静スソ備忘録

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#211 中央本線で奮闘する211系

皆様こんばんは。今回は、記事投稿通算211回目にちなみ、中央本線(JR東日本)で絶賛運用中の211系電車についてを、見てまいります。
 
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写真:中央本線 甲斐大和駅2番線に停車中 (長野[元 田町]車両区所属 N601編成)
→552M 甲府発 普通 立川行
【車両概要】
長野車両区に所属していた、115系電車の置き換えとして、JR東日本の近郊路線(東海道線高崎線・房総各線)の新型車両による玉突きで、(現時点で)3両×36編成・6両×9編成が導入されています。この車両は、以前所属していたところからの寄せ集めなので、編成によって(方向幕・座席)若干異なっています。運用は中央本線は立川~松本間、篠ノ井線飯田線と広範囲で、1列車の車両数(3or6)は分かるものの、車内の座席タイプは不統一なので、駅到着まで分からないのではと思います。
ドアについては、山間部(高尾~立川間除く)での運用の為、ドア横には半自動ボタンが備え付けられています。
トイレですが、やはり長距離運用が存在していて、6両では2箇所(3両は1箇所)設置されているので、トイレが近い方にとっては便利でしょう。
【写真について】
トップナンバーの元のチタ(田町)のN1編成、ナノ(長野)のN601編成です。編成の札がエラい小さいので、分かりにくいかもしれませんが、『N601』と書かれています。1列車の車両数が6両という事もあり、元の編成に600が付加されています。以前は東海道線の車両であったので、列車番号(LED化)を除き、行き先は幕式タイプとなっています。座席はロングシートクロスシートが混在した、セミクロスシートです。(後ほど紹介)
 
※ちなみに、高崎線・房総ローカル線からの車両は少し異なっています。
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写真:甲府駅1番線に停車中 (長野[元 高崎]車両区所属 N322編成)
→337M 甲府発 普通韮崎行
元のタカ(高崎)のB6編成、ナノN322編成です。3両編成なので、編成は300番台ではありますが、当然ですが、車両番号が編成の末尾の数字とは一致していないのです。
(一部編成の車両番号(1編成全体で)が飛び飛び:http://tx-style.net/jr/4507.php を参照のこと)
 
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写真:座り心地は文句なし! @N601編成 中間車両(2号車 モハ211-1)
先にも述べたように、座席はセミクロスで、クロスシートがある車両では、車窓の景色を満喫しつつ、くつろぐ事が出来ます。その為冬場(ドアの自動扱い区間)においては、外の冷気であまり寒く感じにくい事と思います。東海道線(東京~沼津間)で乗った時と変わっておらず、座面が丁度良い柔らかさがたまりません。
 
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写真:長距離移動には不向き(!?) @N300番台 編成
座席はロングシート(N600番台の車端部にもあり)で、こちらは車窓の景色よりは、収容力(定員確保)が重視されています。その代わり、冬場は(ドアが自動扱いの場合)冷気が入りやすく、暖まりにくい難点があります。
(ただし、座面の柔らかさはクロスシートとは変わらず)
 
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写真:変わったタイプの優先席 @ナノN601編成(1号車 クハ211-1)
211系では、トイレ付近の優先席が他の箇所と異なっていて、ロングシートクロスシートの合わせ技がご覧になれます。このような座席は、現在のE233系3000番台の6号車(2011年落成以降の車両)に継承されていて、セミクロスシート車両の他号車とは一線を画す趣があります。
 
 
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写真:6両編成のトップナンバー (N601編成 2号車)
東海道線の時に引き続き、211系の始祖となるモーター付車両で、1が3連続で続いています。それようも注目は、車体の帯カラーでして・・・
長野地区のテーマカラーはアルパインブルーとリフレッシンググリーンの明るい2色で、信州の感じが前面に出ています。
 
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写真:一際大きく目立つボタン
ドアは一年通して半自動式(相模湖以西)で、ドア横には大きな開閉ボタンが取り付けられています。それにしても、ボタンのスイッチが大きく分かり易いので、誰もが操作しやすい設計となっています。ボタンのタイプは、E231系(近郊型)とE233系(0番台・3000番台)を÷2したもので、211系に限らず、旧型の車両にもリニューアル(改造)時で付けられています。
 
※車外のボタンも大きくて分かりやすいのですが、だいぶ古びいているように思えますね。
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写真:国鉄時代を思わせる運転台
2つのハンドルで列車を動かす光景はJRの前身にあたる国鉄の時からお馴染みです。山間部を走るので、運転台正面には、抵抗器らしき機器が装備されています。原来標高の低い土地を通っていたので、急カーブ、急勾配の運転を考慮し、設置されているようです。