静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#148 南武線 E233系8000番台

皆様こんにちは。まずは今日は何の日から。本日11月5日は津波防災の日であり、太平洋側に住んでいる方々にとっては教訓となる1日です。
今回は、10月4日に堂々デビューした、南武線の新型車両 E233系8000番台(編成:ナハN○○)をご紹介してまいります。これまでのE233系とは異なる仕様がいつかありますので、是非ご覧下さい。
 
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写真:武蔵小杉駅2番線に停車中のナハN6編成 (1443F 各駅停車 立川行)
【概要】
205系電車および209系電車の置き換えとして、今年8月から2015年秋まで、6両×35編成が導入される事が決定しています。全編成が、総合車両製作所  新津事業所(J-TREC 新津)で製造され、今日現在で8編成が所属、7編成が営業入りしています。車体の帯は、濃い黄色・オレンジ・茶色の3色で、E233系では初の試みで、南武線のロゴ・沿線風景(1・6号車のみ)も一緒に入っています。205系・209系ではなかった、自動放送や車内の液晶ディスプレイ、フルカラーの行先表示機が、本系列で見る事が出来ます。
【運行形態】
各駅停車[種別カラー:黄色]と快速[種別カラー:ピンク色](10時~15時で毎時2本)の2種類です。快速は1970年代から運用開始となったものの、一時的に消滅しました。ところが、沿線の住民による要望(南武線の快速運転)も功を奏してか、2010年からは川崎~登戸間で、今年3月からは川崎~稲城長沼間に延長となりました。
 
 
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写真:快速 川崎行の案内表示(運行時分) @2号車1番ドア(ナハN2編成:立川駅停車中)
車内LCDは、京葉線横浜線のタイプと同一で、駅到着前のドアの動きがなめらかになっています。
東京西部から川崎方面の利用の際は、都心を経由することなく、最速約50分での移動が可能となります。来年の今頃には、南武線の全車両がE233系となり、現在時刻・現在位置を正確に把握する事が出来るようになりますので、乗車の度に見られるまでは、今しばらくの辛抱が必要です。
なお自動放送にも変化があるとの事で、以下の通りとなります。
 
【各駅停車】(駅間の距離により内容が異なる)
1.2キロ以下の場合
「まもなく○○、○○、お出口は左(右)側です。」(英訳付:乗換案内も含む)
1.3キロ~2キロの場合
「次は○○、○○、お出口は左(右)側です」(発車後:英訳あり)と「まもなく○○、○○、お出口は左(右)側です。」(到着前:日本語のみ)
【快速】(到着前は従来と同じ:ただし武蔵小杉~武蔵溝ノ口間は各駅停車扱い)
発車後
「次は○○です。○○の次は○○に停まります。」(英訳付)
 
 
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写真:川崎~立川間の沿線風景が1つのイラストに
(上の写真:1・6号車の乗務員室横 下の写真:1・6号車の車両側面  →共にナハN3編成)
E233系では、横浜線以降で路線のロゴ・イラストが採用されています。南武線においては、「もっと南武線に親しみを持って欲しい」という願いが込められた沿線風景が描かれていて、横浜線以上にパワーアップしています。
このイラストは、音楽を奏でる街 川崎をコンセプトに、左からラゾーレ川崎周辺、武蔵小杉周辺のビル街、等々力アリーナ、大学(多摩川の前後にあり)、多摩川、読売ランドの観覧車、立川周辺のビル街の順で構成されています。なお同号車の客室側の側面の帯にも描かれていて、こちらはイラストの順番が逆になっています。
 
 
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写真:中央(快速)線の車内と間違えやすい
車内の照明は、埼京線以降のLEDが全車両で採用され、座席は車体カラーに合わせて、暖色系(黄色・オレンジ・茶色の3色)となっています。ご覧の通り、中央線のE233系と見間違えがちですが、座席背面の模様が若干異なります。
 
 
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写真:3色ラインが入るドア  (開閉:スクリュー式) @川崎駅5番線
ドアの開閉でも変化があるとの事で、開閉時の音は京葉線埼京線横浜線と同じトーンですが、閉まる時の衝撃が抑えられています。どうやら、既存の209系とドアエンジンと合わせているようですが、メンテナンスの際手間がかからないという事が最大の点であります。
 
なおYoutube(suso3135)でも、南武線E233系の車両全般の紹介を行っている動画(走行音付き)をアップしていますので、こちらも是非ご覧下さい。URLを掲出しておきます。
 
各駅停車:http://youtu.be/uZJ81_6HVm8 (ナハN3編成:川崎→立川)
快速:http://youtu.be/ZTcoBb84M2k (ナハN2編成:立川→川崎)