静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#315 自衛隊に関係ある道路 県道155号線

皆様こんばんは。今日辺りから天気が宜しくない日が連続する事から、東海地方は梅雨入りは週明け頃になる模様です。徐々に雨降りの日が多くなるので、少しでも多く止み間があると良いですね。
今回は、自衛隊基地に関係ある、静岡県東部は御殿場市の、県道155号線について見てまいります。

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【県道155号 滝ヶ原富士岡線】※4月撮影(自転車利用)
御殿場市中畑(なかばた)から同市富士岡を結ぶ、全長約10.5km(うち約1.3km:国道246号と重複)の一般県道 滝ヶ原富士岡線です。
現在の国道246号がバイパスとして開通する前は、この県道は国道(特三号)の一部となっていたようで、自衛隊関係者が通る軍事用道路でした。
県道周辺には、滝ヶ原・板妻(いたづま)・駒門(こまかど)の3駐屯地があり、言うまでもなく自衛隊に馴染みあります。また御殿場で有名な食関係のお店がありますが、当記事では写真の補足でしか触れません。お店については、以前の回で紹介済みなので、こちらをご覧下さい。
なお同県道の車載動画を、Youtubeで6月20日より配信しています。こちらも是非ご覧下さい。
URL: https://youtu.be/O67tT1zhtu4(suso3135にて)

終点:県道394号(沼津小山線) 大坂(おおさか)交差点
接続(起終点を除く):県道157号(五本地御殿場線)、国道469号、国道246号

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【田舎(いなか)ならでは】@御殿場市 中畑
御殿場の標高の高いところとあって、住宅街の周りは森林に囲まれているので、本当に田舎道に来たかのようです。
一見して、道に迷ったかのように思えますが、そのまま進んでいくと、裾野方面へ抜けられるようですね。県道の標識では富士岡地区が終端となっているので、確実に国道246号へ出る事が出来るはずです。

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【直進か 左折か】@御殿場市印野(いんの) 印野交差点
こちらからは、県道157号線と接続していて、直進で富士山樹空の森・御胎内温泉方面へ行く事が出来ます。この県道は裾野へ抜けられるかと思いきや、その手前の太平洋クラブ御殿場ウエストコース(ゴルフ場)で道路が切れていて、強制的に国道469号へ流されます。
この交差点をご覧頂くと、県道は道なりに直進しているのか、左折しているのかが分かりにくく、交差点を通過する時は車の方向指示器を出すか出さないかで焦りそうです。この場合ですが、手前の標識では左折となっているので、方向指示器を出す必要があります。その代わり緩いカーブなので、手動で戻すのを忘れないで下さい。
交差点以降は、長い下り坂が続くものの、それほどきついわけではありませんので、ご安心を。

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【つかの間の街並み】@御殿場市板妻 板妻交差点
こちらからは、国道469号と接続していて、左折すると御殿場市街へ戻り、右折すると裾野・富士方面へ進んでいく事となります。246のような大通りとは異なり、住宅街が点在する2車線道路なので、グレードは下がるものの、一応国道にはなっています。
通り沿いには全国的に有名な、御殿場の「山崎精肉店」というお肉屋があり、地元はもちろん、県内外の客で、お土産の一つとして重宝されます。富士山周辺の観光・ドライブの帰り(首都圏方面)の際は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。(お店の写真:#295で確認のこと)

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【県道沿いの駐屯地】@御殿場市 板妻(撮影時:桜が開花)
冒頭にもありましたが、県道周辺には3つの駐屯地があり、沿線だけでも2箇所あります。2箇所のうちの1つが板妻駐屯地で、後に紹介するのが駒門駐屯地です。
自衛隊の訓練学校に相当するのが駐屯地で、県道23号線の滝ヶ原駐屯地同様、敷地内が見えにくいようにする為、茶色の柵が張り巡らされています。おそらく国の重要施設である為でしょう。

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【地元の道】@御殿場市神場(じんば) 神場交差点
依然と緩やかな下り坂が続いていて、交差点の一角には、県道(山岳部分を除く)ではお馴染みのコンビニもあります。
長閑(のどか)な風景が広がっていて、この辺りは地元の方中心が通る道である事から、富士市の「富地道」になぞらえて、「御地道」と呼称しても遜色ないはずです。
もう少し先に進むと、2020年度に開通が予定されている、新東名の交差箇所を示すサイン(杭)が立っています。こちらは以前の回で触れていますので、写真は割愛します。(#308で確認のこと)

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【大通り 246へ】@御殿場市神場 神場東交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、「沼津 501」以外は伏せています。
ようやく大通りらしい道路(国道246号 裾野バイパス)に出ますが、県道はこのまま直進となります。
この交差点で直進していく車は少なく、大半は右折か左折となり、お分かりの通り、県道では246バイパスを迂回するように進んでいく事となります。
長い事続いていた緩い下り坂はようやく終わり、それ以降は平坦が殆ど(一部区間は下り坂)です。

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【一旦重複区間に】@御殿場市神場 ペンギンハウス前・矢場居(やばい)交差点
レストランの「ペンギンハウス」の前で、本県道は一時的に246バイパスと合流し、約1.3kmは重複区間となります。重複開始箇所では、東名御殿場JCT付近の高架橋が見え、交差点に差し掛かったところでは立体交差(アンダーパス)します。
県道が一旦途切れているかと思いきや、実はまだまだ続いていました。冒頭にもあったように、昔の国道特三号で、駒門駐屯地へ通すために、やむなく246バイパスとお供する事となっています。

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【バイパス→旧246】@御殿場市駒門 久保前交差点
→車両ナンバー:プライバシー保護の為、「富士山 581」以外は伏せています。
こちらからは、国道246号と分かれ、旧246(県道394号線)方面へそれていきます。本県道は、マツダの赤い車が入っていく方向で正解です。
ちなみに交差点名の「久保前」ですが、付近に久保川が通っているので、このような名称となっているようです。

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【そろそろ終盤】@御殿場市駒門 駒門風穴入口
246バイパスから離れると、本県道は終盤で、その途中で駒門風穴付近に差し掛かります。
観光スポットとなっている駒門風穴ですが、駐車場が狭いところにあり、住宅地に囲まれているので、入りにくいのですが、自然の偉大さを直に感じ取る事が出来るのは確かです。(入場料:有料)
その先の左カーブに変わるところには、また自衛隊の基地(駐屯地)があり、自衛隊に密接した道路である事が裏付けられています。

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【市道>県道】@御殿場市 中山及び大坂
道路の整備状況からすると、市道のような感じがありますが、これでも県道なのです。246と旧246を結んでいて、住宅地が異様に多いので、単なる生活道路(市道)のように思われがちになります。
ご覧のように、黄瀬川(途中で久保川と合流)が流れる橋を渡ると、すぐの所にJR御殿場線の踏切がありますので、気をつけて下さい。

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【御殿場の穴場】@御殿場市 大坂
御殿場線の踏切を渡り終えたところに、御殿場市ではかなり穴場の鰻料理店「ひろ田」があり、夏場は水かけ菜のうな丼を召し上がる事が出来ます。ネットでは飲食店の口コミ(たれコミ)がある事から、地元のみならず、県内外のお客で殺到する事もあります。(お店について:#295で確認のこと)
その鰻屋の先の交差点では、右折でタイホー(TAIHO:パチンコ店)・今年1月オープンのオギノ(OGINO:スーパー)があり、大坂地区はもはや新スポット化してしまっています。

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【旧246へ】@御殿場市大坂 大坂交差点
約10kmと長いようで短かった県道155号線は、旧246(県道394号線)に吸収され、終了となります。T字路交差点で、スムーズに曲がれますが、やはり狭いので、段差への乗り上げ(右折時)、歩行者等との接触には注意が必要です。