静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#249 日本中が注目する北陸新幹線 E7・W7系

皆様こんばんは。上野東京ライン北陸新幹線で話題が、テレビでも持ちきりの今日は、鉄道1本で展開しています。
今回・今日2回目は、上野東京ラインと時を同じくして開業(以下、開通)した、北陸新幹線のE7・W7系をご紹介してまいります。在来線側からの撮影の為、車内の写真はありませんので、長文となりますが、文章にて詳しく説明します。

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【新時代の新幹線】@東京駅20番線停車中(F7編成 あさま533号 長野行)
→撮影当初:長野新幹線で完結する「あさま号」のみ
<概要>
北陸新幹線(金沢~長野間)の構想から約半世紀の時を経て、2015年3月14日に開通し、それと同時にE7系W7系が運行開始となりました。JR東日本JR西日本が共同で製造し、運行しています。
開通以前、甲信越方面は東京~長野間の長野新幹線で完結し、在来線(北陸本線信越本線等)での乗換が強いられ、4時間程要していました。ところが北陸新幹線の開通により、在来線を利用せず最短で2時間30分で、東京~金沢間を移動する事が可能になっています。これにより、東京から金沢がより近くなり、観光はもちろん、社会・経済に効果をもたらす事でしょう。
常磐線の特急「ひたち号」・「ときわ号」のように、北陸新幹線では速達タイプは「かがやき号(朝夕)」・停車タイプの「はくたか号」と設定されています。また別に各駅タイプで、北陸新幹線内の「つるぎ号」、長野新幹線内の「あさま号も設定されています。
まだの話ですが、2022年度(予定)には、金沢~敦賀間が延伸開通し、関西方面への利便性が向上する事となっています。となれば、北陸本線の範囲が徐々に狭まり、JRから第3セクターの路線になってしまい(2015年開通時:第3セクター路線が増加)、JRのみで乗り通す事が出来なくなってしまう事が危惧されます。
<車両全体>
普通車の座席は従来の新幹線よりもゆとりが生まれ、全ての座席に電源コンセント(50Hz/60Hz対応)が設置されているので、ノートパソコンの使用・スマートフォン等の充電にはもってこいではないかと思います。車両全体は、北陸地方の伝統工芸と日本の未来をコンセプトとしていて、特に車内客室に表われています。
列車は12両編成で、長野・金沢側先頭にグランクラス(国内旅客線でいうファーストクラス)という特別車両があります。

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【斬新なイラスト】※JR東日本車両(E7系)
E7・W7系のロゴは、他の新幹線にはない斬新さがあり、ラッキナンバー「7」が用いられています。
矢尻のような形で、輝く未来へ前進していくという思い入れがあり、日本の伝統工芸の繊細さ、未来に進んでく速さが込められています。

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【贅沢な空間】
先にも述べたように、長野・金沢側先頭・12号車は、新幹線の最上級であるグランクラスという車両です。従来の新幹線(E5系以前)は、普通車とグリーン車の2種類ですが、北陸新幹線では東北新幹線E5系同様、グランクラスを含めた3種類となっています。普通車よりもはるかに高い分、サービスで元が取れるような感じでしょうかと。
「グラン」は高級感・プレミアムを思わせ、「かがやき号」・「はくたか号」では、車内サービスでのおもてなしは至れり尽せりです。軽食やドリンクのサービスがあり、ドリンクはコーヒー・アルコールを除いて無料で注文出来ます。
新幹線のファーストクラスという事で、わずか18席(普通車1両 100席・グリーン車1両 36席)しかなく、座席の材質が高級車のようで、快適に過ごす事が出来ます。

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【日本の技術が結集】(上:指定席/下:自由席)
→撮影時、停車駅表示のタイミングを逃した為、上の表示を掲載
車外・車内の案内表示機は、フルカラーLEDが用いられていて、日本で誕生したLEDはノーベル賞受賞と縁があります。日本の技術が詰まっていて、E7/W7系を含むN700系以降の新幹線は、車両全てが「MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)」となっています。
やはりN700系以降の表示方式で、車外では停車駅の表示が主語→述語の関係になっていて、車内では各駅の降り口の表示が明確になっています。