静スソ備忘録

日々の発見・外出先での情報に重きを置きます。

#774 貴重な新幹線N700Sに乗車・潜入

皆様こんにちは。静スソと申します。

そう言えばですが、今年の夏にJR東海の新しい新幹線N700系・N700Sに乗車(8/12)・撮影(8/1・8/12:最初の写真のみ8/1撮影分[最初2枚はTwitter既載済])にこぎ着けました。今年は新型コロナの影響による三密回避で、運行列車についてはTwitterで把握(7月・8月のみ)可能でした。1年前は、東京モーターショーの帰りに新幹線に乗車しましたが、初期のN700系(改造編成)で、今回乗車した列車は、段違いの車内となっていました。


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【ワンランク上のN700系】@上:三島駅(新幹線ホーム)、下:浜松駅(新幹線ホーム)

今年7月に運行開始したN700S(N700系)ですが、10月時点で7編成(確認試験車両除く)在籍していまして、N700系全体としては少数精鋭のような立ち位置となっています。写真のように、車体に『Supreme』ロゴがあり、上質で一新したN700系である事が伺えます。

8月12日に浜松で(県内だがGo To トラベル関連で)宿泊した時はJ3編成(JR東海車両)で、静岡~浜松間でひかり659号に乗車です。出発駅は沼津(CA03・CB18)で、静岡(CA17)での東海道線からの乗換時間が少ない為、改札に入ってすぐ車内なので、静岡での撮影は出来ませんでしたのでご了承を。 

~普通車~
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【大幅改良された座席】→普通車(5号車:自由席)

前述の通り、静岡~浜松間と比較的長い区間ではないので、自由席(ひかり号:前5両)で、偶然空いていた18番窓側席を利用しました。何と5月下旬から設定された、特大荷物の乗客優先の座席です。

普通車の座席を見ますと、N700AN700aの車両とは異なる仕様となっています。座席はスリムで、模様がドットではなく波に変更、窓側席以外のコンセント新設と実に分かりやすい変化です。普通車の真骨頂として、座席リフライニングの改良が特筆すべき点で、後ろに倒すと座面が同時に持ち上がる仕組みとなっています。また座席前方には引っ掛けが付いていたり、窓側の枠が500mlペットボトル飲料のサイズに拡大していて、利用時の利便さが織り込まれているように感じられます。

 

グリーン車

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【高級感増した座席】→グリーン車(8号車:指定席)

グリーン車については浜松にて、のぞみ号通過待ちの時に撮影しています。こちらは時間の関係上、座席設備の撮影は省略しています。設備については下記サイトを参照下さい。

いずれにしましても、N700系1000番台(N700A)とは真逆の趣きで、明るくゆとりがある大きな座席である事が見て取れます。その場で確認した限り、コンセント・読書灯・座面が稼働するリフライニングシート・フットレストの全席設置はN700Aと変わらず、座席と足元設備がサイズアップしたほどです。

詳細サイト↓

saitoshika-west.com

 

 

~客室内(普通車)~

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【¥990課金とは思えないクオリティ】

N700Sでは、客室内の案内表示が、N700AまでのLEDから液晶ディスプレイとなっていて、情報量が格段にアップしました。特に現在走行位置のリアルタイム表示は特筆すべき画期的試みと言えます。静岡~浜松間は新幹線の自由席特急料金が¥1,000を切る破格な価格設定で、特にひかり号であれば、2~3倍の価値があるのではないかと思います。

後者は列車名(号数含む)・次駅は駅発着時、号車・席種別はディスプレイの横に常時表示ですが、前者はそれらが全て一画面に集約され、広告宣伝も同時に表示されています。

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 N700Sの注目は、停車駅到着直前に、後光の光が差すかの如く、荷物棚部分が明るくなります。これまでになかった乗り過ごし抑制が備わっていまして、総じて令和の新幹線である事は確かであると言えます。

そのN700Sですが、2年後(2022年)に暫定開業する九州新幹線・長崎ルート(JR九州 武雄温泉~長崎間:新鳥栖~武雄温泉は未着工[在来線運行有])のかもめ号として導入され、800系つばめ号同様に1編成6両となります。かもめ号は博多~長崎間の在来線特急列車(885系電車ほか)で、昭和50年代から親しまれていて、未開通区間についてはリレー特急での運行となる予定です。