静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#786 Withコロナ 鉄道版ホリデーパスで山梨へ(令和2年8月)

皆様こんばんは。静スソと申します。

官庁等仕事納めとなるクリスマスから一夜明け、今日から正月三が日まで年末年始休みの方もいようかと思います。年末年始となりますと、公共交通機関は休日ダイヤとなり、施設・飲食店(共に一部除く)では休日料金で割増となってしまいます。鉄道において、JRは12月30日~翌年1月3日は休日扱いで、JR東日本普通列車グリーン(自由席)は割安、特急列車(一部路線除く・新幹線含む)指定席は繁忙期区分で割高となります。なお今年はコロナ禍で、静かな年末年始が求められますので、指定席予約は大幅減少しています。一方飲食店においてはランチ休止(一部店舗除く)、ネットカフェや温泉施設では休日の値段で、この時期はまさに書き入れ時です。

さておきまして、今日の本題と参ります。年末という事で、今年を振り返るシリーズとして、Withコロナの鉄道小旅行の山梨編をお送りします。なお今回は週末乗り放題切符(¥2,720/人・日)使用で出掛けています。今回の目的は特急ふじかわ号乗車・温泉利用です。勿論県外への移動ではあるので、手指消毒はアルコール消毒があればその都度励行しています。


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【がらりと変化】@JR身延線 富士駅(CC00)ホーム

初めは富士から身延線という前座ですが…(出発地点:御殿場線 裾野駅)

御殿場線(CB)・身延線(CC)のワンマン列車でお馴染みの313系ですが、見違えるような変化がありました。それは列車内照明で、時代の変化に基づき蓋付きLED蛍光灯に交換されています。

これより山梨方面へ向かうわけですが、普通列車では甲府まで3時間はざらなので、特急ふじかわ号ならば2時間弱(身延線内最高85km/h)と早く快適という事で、乗り放題切符で特急に乗車可能ならばという事で、ふじかわ3号に乗車となりました。

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【週末なら快適・お得】※時間の都合上、1枚目(同一見出内)は甲府駅到着後撮影

前述の通り、富士駅(CA08・CC00)からは特急ふじかわ3号(富士:10時15分発)で甲府駅(CO43)まで向かいます。静岡駅(CA17)が始発ですが、東海道線区間は座席が逆方向の為、注意が必要です。静岡からですと、国道52号・[E52]中部横断道経由の高速バスも出ていますので、鉄道は(身延線富士宮以北単線だが)定時・快適、バスは安価で選択した方が良いです。

今回は週末の利用で、18切符では特急は別途課金になりますので、休日乗り放題パスの方が特急券プラスでもOKで安上がりと言えます。なお夏休み期間(繁忙期)の為、指定席の1号車・半個室(セミコンパートメント)では通常の¥200増しで、指定券で¥2,000近くは頂けませんので、時期を問わない自由席(2・3号車:今回は3号車10番窓側に着席)としました。

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何と言いましても、県境(十島駅より山梨県)が含まれる富士宮〜身延間が急峻故に速度が出せないので、この辺りが長く感じられました。井出〜内船(うつぶな)間と下部温泉市川大門間の両区間では[E52]中部横断道(久那土駅付近以北有料区間)に沿っていて、その付近には国道52号もあり、この辺りは隣県間の交通の要衝となっています。なおふじかわ3号は列車行き違いの為、途中の下部温泉駅(停車駅)の一つ先の甲斐常葉駅では運転停車(客扱いなし)があります。

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甲府だが吉田うどん】@麺ズ冨士山うどん(JR東日本甲府駅改札外 セレオ甲府内5F)

せっかく山梨まで来ましたので、甲府駅駅ナカ(改札外)の吉田うどんが頂ける飲食店で腹ごしらえとしました。コロナ禍ではありますので、通常より1時間短い20時30分までの営業です。こちらでは辛味噌ネギうどんを注文しました。単品ですが味噌汁付きでも¥1,000を切る値段となりました。

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【実は乗り納め】@JR東日本 甲府駅3番線(充当:211系N602[旧:N2]編成)

冒頭にもありますように、今回は日帰り温泉が目的で、石和健康ランドに近い石和温泉駅(CO41)まで塩山方面の普通列車で向かいました。甲府石和温泉間は片道¥200(IC:¥199)とお手頃で、石和温泉は一部の特急あずさ号(定期:3・16・44・55号)・かいじ号(全列車)も停車しますが、いかんせん全車指定席で¥800近く課金しても、たった7〜8分では勿体ないので、素直に各駅で良い気がします。

健康ランドへ行く時に乗車した211系(セミクロスシート)ですが、2014年ダイヤ改正までは東海道線沼津駅まで乗り入れていましたが、中央本線115系の置き換えで導入されています。この車両、実際E233系に置き換わるのが濃厚で、そう長くない事もあり、とうとう乗り納めとなった次第です。因みにウンチクになるかもしれませんが、転用前はサハ(中間車・モーターなし)とグリーン車が各2両ありましたが、それを差し引いて同路線普通列車最長の6両となっていますが、いかんせんトイレ2箇所とも古い和式で、将来の置き換えに追い打ちが掛けられたと言ったところです。トイレは駅構内の方が1以上新しい洋式の場合があるので、感染防止の観点で、個人的には乗車前・下車後の方が良いでしょう。

因みに甲府駅に戻る時は、行きの真逆のロングシート6両(N611[旧:N25]編成:Twitterに掲載済)で、東海道線時代の名残が感じられました。

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石和温泉駅(CO41)を下車しましたが、健康ランドシャトルバスまで時間がありましたので、駅前の足湯に立ち寄りました。熱海駅(JT21)前とは異なり、ソーシャルディスタンス前提で、コロナ禍でも入る事が出来ました。足湯の真向かいには石和のイオンがあり、その中には第2日曜日全品5%引でお馴染みのザ・ビッグ(イオン系列)が入っています。

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甲府盆地スーパー銭湯】@石和健康ランド(山梨県笛吹市)

石和健康ランドは埼玉県と山梨県を繋ぐ国道140号沿いにあります。やはり山梨県中心部に位置するのか、山梨ナンバーの車が多い事から、この辺りは車社会に近い感じがします。この温泉施設は週末も平日と同じ価格で、興津駅(CA13)付近の駿河健康ランド同様、コスパ重視と言えます。ただ館内設備は先のところに劣りますが、遊び場が意外と充実しています。

この日は露天風呂に入浴中豪雨に、身体洗いの最中停電に見舞われ、屋内浴場に避難を一時的に強いられました。盆地(扇状帯)の場所故に天候は変わりやすいので、それは致し方なしでしょうかと。それ以降山梨県を出るまではあいにくの天気で推移していました。

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甲府駅前の光景】

題の通り、甲府駅に戻り下車した時に目撃した2枚となります。上は中央線では臨時特急となった武田菱模様のE257系(9両:M-111編成)で東海道線特急の踊り子号・しょうなん号に入らない車両、下は朝ドラ(花子とアン)を彷彿させる建物(古い学校!?)です。

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【これでも最速達】

甲府から静岡県に戻る時も特急車両で一気に移動しました。身延線は、前述の通り急峻でカーブが連続していて、富士まで乗車のふじかわ号(→14号の甲府18時台発が特急としての最終)は同路線最高速度85㎞/hと、実のところ日本で最も遅い特急として知られています。これでも隣県間の移動は最速達です。

富士からは東海道線で沼津(CA03・CB18)へ向かいますが、意外と長距離の移動という事もあり、やはり3密回避という事で、すぐの普通列車を見送り、休日も運行のホームライナー沼津8号(¥330追加課金)で帰路へつきました。因みに特急ふじかわ14号では、富士~沼津間普通列車でも沼津には21時に到着します。

そして沼津からは御殿場線で出発地点の裾野に戻り、帰宅の途につきました。