静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#134 伊豆の大地震によって生じた断層

皆様こんばんは。最近は、写真撮影が少なく、枯渇しかけているので、記事投稿が1回/日という状況が続いています。

今回は、約80年前の伊豆地方の大地震によって、土地のズレが生じた一帯を実感出来るスポット・丹那断層(場所:静岡県田方郡函南町・丹那断層公園内)をご紹介してまいります。

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写真:公園だが、隠れ観光スポット
県道11号線(熱函道路)の近くで、細い道路沿いに、丹那断層の一部分が見られる公園があります。場所は函南町熱海市の境目付近(丹那盆地)にあり、マグニチュード7.3の大地震という脅威によって、断層が生じました。断層は、丹那盆地を流れる川の前後にあり、そのズレは1キロに渡ります。
尚この公園は、国の天然記念物に指定されていて、伊豆地方のジオサイトにも指定されています。


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写真:見えにくいわずかなズレ
公園内に飛び地があるように思われがちですが 、実は伊豆の大地震で、水平方向に2メートルずれた隙間[すきま](断層)です。その隙間が出来ても修復するかと思いきや、敢えて直さず現在に至っています。
なんでも、地震の恐ろしさを現代に語り継ぐ材料となれば、という思いで残されているとの事です。


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写真:生々しい断層を間近で感じる
公園内に、地下で断層を観察する事が出来る場所がありました。ただし先述の通り、国の天然記念物ではあるので、断層に直接触れる事は出来ないので、歩きながらの観察となります。ご覧の通り、こちらでも土地のズレが発生していて、南北で非対称な造りとなっています。