静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#792 Withコロナの鉄道旅を振り返る~中京編(令和2年9月)

皆様こんばんは。静スソと申します。

あっという間に1月の後半となりました。今週水曜日(14日)になりますが、関東4都県に加え、栃木・愛知・岐阜・京都・大阪・兵庫・福岡の7府県(関東1県・中京2県・関西3府県・九州1県)が緊急事態宣言の対象(期間:~2/7日曜日)となりました。これとは別に九州は宮崎県・熊本県、関東は茨城県も宣言発令の対象となっていますが、先の11都府県の国による要請ではなく、県独自という事です。対象都府県と隣接する静岡県三重県・長野県・滋賀県等は外れていますが、やはり感染拡大防止として、県外への不要不急の移動が同日まで自粛となっています。

ところで今日は、人生を左右する大学入学共通テスト(センター試験)日(16日・17日)でして、例年とは異なり、新型コロナ感染拡大防止策(マスク着用・手指消毒・受験室の換気・医師配置等)を講じた上実施となっています。なお北海道の北端・稚内市の会場では、大雪で今日の一次試験は中止となっています。本来受験会場へは公共交通機関利用が一般的ですが、場所によってはマイカー送迎が可能になっていているものの、移動中も細心の注意を払う事となります。また昼食時は複数人での対面をやめ、自席で食事(壁に面するのが最適)するという事も必要になります。

去る10日(日)・11日(月・成人の日)ですが、成人式(一部地域:成人祝賀の集いと呼称)が開催される日であるものの、新型コロナで中止・延期になっているところもあります。予定通り開催しているところは、開催時間は地区毎に分散し、記念写真の撮影は屋外で、式の後のパーティー・会食は中止と異例づくめです。当方は10年前(コロナ前)で、アルバイトを休みとして参加し、式は地区一斉・写真撮影有・その後の会食有でしたので、今年成人になられる方においては気の毒のように思えてなりません。

前置きがかなり長くなりましたので、この辺りで改めまして、今日の本題となる、コロナ禍の鉄道旅の振り返りと参ります。今回記事は昨年9月末(同29日火曜日)に中京圏へ行ってきた時についてです。岐阜県へ行くか、三重県へ行くか直前まで迷いましたが、やはり日帰りで出来る限り格安で行け、かつ感染者(当初時点)がより少ない後者としました。そこで今回の目的は、コロナ前より規模縮小ですが、快速みえ及び近鉄電車の乗車、JR東海の新型特急HC85系及び近鉄特急ひのとり号の目撃です。当然県外移動の為、手指消毒は場所関わらず、その都度励行しています。行きについては新幹線・浜松~豊橋間除きICでの移動、帰りについては近鉄除き切符での移動です。

 

f:id:suso3135:20210116174337j:plain

f:id:suso3135:20210116175049j:plain

f:id:suso3135:20210116175423j:plain

【コロナ禍の乗車率は疎ら】@1・2枚目:JR静岡駅(新幹線:6番線)→乗車:ひかり505号岡山行(K5編成)

この日は名古屋方面へ少しでもリーズナブル且つ時短・効率的に鉄道旅するべく、昨年1月末(#772記載分[昨年10月中旬配信])と同様、往路の新幹線は静岡~浜松間(ひかり号自由席、沼津[出発駅]~静岡間はモバイルSuicaで在来線移動)とさせて頂きました。名古屋より先へ向かう為、8ヶ月前より1時間早い列車の乗車です。#772の記事前半にあったような混雑はなく、コロナ禍という事で乗車率は指定席側でさえも低く、テレワーク・時差通勤の普及がやはり大きいとの事です。

 

suso3135.hatenablog.jp

 

乗車の新幹線はJR西日本の車両(N700a)で、客室出入口の防犯カメラ下にはJR西日本の表記(8ヶ月前:JR東海)があり、車内の各駅案内放送の冒頭チャイムは『いい日旅立ち』(8ヶ月前:JR東海車(N700A)で『AMBITIOUS JAPAN』)で、5号車15番窓側(山側)に着席です。

f:id:suso3135:20210117010629j:image
f:id:suso3135:20210117010633j:image

なお浜松~豊橋間はこだま号ではなく、在来線の普通列車(ロングシート:211系)で、ホームがえげつなく広い弁天島駅(CA37)・浜名湖競艇にほど近い新居町駅(CA38)を横目に進んでいきます。

f:id:suso3135:20210116204356j:plain

豊橋で乗り換える時、飯田線側に普通列車が停車中でしたが、何と御殿場線身延線にはないワンマン/普通の種別の表示がなされていました。名目上は普通列車ですが、運行上ではワンマン列車となっているとの事です。豊川(CD05)行で、飯田線では短距離運用で、同駅以北は終点・岡谷駅までは単線となっています。

f:id:suso3135:20210116183824j:plain

f:id:suso3135:20210116184215j:plain

f:id:suso3135:20210116184421j:plain

【コロナ禍こそ早く快適移動】名鉄 豊橋駅(NH01:3番線)→乗車:快速特急 新鵜沼行(11時台)

豊橋駅(CA42)からは名鉄で一気に名古屋へ向かいます。前述の通り今回の目的地は三重県で、夜中にならず日帰り可能にする為、8ヶ月前より1時間早くスタートしています。今回もその時と同じ快速特急(座席:1号車5番A席)で参ります。

早くて快適は当たり前ですが、コロナ禍という事で、乗車した号車は名古屋まで10人に満たない乗車率で、すぐ前後に乗客がいませんでしたので、リフライニング出来、3密回避にもなりました。

f:id:suso3135:20210116210238j:plain

【人生初のディーゼル列車】@JR名古屋駅(CJ00:12番線)→乗車:快速みえ9号鳥羽行(2909D列車)

名古屋からは、関西本線(一部単線区間有:JR東海区間)で三重県へ向かいます。見た感じ特急列車のような趣ですが、立派な快速列車で普通乗車券で乗車可能です。快速みえ9号ですが次の桑名駅(CJ07)まで乗車しました。

f:id:suso3135:20210117013927j:image

同列車ですが、某Youtube動画にもあるように、蟹江駅(CJ03)にて列車行き違いによる運転停車はあるものの、最速達でかつ桑名駅(CJ07)までノンストップ(上りの10号は最遅)という、ある意味化け物のような存在の列車です。

当方は実を言いますと、ディーゼル列車の乗車は人生で最初でして、今回の鉄道旅の目的の一つです。同路線は全線電化されていますが、快速みえの四日市駅以南は非電化で、伊勢鉄道線経由・紀勢線及び参宮線直通の為、キハ75系=快速みえ号となっています。

f:id:suso3135:20210118110636j:image

名古屋を出た直後では、車両基地越しですが、近鉄の新型特急『ひのとり』が見えました。ひのとり号は名古屋~大阪上本町の最速達タイプの特急列車で、プレミアムシートがJRの在来線グリーン車並みとの事です。関東でいう小田急線のロマンスカー(GSE)ような贅沢さが感じられる車両と言うのは確かです。

f:id:suso3135:20210117022026j:image

【中京のソウルフード】→利用店舗:ほなみ(穂波):アピタ桑名内2F(桑名駅から徒歩6分)

桑名に着きましたので、腹ごしらえとして、中京のローカルフード・きしめんを頂きました。名古屋駅前で頂いた時は冬で、こってりとした味噌煮でしたが、今回は残暑であっさりとした醤油煮でした。この日アピタは火曜特売&サンキューデーで、きしめんと天ぷらのセットが¥900ほどで得であったので、そちらにしました。

それよりも何故わざわざこちらなのかと申しますと、愛知県とりわけ名古屋市は感染拡大で危ないところで、そちらを回避する為です。桑名駅(JR:CJ07、近鉄:E13)から徒歩圏の飲食店を探したところ、そんじょの飲食店では割高で、コロナ対策が大丈夫かが怪しいので、感染防止策が十分なスーパーと併設する飲食店であれば、問題ない事は明らかです。


f:id:suso3135:20210117022030j:image

またこの日は残暑が厳しい事もあり、マスク着用で熱中症のリスクが高まってしまいますので、水分補給にいそしんでいました。食後に眠くなっては行動出来なくなりますので、(駅前のロッテリアの)コーヒーで眠気飛ばしと言ったところです。

f:id:suso3135:20210117202927j:image
f:id:suso3135:20210117202931j:image

【地元の足】1枚目:三重県道504号 桑名港線(桑名市内)、2枚目:三岐鉄道北勢線(西桑名駅前)

桑名市民の足(⁉︎)という事で上の2枚を選びました。

道路からは、沿道にコメダ珈琲がある県道504号線です。(沿道に市の公共施設がある)一つ南側の県道401号 桑名四日市線より交通量は多いわけではありませんが、地元民の足である事は相違ありません。同市内には仏壇・葬祭関係の店舗・施設があり、とりわけ仏壇店舗のぬし与(国道1号沿い)は江戸時代から続く老舗として、地元では有名のようで。

鉄道からは、三重県内のローカル路線・北勢線です。同路線は県北(桑名市東員町いなべ市)における重要な公共交通で、通勤通学は勿論、日常生活の足として重宝されています。同路線ですが、営業路線で最も狭いサイズ(762mm)の線路で、新幹線(1,435mm)の半分以下という事で、全線最高45km/hに抑えられています。

f:id:suso3135:20210117221252j:image
f:id:suso3135:20210117221248j:image
f:id:suso3135:20210117221244j:image

【観光よりも学びの場】@はまぐりプラザ(桑名市小貝須)

桑名ときましたら、間違いなく蛤(はまぐり)で、その博物館に相当するところがはまぐりプラザです。桑名駅から循環バス(三重交通)が出ていますが、最寄りにバス停がなく、市税務署前のバス停からは徒歩10~15分かかります。とは言うものの、1時間に1本のレベルではありませんので、時刻は予め確認必須です。

はまぐりプラザですが、施設自体は平日は休みなくとなっているものの、レストランについては火曜日定休となっています。展示ははまぐり主体ですが、しじみもあるので、貝のミュージアムとも言えます。一応観光の一環ですが、学びにも直結していますので、市内巡りには大変有意義なものです。

f:id:suso3135:20210117223407j:image

【意外なところで発見】@桑名市京町(市博物館前)

三重県道613号 福島城南線の通りの博物館の反対側に、同県の電話発祥地の石碑があります。特段深い意味はありませんが、やはり県の玄関口故に、愛知県との往来がしやすい事は確かです。県庁所在地の津ではなく桑名というのは意外でした。

f:id:suso3135:20210117224217j:image
f:id:suso3135:20210117224213j:image
f:id:suso3135:20210117224222j:image

【関西線のバイパス的路線】→乗車区間:桑名(E13)~名古屋(E1)

観光・学びを終え帰路につくこととしました。桑名駅からは関西線と競合する近鉄名古屋線で名古屋へ向かいます。某YouTube動画にもありますように、桑名〜名古屋間の運賃は、JRでは¥350に対し、近鉄は¥450と不利ですが、後者は所要時間が短く、名鉄と同様に地域輸送主体(優等列車:6両)でありながら速達性が強い路線である事は言うまでもありません。

急行に乗車しましたら、複線故に嘘のような速さで移動で快適でした。急行は桑名を出ますと、弥富駅(E11)・蟹江駅(E08)の2駅停車(準急:蟹江〜四日市[E21]間各停)で、乗車時は6両のうち前2両がロングシート編成(9003F:4扉)ですが、後4両が転換クロスシート編成(5207F:3扉・トイレ有)で、コロナ禍においては後者が絶対おすすめです。


f:id:suso3135:20210117224207j:image

近鉄で名古屋に戻る途中、車両基地越しですが、JR東海の新型特急のHC85系を目にする事が出来ました。HC85系は特急『ひだ』・『南紀』の置き換えで、ディーゼルエンジンがイギリス製の強力な、キハ85系の置き換え対象となっています。HCはハイブリッドの略称で、トヨタ車で言うプリウス・アクアのようなものです。

f:id:suso3135:20210119113453j:image
f:id:suso3135:20210119113449j:image
f:id:suso3135:20210119113457j:image

近鉄特急には、先のひのとり号(80000系:6両・8両)以外にも、主力のAce(22600系:JR桑名駅での確認分[貫通4両]は22000系のACE)やしまかぜ号(50000系:6両)、伊勢志摩ライナー(23000系:6両)があり、私鉄特急では名古屋線大阪線京都線奈良線・山田線・鳥羽線南大阪線橿原線吉野線の9路線合わせ、日本一の本数(上下最大400本/日)となっています。

f:id:suso3135:20210120223318j:image
f:id:suso3135:20210120223328j:image

名駅の待ち合わせスポット】@JR名古屋駅(1枚目:金時計[桜通口側]、2枚目:銀時計[太閤口側])

名古屋駅に到着後、乗車の新幹線の時刻まで、駅ナカで時間つぶしとしました。ロータリー側へ向かいますと時計塔があり、新幹線サイドは銀色のもの、地下鉄サイドは金のものとなっています。時計のオブジェは、同駅コンコース内での待ち合わせ場所として定番で、電話・LINEで伝える時の目印となります。
f:id:suso3135:20210120223322j:image

丁度この日は9がつく日で、駅地下街(エスカ)のクレープ屋(ディッパーダン)で、季節に合わせ、渋皮栗モンブランのクレープ(定価¥480)を頂きました。同日はクレープの日でクレープ全品¥330ですが、当方はauスマートパスプレミアムで(火曜日で)何と¥300で済みました。なおコロナ禍で三密回避という事で、大名古屋ビルヂング・ゲートタワー側の屋外で頂いています。

それにしても、コロナ前に来た時よりも、ロータリーの慌ただしさは何処へやらと思わせるほどの閑散ぶりでした。

f:id:suso3135:20210120232006j:image
f:id:suso3135:20210120232014j:image
f:id:suso3135:20210120232002j:image

【小一時間で静岡へ】@1枚目:JR名古屋駅(新幹線:15番線)→乗車:ひかり516号(旧:476号) 東京行(K5編成:往路と同じ)

 乗車の新幹線まで30分を切りましたので、新幹線改札口へ向かい、名古屋を後にします。発車10分前に新幹線ホームへ来ましたら、8ヶ月前とは裏腹に、乗車口は列が短くなっていました。前半にもありましたように、コロナ禍でのテレワーク・時差通勤の普遍化の影響・三密回避が相まっていた事によります。

今回乗車のひかり号(座席:5番縛り)は、熱海にも停車(三島は通過)する便で、昨年1月末の時は11号車(グリーン車の前)でしたが、この日は近鉄の急行列車の乗車前に予め購入しましたので7号車(グリーン車の後ろ)で確保出来ました。3枚目の特急券にもありますように、新幹線は静岡までの利用で、ひかり号の場合は1時間足らずで到達(名古屋から15分ほどで豊橋駅通過[愛知県脱出])します。距離にして200km近くなりますので、この日(閑散期)は自由席料金に¥330(通常期:¥530)追加ですが、(然程変わらないのであれば)窓側が保証出来る指定席に決まっています。1時間弱ただ座っているには退屈なので、乗車前に調達した軽食で乗り切りました。

f:id:suso3135:20210120233152j:image
f:id:suso3135:20210120233156j:image

【コロナ禍のホームライナー】@1枚目:JR静岡駅(CA17)→乗車列車:ホームライナー沼津6号 沼津行(3両)

今回のフィナーレもホームライナーとなりましたが、コロナ禍という事で、例年とは異なり空いていました。全区間乗車の場合、乗車整理券では座席指定になっていますが、三密回避とあってか、運行上では自由席で、記載は有っても効力はなしです。なお途中駅からの場合は記載はなく、最初から自由席扱い(令和3年3月までの湘南ライナー[東京・新宿~大船・藤沢間]と同様)です。なお特急ではありませんので、ホームライナーというよりは有料快速のように思えてなりません。

乗車のホームライナー沼津6号は、丁度帰宅ラッシュという事で、混雑の普通列車を回避する学生の利用もあるほどの需要があるようでした。同列車は全区間で40分を切る最速達で、御殿場線身延線との乗り換えが考慮されています。

とてつもない長丁場となりましたが、投稿時点ではGO TO トラベルは休止中ですが、コロナが鎮静した時に出かけてみてはいかがでしょうか。

※1月21日深夜 写真追加・追記完了