静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#834 【緊急特番】惜別乗車 二階建て新幹線E4系 

皆様こんばんは。静スソと申します。もうすぐ9月が終わり、今年もとうとう、4分の3に達しようとしています。

ところで9月30日で、19都府県の緊急事態宣言が解除となります。新型コロナの感染者数・同患者の病床使用率が減少傾向にあり、ワクチン接種の推進・飲食店の感染対策の徹底が功を奏した結果となっています。

早速ですが、今日の記事と参ります。今年10月1日(金曜日)に、二階建て新幹線の異名を持つ、JR東日本E4系による定期運行(上越新幹線のみ)が終了となり、上越北陸新幹線の定期列車が、E7系以降(一部列車:E2系)の車両となります。乗車日は北関東も宣言対象となっていましたが、引退時期が既に決まっていましたので、県を跨ぎますが、記念及び惜別乗車という事に至りました。今回の乗車列車(乗車区間:後述)にたどり着くまで、全て宣言対象地域で、(都内で改札出場しないなど)最大限の感染対策を講じた上で行動しています。


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【最初で最後の二階建て新幹線】@JR東日本 高崎駅新幹線ホーム(13番線)

9月下旬の平日ですが、定期で見られるのも最後という事で、E4系(今回列車:P14編成)の最後の活躍を見届けようと、鉄道ファンのみならず、子供連れで賑わっていました。宣言の最中での撮影でしたので、わざわざですが密になりにくい高崎駅まで足を運びました。残念ながら、時間の都合上、16両(8両×2編成)版は見られませんでしたが、東海道新幹線ではない8両版新幹線が見られました。引退間際という事で、JR東日本の粋な計らいとあってか、車両側面には感謝の意を示すステッカーが掲載されていました。

(題の通り)当方としては、新幹線では最初で最後の撮影・乗車で、もはや記念であり惜別でもある要素満載でした。

 

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【二階席ならコスパ最高】※乗車列車・座席位置:上の写真に表示

今回乗車の列車ですが、上越新幹線Maxたにがわ412号(越後湯沢~東京:8両・全駅停車)で、東海道新幹線で言うこだま号(名古屋~東京)に相当します。高崎駅新幹線ホームにもありますが、自由席がひかり号並みの5両と多くなっていますが、グリーン車除けば普通車指定席は(2階席では)1両か2両と狭き門ですが、眺望の良い2階の窓側席が確保可能で、自由席と料金が大差ないのであればという事で、今回の座席はそちらとしています。

なお一部の新幹線特急券は、チケットレスではなく紙タイプで、今回は期間限定の首都圏平日乗り放題パス(区間外:乗車券を追加)という事で、面倒ですが指定席券売機で受け取る事となりました。


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寝台列車のような新幹線】

オール2階のE4系は、かつて湘南ライナーで活躍した215系寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号で絶賛運行中の285系を2で割ったようなものと解釈しても遜色ありません。各号車出入口にある異様に広いドア付近デッキ(ワゴン販売用の昇降機付:新潟側先頭は車椅子用)、寝台特急サンライズ号を彷彿させる長い廊下(8両編成:3号車・6号車にあり)はこの車両ならではで、新幹線でこのような光景が見られるのも、もうまもなくで過去のものとなってしまいます。


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東海道にはない壮観】

東海道新幹線N700系と比較しますと、シンプルで何とも殺風景なデッキ・通路ですが、前述の通りE4系はやたらと後者が長く、特にモーター付きの3・6号車は、巨大壁がそびえているかのようです。

トイレは自由席は1・4号車、指定席及びグリーン車は5・8号車で、東海道と同じ共用トイレと洗面台があり、(JR東日本の新幹線で言える事として)女性専用があり、混雑した時の利用には重宝しそうです。

そして洗面台に注目しますと、サフィール踊り子号(E261系)にもある、ハンドドライヤー付の自動水栓があります。ハンカチがない時に役立つのですが、やはりコロナ禍ゆえ乾燥機は停止となっていました。

 

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【バリエーション豊かな座席】

E4系の座席ですが、柄は3種類・シートタイプは5種類で、先代のE1系に続き、乗車にこだわる(俗の)乗り鉄にはうってつけです。上から(国内線の航空機にありそうな)自由席の3+3シート、東海道・山陽新幹線の普通車でお馴染みの3+2シート、グリーン車の2+2シートとなります。

最初の写真の座席は、自由席でも2階にあり、着席定員確保を目的に座席間の肘掛け・各座席のリフライニングを省略したものです。快適性は落ちますが、新幹線通勤でとにかく座りたい方にはもってこいと言ったところです。続いて真ん中は、自由席の1階、指定席(グリーン車7・8号車は1階)は前述の感じで、個人的には東海道よりは窮屈に思えます。そしてグリーン車(7・8号車2階)ですが、一風変わった雰囲気で、座席の枕(クッション)が可動式で、普通車にないゆとりが垣間見られます。

なお写真にはありませんが、一部号車(普通車)には平屋タイプの座席(フラットシート)があり、こちらはグリーン車と同じ2+2シートですが、座席の幅は大して広いわけではないとの事です。