静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#254 伊豆の峠越え 県道11号線(熱函街道)

皆様こんばんは。今日は春分の日で、その日以降は暖かくなるのが定説ですが、今年は週明けに寒の戻りがあるので、その定説が覆されたように思えます。気象庁もこのところ、「日本は確実に地球温暖化の影響を受けている」と断言していたとの事で。
今回は、静岡県伊豆の峠越えとして知られている、県道11号線こと熱函街道(今回:新道)に焦点を当ててまいります。伊豆の県道ですが、ギリギリ東部エリアも含まれているので、こちらで取り扱います。

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【県道11号 熱海函南線】
熱海市中央町から田方郡函南町間宮を結ぶ、約18km(新道経由:旧道は約21km)の主要地方道 熱海函南線です。
※今回は自転車で、函南側より撮影・但し、熱海市の急な下り坂より先は取り扱いなし

国道135号が起点ですが、小田原方面の上り線との接続となります。県道20号熱海箱根峠線と重複し、熱海市役所・JR伊東線 来宮駅を経て左折(20号線は右折)すると、長い急坂が待ち受けています。その坂の勾配は、何と10%越えで、自動車の燃費が激落ちとなるほどで、高低差約340m・約4kmあります。急坂が終わると、函南町平井までは、旧道(※1)経由(直進:県道20号線と重複)と新道(※2)経由(左折)の2通りです。
道と旧道の合流後もしばらく下り坂ですが、それほど急な坂は現れませんが、三島方面はスピードが出やすいので、油断禁物です。なおこの間は、県道136号(函南[停]反射炉線)と重複しています。まっすぐ道なりに進んでいくと、伊豆縦貫道が見え、その後伊豆箱根鉄道と立体交差を経て、終点の国道136号へ至ります。

※1 新道(丹那断層・酪農王国オラッチェに行く場合)
かつて有料道路(詳細は後述)であった通りで、安定した線形となっています。山間部の為か、連続降雨量250mm以上で通行止めになる事も少なくありません。
※2 旧道
頭文字D(レースゲーム)にも出現しそうな、ヘアピンカーブ付きの急勾配(12%)が熱海峠までひたすら続きます。熱海峠(県道20号線は箱根峠方面へ)を境に函南町に入り、道なりに下っていきます。ひたすら下り坂・連続カーブ・行き違い困難の険道が延々と続きます。森林の中を通っていて、昼間でも薄暗いので、ライトを点け走行する事をお勧めします。

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【改良された起点(正式には終点)】@函南町間宮
2014年2月に、伊豆縦貫道(三島塚原IC~函南塚本IC間)の開通により、国道136号側の起点は、少々複雑化しています。以前は、直接国道136号線から入る事が出来ていましたが、一旦側道を通ってからでないと、入れないので、予め注意しておいた方が良さそうです。県道11号線では、伊豆箱根鉄道と伊豆縦貫道を経由します。以前紹介したステーキハウス「けん」は県道側にあります。

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【複雑な4差路】@岐(わか)れ道交差点
函南町役場の真ん前の交差点で、沼津市国道414号の5差路ほど酷いわけではありませんが、一度信号に引っかかると、相当待つ事になりそうです。とにかく交差点の名称には唖然で、名の通り、県道136号線(右折:柏谷横穴群・江川邸・韮山反射炉方面)との分かれ道であります。

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【上り坂×急カーブ】
伊豆縦貫道の大場・函南IC付近を境に、上り勾配・カーブ(平井交差点以降の旧道で多い)が連続していて、当然ながら(上りで)燃費も落ちてしまいます。民家が多く、交通量も多い故に、歩道が狭く、路肩がない事から、自転車にとってはかなり酷な状況が続きます。その先の交差点では、函南駅からの県道135号(田原野函南停車場線)・県道136号線に接続し、丹那のところまでは県道135号線と重複します。

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【新道と旧道の分かれ道】@平井交差点
どちらに行っても県道11号線ですが、この辺りで熱函道路経由の新道と、熱函道路開通前の旧道が分岐します。先述の通り、旧道は狭い急坂・カーブの連続で、昼も薄暗い危険な道路なので、新道を経由した方が安全(ベター)です。但し熱海峠・十国峠・箱根峠へは、険道ではあるが、旧道の方がかえって早く行く事が出来るはずです。
※今回:安全な新道を経由

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【山間部での文言】
山間部を走る道路でよく見かける文言、それは『連続降雨量○○mm以上で通行止め』の看板です。
熱函道路にあたる区間は、連続250mm以上の降雨で通行止めとなる事が過去に何度かあったようです(おそらく台風・豪雨の時ぐらいしかないが・・・)。つまり、函南町の末端区間で酷い大雨に遭遇するとアウトという事でしょう。
なおこの先の丹那入口交差点で左折すると、県道135号線経由で、酪農の観光スポット・オラッチェに行く事が出来ます。三島方面からの大型車両は、この先の出入口(次の写真に相当)よりアクセスする必要があります。

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【有料道路の名残】
熱海市までの約6.7kmは、今回の件の熱函道路(県道のバイパス)で、1997年11月まで静岡県が管理する、自動車専用の有料道路となっていました。料金所は同道路の中間地点にあり、当時普通車は¥300を支払う事になっていました。
その写真は、ICのような出入口で、自動車専用道路(有料)の時の名残がどこか感じられます。

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【ガス欠寸前にご用心】
熱海方面は、市町境を跨ぐ前の最後のガソリンスタンドで、この先のトンネルに入るまでは上り勾配が延々と続きます。その為、(特に警告はないが)ガス欠寸前の車両はここで給油しないと、トンネル目前で止まってしまう可能性が高いので、くれぐれもご注意下さい。

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【無駄に広い休憩所】
有料道路時代の料金所の跡地に、だだっ広い休憩所がありました。道の駅のように充実しておらず、食事処(上り側)・トイレと簡易な施設となっています。それらが料金所の跡地にある事から、駐車スペースがかなり広く取られています。
こちらも前の写真同様、市町の越境直前最後の休憩所なので、早朝・深夜に通る際は、十分注意しておいた方が良さそうです。

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【県道の長いトンネル出現】
函南町熱海市の境にあたる、鷹ノ巣山トンネル(全長 1268m)は、静岡県内の県道トンネルでは長い方です。有料道路・自動車専用道路にもあるように、トンネル内でカーラジオが聞け、NHKニッポン放送はもちろん、ギリギリ静岡県という事で、静岡放送(SBS)が選局可能です。
市章のサインはありませんが、こちら側から600m先のトンネル内で熱海市に入り、真上で伊豆スカイラインと交差します。

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【バイパス終了】@笹尻交差点(熱海市)
県道11号線の熱函道路(県道バイパス)はこの交差点で終了です。同県道は函南町平井からの旧道と合流し、11号線の熱海市街方面は右折、20号線は斜めに直進と、大変ややこしくなっています。前者では急勾配で、エンジンブレーキはマストとなります。(国道1号の箱根路同様、待避所あり)
※伊豆スカイライン:県道20号線(重複区間)方面へ

【追記(2017年6月7日)】
大変長らくお待たせしました。本県道の配信ですが、今頃となりすみませんでした。