂング(駅ロータリー周辺)をピックアップしてみました。(当方としては)過去に名駅に立ち寄り、新幹線で帰る時の例の場所といったところです。
新幹線改札口付近に来ましたら、特設で映画の呪術回戦のポスターが設置されていました。丁度その翌日に公開で、前年の鬼滅の刃のように、メディアでは勿論、食品やグッズで流行る例がありますので、社会的な拡散効果がありそうです。
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【時は金なりと言える新幹線ワープ】→乗車列車区間:ひかり516号 東京行き(N700a:名古屋~静岡)
時刻は午後5時をまわりまして、諸事情により、午後8時半まで帰宅しなければならないので、やむなく新幹線で静岡まで向かいます。熱海停車のひかり号の乗車です。記事前半にもありますが、静岡以西で新幹線ワープしていまして 行きはリーズナブルですが、帰りはそれどころではありませんでした。
因みに名古屋駅(在来線:CA68)から静岡駅(在来線:CA17)は200km近くの距離でして、さすがに後ろ5両の自由席という訳にはいきませんので、安心保証の指定席(今回:11号車5番A席)にしました。当日に指定席券売機で購入していますので、5番縛りとなると、今回はグリーン車の前の11号車しかありませんでした。18きっぷ対象外で高くなりますが、ひかり号ならば、片道同区間¥6500ほどであれ、割に合いますので…
年末もあってか、指定席券売機画面の座席表を見ても、やはり2列サイドの窓側は一杯でしたので、ソーシャルディスタンスの事を踏まえると3列サイドで正解でした。
ところで静岡までは(こだま号では東京~三島とほぼ同じ)1時間弱で、やはり退屈であったり乗り過ごしの可能性もあるので、つまめるもの・飲み物で乗り切っています。
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【特急並みの有料快速】→乗車列車:ホームライナー沼津6号 沼津行き(373系:静岡19時丁度発)
静岡駅(CA17)からは、今回のフィナーレとなる、ホームライナーで沼津駅(CA03)まで乗車します。なお沼津~三島(CA02)は普通列車となります。
車両は例のように特急型で、正真正銘の18きっぷ利用者の強力な存在です。名古屋方面からの帰りは、一昨年1月・9月と同じ、最速達(沼津10号も同様)のホームライナーがピッタリといえます。
静岡地区のホームライナーは、土日祝日の運転もあり、上りについては、朝(沼津行き:2、静岡行き:34・36号)と夜(8号)の4本、下りについては、朝(静岡行き:31号)と夜(浜松行き:1号)が、今年のダイヤ改正で平日のみとなります。休日乗り放題きっぷでも、¥330のライナー券を購入すれば乗車可能ですが、いかんせんコロナ禍でして、利用状況が低迷しているのは明らかなので、致し方ない事ではあります。また来月5日からの(名古屋地区の中央線での)315系運行開始に伴い、同路線で終日全列車8両化により、同地区のホームライナー等で使用されている313系(3両単位:B200番台かB100番台編成[転換クロスシート車両])が、静岡へ転属する可能性が残っています。373系が特急ふじかわ号として、転換クロスシートの313系が、(B200番台であれば)平日のホームライナーで統一されそうです。
※編集の都合上、2月6日午前中に写真追加及び文章追記完了