2000番台では、他のE233系とは異なり、東京メトロ千代田線に乗り入れているので、車体の形状は裾絞りとなっています。当番台は東京メトロの車両の乗り入れの関係上、10両×18編成と(E233系の)他番台より少なめに導入されています。また、加速度は地下鉄との協定により、3.3km/h/sと高めに設定されています。
→撮影:6号車3番ドア(マト10編成)にて
京浜東北線の1000番台までのデザインに代わって、当番台以降はJR東日本独自のものとなっています。これにより画面がより見易くなり、画面内の字を細めにした事で、表示のバランスが上手くとれています。このような表示は、京葉線の5000番台以降(埼京線の7000番台を除く)でも継承されています。なお当番台では、地下鉄も走るため、情報が取得出来ない事から、LCDがドアごとに1基しか付いていないのです。
写真:パンタグラフが2基搭載されている号車 (ドア開閉:リニア式)
当番台では、全18編成が東急(現在:総合車両製作所 横浜事業所)で造られています。製作された場所が統一されている車両として、京葉線の5000番台[新津製](現在:総合車両製作所 新津事業所)も一例です。
各駅の停車時間が僅かであったため、ドア本体の写真がありませんが、文章での情報として、1枚目の写真と同じ色のラインがドアに入っています。ドアのエンジンについては、当番台以降の全ての車両でリニア式となっていて、「バタン!」と音を立てながらドアが閉まります。これは、1000番台までのスクリュー式よりもコスト(メンテナンスの手間が省けられる)が抑えられ、また路線毎に所属している(いた)車両のものに合わせている為です。