静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#553 東西で異なる年明けうどん

皆様新年明けましておめでとうございます。2016年は何かとお世話になった事と思います。2017年も当ブログ運営は継続いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日1月1日は三が日初日です。なお元旦は午前10時までの事を言いますので、元旦と元日の違いが理解出来ていない方は、ここで勉強しておきましょう。
元日は初詣をしおせち料理を食すのが定番ですが、うどんを頂くのもありでしょうかと思います。大晦日は年越しそば、正月一日は年明けうどんと、それについては昔からの日本の習わしとなっています。
ところで東日本と西日本でうどんの食べ方が異なるという事をご存知でしょうか。年明けうどんに限った事ではありませんが、その事について写真と共に明かしてまいりたいと思います。

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【遊び心満載のうどん】→関東バージョン
関東風のうどんと言いますと、味濃いめのつゆに浸して食べるものでして、系統としてはしっかり派の麺料理となります。写真は天かす(以下:揚げ玉)入りのうどんで、関東ではそばにも揚げ玉が入っていて、たぬきそば(うどん)と称されています。
なおこの揚げ玉入りうどんは、実際に大阪の飲食店にもあり、こちらはハイカラうどんと称されていて、東西で意味合いがかなり変わって来ます。やはり「たぬき」は関東発祥でして、(揚げ玉入りは)関西地方では馴染みないものとなっています。

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【シンプル・イズ・ザ・ベスト】→関西バージョン
関西においては関東の「たぬき」とは対照的で、揚げ玉が入っていないシンプルなものとなっています。写真では具が入っていない関西風のあっさりとした、薄口系のつゆ入りの素うどんで、本来ならば甘いタレで火を通した油揚げが入ります。
実際調理段階で使う醤油で違いが明らかとなっていまして、関東では濃いめだが塩分少なめ、関西では薄めだが塩分多めで、それによって加える材料も変わってくる為、このようになっているようで・・・